赤い葉っぱの植物33種!観葉植物、庭木、雑草まで。名前がわかります
山田智美
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赤い葉ってどんな葉っぱ?クリスマスの赤い葉は?赤い葉の仕組みや紅葉との違い、赤い葉の植物を観葉植物、庭木、低木、草花、ハーブ、雑草まで。多岐に渡って紹介します。
目次
- 赤い葉とは?赤い葉の意味
- 赤い葉と紅葉の違い
- クリスマス時期の赤い葉の観葉植物の名前は?
- 赤い葉の観葉植物8種
- 赤い葉の庭木2種
- 赤い葉の低木4種
- 赤い葉の花が咲く木2種
- 赤い葉の草花13種
- 赤い葉のハーブ2種
- 赤い葉の雑草2種
赤い葉とは?赤い葉の意味
赤い葉とは、秋の紅葉に関係なく葉が赤い植物のことを指しています。赤以外にもオレンジや紫など、グリーン以外の色をしている葉を「カラーリーフプランツ」と読んだりもします。
葉が赤い色をしている意味は所説あって判然としません。何かの都合でグリーンよりも赤の色素が強く出ているようです。
赤い葉の光合成
赤い葉も光合成を行っています。光合成とは簡単に言うと、植物が生きていくために水と日光、酸素を取り入れて栄養に変えることを言います。この光合成は葉緑素を使用して行われます。
グリーンの面積が少ないと葉緑素が足らず光合成ができないのではないか、と心配になりますがそんなことはありません。赤い葉の植物もきちんと光合成を行っています。
赤い葉と紅葉の違い
赤い葉と紅葉の違いは栄養です。とても簡単に説明すると、秋や冬ではないのに赤い色をした葉は赤の色素が強いもの。紅葉は植物が冬支度に入り始めると起こります。気温が下がり、日照時間が短くなることなどから栄養が足りなくなり、葉緑素の働きが鈍くなってグリーンの色が薄れていき紅葉するという仕組みです。
クリスマス時期の赤い葉の観葉植物の名前は?
クリスマスになると街中で見かけるようになる赤い葉の植物はポインセチアです。ポインセチアの赤い部分は花ではなく苞という部分です。ポインセチアは日照時間や気温に反応して赤く色を変える特徴があります。ちょうどクリスマスの頃に真赤な色で私たちの目を楽しませてくれます。
赤い葉の観葉植物8種
ドラセナ
- 学名:Dracaena
- 科名:リュウゼツラン科
ドラセナの特徴
ドラセナはたくさんの品種があり、赤系の葉の品種もいくつかあります。葉はシャープな印象のものが多く、育てやすく管理が楽なので人気があります。とても種類が多く、幹の太さや葉の色、形も様々です。
アグラオネマ
- 学名:Aglaonema
- 科名:サトイモ科
アグラオネマの特徴
アグラオネマは熱帯アジア原産の観葉植物。広い葉に赤い斑が入ります。日当たりの良い室内で管理します。
フィカス
- 学名:Ficus
- 科名:クワ科
フィカスの特徴
フィカスはゴムの木の仲間で観葉植物として人気があります。フィカスの仲間には、葉に白や赤の斑が入る品種があります。フィカス・ルビー、フィカス・エラスティカ・バーガンディ、フィカス・ベリーズなどが赤斑の入る品種です。
カラジューム
- 学名:Caladium
- 科名:サトイモ科
カラジュームの特徴
カラジュームは薄く大きな葉が美しい観葉植物。あまり大きくならないので場所を選ばず育てやすいのが魅力です。カラジュームには赤や白の斑入りの品種があります。
ペペロミア
- 学名:Peperomia
- 科名:コショウ科
ペペロミアの特徴
ペペロミアはコショウ科の観葉植物。葉の模様の美しさとちょっと肉厚な葉が特徴です。ペペロミアには赤や白の斑入りの品種があります。
コルジリネ
- 学名:Cordyline
- 科名:キジカクシ科
コルジリネの特徴
コルジリネは平たい葉と縦に入った葉の筋が美しい観葉植物。グリーンの他に赤い葉のもの、さらに外側に白斑が入る品種などがあります。切り花の花材としも人気です。
ヒポエステス
- 学名:Hypoestes
- 科名:キツネノマゴ科
ヒポエステスの特徴
ヒポエステスはまだら模様が特徴的な観葉植物。日当たりの良い室内でも春から秋は屋外でも育てられます。ヒポエステスの模様は多様で、グリーン、白、ピンク、赤など多くの種類があります。
ポインセチア
