ヤセウツボ
- ヤセウツボはハマウツボ科の一年草で寄生植物です。日本の在来種ではなく、外来種です。主にマメ科やキク科の植物に寄生します。特にマメ科のシャクジソウ属を好むので、アカツメクサやシロツメクサの群生のなかで見られることが多くあります。葉緑素を持たないので、色は全体的にベージュに近い茶色をしています。 ヤセウツボは葉も葉緑素も持たないので自分で光合成をすることはありません。つまり自分で養分を作ることが出来ないので、その代わりに他の植物の根に自分の根を寄生させて養分を取ります。 春になるとアカツメクサやシロツメクサの群生の中などで見つかります。他にもキク科やセリ科の植物の根にも寄生します。草むらの中から10㎝から40㎝くらいの茶色のヤセウツボが地面からにょきっと出ているので、目立ちます。 葉緑素を持ちませんが、他の植物に寄生して開花結実します。繁殖力が強いので、見付けたら早めに抜くようにしてください。日本では要注意外来生物に指定されています。