ワトソニア(ヒオウギズイセン)
- ワトソニアは、アヤメ科ワトソニア属の多年草です。南アフリカ原産で、多くは山地、一部は平地、草原、湿地に自生しています。 ワトソニアは、秋に植えて初夏に花が咲く球根植物で、常緑種と葉が枯れて休眠する種類があります。葉は剣のようなフォルムで、茎は直立し、分枝するものとしないものがあり、真直ぐに伸びた茎に縦に連ねるようにラッパ状の花をたくさん咲かせます。グラジオラスを小さくしたような草姿ですが、花の基部が円柱状で細く苞があり、途中からふっくらとふくらみを持っているところが異なります。白花を咲かせるアーデルネイや、ピンクの花のボルボニカ、紫がかったピンクの花のピラミダタなどの品種、さらに交配種が多く作出されており、白、ピンク、オレンジ、赤、紫など、豊富な花色が魅力です。園芸品種の中には芳香を持つ品種や、草丈40cm程度の矮性種もあります。 Watsonia という属名は、18世紀のイギリスの植物学者ウィリアム・ワトソン卿の名前に由来します。和名のヒオウギズイセンは、剣のような葉のフォルムがヒオウギという植物に似ていることに由来しています。ラッパのようなフォルムの花を咲かせることから、ラッパユリという意味の Bugle lily という英名があります。