- 学名:Euphorbia pulcherrima
- 科名:トウダイグサ科
ポインセチアの特徴
ポインセチアはクリスマス時期になると出回る観葉植物。赤く見える部分は花ではなく、苞と言われる部分です。ポインセチアは気温と日照時間に反応して赤く色を変えるのが特徴です。
赤い葉の庭木2種
レッドロビン(ベニカナメモチ)
- 学名:Photinia × fraseri
- 科名:バラ科
レッドロビンの特徴
レッドロビンは新芽の赤が印象的な常緑高木です。レッドロビンはカナメモチとオオカナメモチのかけ合わせ品種で、赤い新芽を出すのが特徴です。常緑で葉の緑と赤のコントラストが美しいので生垣としても人気の庭木です。
ベニバナトキワマンサク
- 学名:Loropetalum chinense
- 科名:マンサク科
ベニバナトキワマンサクの特徴
ベニバナトキワマンサクはショッキングピンクの花と暗い赤色の葉が印象的な常緑高木です。春先にリボンのような特徴的な花を咲かせます。ベニバナトキワマンサクは常緑で葉の密度も高いことから、生垣としても人気があります。
赤い葉の低木4種
メギ
- 学名:Berberis thunbergii
- 科名:メギ科
メギの特徴
メギは赤や明るいグリーンの葉が美しい落葉低木です。枝には小さなトゲがあるので、生垣にも好まれます。アカバメギと呼ばれる暗い赤色の葉の品種や、赤銅色の品種などがあります。
アベリア・コンフェッティ
- 学名:Abelia × grandiflora
- 科名:スイカズラ科
アベリア・コンフェッティの特徴
アベリア・コンフェッティは赤く色づく新芽が美しい品種です。新芽の時には赤く、時間の経過とともに縁白の斑が入った葉になっていきます。
ドドナエア・プルプレア
- 学名:Dodonaea viscosa
- 科名:ムクロジ科
ドドナエア・プルプレアの特徴
ドドナエアはオリーブを思わせるような細い葉が印象的な常緑低木です。ドドナエア・プルプレアはパープレアとも呼ばれ、ワイン色の葉が美しい品種です。
アメリカテマリシモツケ・ディアボロ
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学名:Physocarpus opulifolius
科名:バラ科
アメリカテマリシモツケ・ディアボロの特徴
アメリカテマリシモツケ・ディアボロはアメリカテマリシモツケの中でもワイン色の葉が印象的な品種です。春に咲く白い花とのコントラストも美しく庭木として人気があります。
赤い葉の花が咲く木2種
ベニバスモモ
- 学名:Prunus cerasifera
- 科名:バラ科
ベニバスモモの特徴
ベニバスモモは赤銅色の葉が印象的な落葉高木です。春には桜を一回り小さくしたような白い花を咲かせます。夏に小さな果実を実らせます。
スモークツリー
- 学名:Cotinus coggygria
- 科名:ウルシ科
スモークツリーの特徴
スモークツリーは名前の通り煙を思わせるようなふわふわとした花が印象的な落葉高木です。スモークツリーにはロイヤル・パープルやグレースなどの赤い葉の品種があります。
赤い葉の草花13種
ヒメツルソバ
- 学名:Persicaria capitata
- 科名:タデ科
ヒメツルソバの特徴
ヒメツルソバはグランドカバーとして人気の多年草です。葉色は赤の他、グリーンや斑入りのものもあります。金平糖のような小さな花が可愛らしい植物です
ヒューケラ
- 学名:Heuchera
- 科名:ユキノシタ科
ヒューケラの特徴
ヒューケラは葉の色のバリエーションが豊富で、カラーリーフプランツとして人気の常緑多年草です。ヒューケラは赤い葉の品種も豊富で、紫がかった赤や赤銅色、鮮やかな赤などがあります。春に咲く小さな花も可愛らしいのが魅力です。
アカバセンニチコウ(アルテルナンテラ)
- 学名:Alternanthera
- 科名:ヒユ科
アカバセンニチコウの特徴
アカバセンニチコウはボルドーカラーの赤い葉が特徴的な一年草です。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。秋には白い小さく可愛らしい花を咲かせます。
ゴシキドクダミ
- 学名:Houttuynia cordata
