生垣とは?生垣の作り方や剪定、おしゃれな生垣におすすめの種類28選

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山田智美

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生垣ってなんでしょう。生垣の基本的な意味や読み方、作り方、手入れ、生垣に向いている庭木の特徴のお話です。さらに生垣におすすめの庭木を、目的別にずらりと28種類紹介します。

目次

生垣とは?生垣の読み方や意味

生垣とは?生垣の読み方 生垣とは、「植物で作る垣根」です。垣根とは、敷地を区別するための囲いのこと。フェンスやトレリスなどの無機質のものではなく、生きた植物で作る垣根だから「生垣」です。  「生垣」の読み方は生垣は、いけがきと読みます。送り仮名の「け」は入りません。  生垣の意味 生垣は隣家との境目や道路との境界線など、敷地の内側と外側を隔てる意味を持っています。生垣を設置することで、目隠しや防犯といったプライバシーや安全の確保、動物や不要なものの侵入を防ぐこともできます。  また、フェンスやブロックといったもので作る垣根よりも暖かみがあり、見た目にも美しいのが生垣の魅力です。

生垣とは?生垣の読み方

生垣とは、「植物で作る垣根」です。垣根とは、敷地を区別するための囲いのこと。フェンスやトレリスなどの無機質のものではなく、生きた植物で作る垣根だから「生垣」です。

「生垣」の読み方は、いけがきと読みます。送り仮名の「け」は入りません。

生垣の意味

生垣は隣家との境目や道路との境界線など、敷地の内側と外側を隔てる意味を持っています。生垣を設置することで、目隠しや防犯といったプライバシーや安全の確保、動物や不要なものの侵入を防ぐこともできます。

また、フェンスやブロックといったもので作る垣根よりも暖かみがあり、見た目にも美しいのが生垣の魅力です。

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生垣の作り方

生垣の作り方は、敷地の境界線部分に植栽をするだけ。難しく考える必要はありません。必ずしも同じ種類の植物で統一する必要もありません。景観や目的、好みに応じて数種類の庭木を植えてみるのも景色に変化がついて楽しくなります。

生垣の作り方は、敷地の境界線部分に植栽をするだけ。難しく考える必要はありません。必ずしも同じ種類の植物で統一する必要もありません。景観や目的、好みに応じて数種類の庭木を植えてみるのも景色に変化がついて楽しくなります。

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生垣に向いている庭木の特徴

生垣に向いている植物の特徴を紹介します。好みや目的に応じて選択する際の参考にして下さい。  常緑樹 生垣は敷地の境界線を明確にするために設置するもの。目隠しや防犯といった役割もあります。冬でも葉を落とさない常緑樹は、外からの視線をシャットアウトしてくれるので、目隠し効果があります。また、枝葉が繁っていれば外部からの侵入者を遮断することができ、防犯効果も期待できます。  さらにブロックなどで完全に遮蔽してしまうのとは違い、植物の垣根である生垣は風や光うを通すので、圧迫感がなく心地の良い空間を確保できます。  病害虫の被害が少ない 生垣は植物で作る垣根なので、手入れは必要です。病害虫の被害にあいやすい樹種は管理に手間がかかります。生垣の樹種を決める際には、手入れの手間や頻度もあわせて検討するようにしましょう。  枝葉の密度が高い 外部からの目線と侵入者をシャットアウトできなければ生垣の意味がありません。枝葉の密度の高いものを選べば、それだけ目線と侵入者を防げるようになります。

生垣に向いている植物の特徴を紹介します。好みや目的に応じて選択する際の参考にして下さい。

常緑樹

生垣は敷地の境界線を明確にするために設置するもの。目隠しや防犯といった役割もあります。冬でも葉を落とさない常緑樹は、外からの視線をシャットアウトしてくれるので、目隠し効果があります。また、枝葉が繁っていれば外部からの侵入者を遮断することができ、防犯効果も期待できます。

さらにブロックなどで完全に遮蔽(しゃへい)してしまうのとは違い、植物の垣根である生垣は風や光うを通すので、圧迫感がなく心地の良い空間を確保できます。

病害虫の被害が少ない

生垣は植物で作る垣根なので、手入れは必要です。病害虫の被害にあいやすい樹種は管理に手間がかかります。生垣の樹種を決める際には、手入れの手間や頻度もあわせて検討するようにしましょう。

枝葉の密度が高い

外部からの目線と侵入者をシャットアウトできなければ生垣の意味がありません。枝葉の密度の高いものを選べば、それだけ目線と侵入者を防げるようになります。

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おしゃれな生垣とは?