- 科名:ドクダミ科
ゴシキドクダミの特徴
ゴシキドクダミは赤や黄、白の斑が入るドクダミです。特に新しい葉の縁に大きく赤い斑が入ります。花や香りは他のドクダミと同様です。
ベゴニア
- 学名:Begonia
- 科名:シュウカイドウ科
ベゴニアの特徴
ベゴニアは世界中に数えきれないくらいの種類が存在する多年草です。葉の形、色も様々で赤系の葉のベゴニアもあります。肉厚な花と葉が特徴です。
オキザリス
- 学名:Oxalis
- 科名:カタバミ
オキザリスの特徴
オキザリスはカタバミ科の多年草です。葉がボルドーカラーの品種もあります。葉の色は他に明るいグリーンやグリーン、花色はピンク、白、黄色など種類が豊富です。
赤葉クローバー
- 学名:Trifolium
- 科名:マメ科
赤葉クローバーの特徴
赤葉クローバーはシロツメクサの園芸品種です。銅葉クローバーとも呼ばれます。暗い赤銅色の葉にピンク色の花を咲かせます。
ケイトウ
- 学名:Celosia
- 科名:ヒユ科
ケイトウの特徴
ケイトウは鶏のトサカに似た形状の花を咲かせる一年草です。鮮やかな赤い葉の品種もあります。花色も豊富で赤の他に黄色やオレンジ、ピンクなどがあります。
ハゲイトウ
- 学名:Amaranthus
- 科名:ヒユ科
ハゲイトウの特徴
ハゲイトウは色鮮やかな葉を楽しむ植物です。葉が真赤な品種もあります。カラーリーフプランツとしてお庭に彩りを与えてくれます。
ユーフォルビア ・ブラックバード
- 学名:Euphorbia x martinii Black Bird
- 科名:トウダイグサ科
ユーフォルビア ・ブラックバードの特徴
ユーフォルビア ‘ブラックバード’は、「ユーフォルビア・マルティニ」の中の銅葉品種になります。銅葉のユーフォルビアは他にアミグダロイデス・プルプレウムなどあります。
ハツユキカズラ
- 学名:Trachelospermum asiaticum
- 科名:キョウチクトウ科
ハツユキカズラの特徴
ハツユキカズラは新芽の赤みがかったピンク色が美しい多年草です。赤の他に白斑の入り、鮮やかで目を引きます。常緑なのでグランドカバーにも使用されます。
ヘンリーヅタ
- 学名:Parthenocissus henryana
- 科名:ブドウ科
ヘンリーヅタの特徴
ヘンリーヅタはブドウ科のつる植物です。葉の表と裏で色が違います。ヘンリーヅタは葉裏が四季を通して赤いのが特徴です。冬期は落葉します。
コリウス
- 学名:Solenostemon scutellarioide
- 科名:シソ科
コリウスの特徴
コリウスは室内でも屋外でも育てられるカラーリーフプランツです。葉の鮮やかな赤が特徴で、庭の中でアクセントになります。
赤い葉のハーブ2種
アカシソ
- 学名:Perilla frutescens
- 科名:シソ科
アカシソの特徴
アカシソは日本で昔から親しまれてきた和ハーブです。アカシソは深い紫がかった赤い葉をしています。グリーンのシソと同様に薬味に使われます。また、梅干しの色付けにも一役買っています。
チコリ
- 学名:Cichorium intybus
- 科名:キク科
チコリの特徴
チコリは苦みが特徴のキク科の野菜です。チコリにはボルドーカラーの品種があります。サラダに使用すると鮮やかな色を楽しめます。
赤い葉の雑草2種
アカザ
- 学名:Chenopodium album
- 科名:ヒユ科
アカザの特徴
アカザは道端や空き地など身近なところに生える雑草です。新芽の中心部が紫がかった赤色をしているのが特徴です。キヌアやほうれん草もアカザの仲間になります。
アカカタバミ
- 学名:Oxalis
- 科名:カタバミ科
カタバミ特徴
カタバミは道路脇や花壇、空地など身近なところで見かける多年草です。暗い赤褐色の葉の品種もあります。黄色の花を咲かせるものや、ピンクの花のものなどがあります。
赤い葉の植物を33種類紹介しました。赤い葉の植物は意外と身近なところにあります。紅葉ともちょっと違う赤い葉はグリーンの植物の中できれいなアクセントになってくれます。赤い葉の植物を探して育てて、もっと身近に感じてみませんか。
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