おしゃれな生垣とは、景観を損なわないものであること。景色に上手く馴染んでいるかどうかが重要です。  和風の建物やお庭なら生垣も和風のものを、洋風なら生垣も洋風にしましょう。自宅の建物やお庭の雰囲気にあわせて生垣の種類を選べば、問題ありません。

おしゃれな生垣とは、景観を損なわないものであること。景色に上手く馴染んでいるかどうかが重要です。

和風の建物やお庭なら生垣も和風のものを、洋風なら生垣も洋風にしましょう。自宅の建物やお庭の雰囲気にあわせて生垣の種類を選べば、問題ありません。

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生垣の手入れとは?

生垣は境界線を示すものなので、公道や燐家に大きく飛び出したり、周囲の迷惑になってはいけません。植物は日々生長しています。大きく育ちすぎてしまったら、適宜剪定を行うようにしましょう。周囲に迷惑をかけないような配慮が必要です。  また、混み合った枝をそのままにしておくと、内側の枝や葉に日が当たらず、樹形が乱れていく原因になります。風通しの悪くなった庭木は病害虫の被害にあいやすくもなります。姿を整える為だけでなく、1年に1度くらいは様子を見て剪定を行うようにしましょう。

生垣は境界線を示すものなので、公道や燐家に大きく飛び出したり、周囲の迷惑になってはいけません。植物は日々生長しています。大きく育ちすぎてしまったら、適宜剪定を行うようにしましょう。周囲に迷惑をかけないような配慮が必要です。

また、混み合った枝をそのままにしておくと、内側の枝や葉に日が当たらず、樹形が乱れていく原因になります。風通しの悪くなった庭木は病害虫の被害にあいやすくもなります。姿を整える為だけでなく、1年に1度くらいは様子を見て剪定を行うようにしましょう。

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生垣におすすめの洋風な庭木6種類

シルバープリベッド(シルバープリぺッド)

分類:半落葉低木 樹高:1~3m 花期:4月~5月 シルバープリベッドは斑入りの小さな葉が可愛らしいモクセイ科の低木です。半落葉ですが温暖な地域ではほぼ常緑です。春に小さな香りの良い花を咲かせ、秋に黒い果実を付けます。

  • 分類:半落葉低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:4月~5月

シルバープリベッドは、斑入りの小さな葉が可愛らしいモクセイ科の低木です。半落葉ですが温暖な地域では、ほぼ常緑です。春に小さな香りの良い花を咲かせ、秋に黒い果実を付けます。

シルバープリペット(シルバープリベット)

  • シルバープリペット(シルバープリベット)は、斑入りの葉が美しい、モクセイ科の常緑から半落葉低木です。一般的に「シルバープリペット」の名前で流通していますが、本来は「シルバープリベット」が正しい発音です。 斑入りの小さな葉と、華奢な枝を放射状に広げる樹形が人気で、庭木や植え込みに多用されています。斑の色は白というよりクリーム色に近く、グリーンの部分も色が淡いので、周囲の景色と馴染みやすい樹木です。春から初夏には白い香りの良い小花を咲かせます。 非常に生育旺盛で生長が早く、放っておくと3mくらいにまで生長します。あまり大きくしたくなければ、適宜剪定をしましょう。花後に剪定をせずに放っておくと結実し、黒く小さな実をブドウのように枝の先にたわわに実らせます。

マートル

分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:5月~6月 マートルは地中海地方原産のフトモモ科の常緑低木です。光沢のある葉が美しい庭木です。初夏に梅に似た白い花を咲かせます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:5月~6月

マートルは、地中海地方原産のフトモモ科の常緑低木です。光沢のある葉が美しい庭木です。初夏に梅に似た白い花を咲かせます。

ギンバイカ(マートル)

  • ギンバイカ(マートル)は地中海沿岸原産の常緑低木です。春に花びらが5枚の梅に似た花を咲かせるところから、和名を銀梅花(ギンバイカ)と言います。ハーブとして扱われる場合は「マートル」という名前で流通しています。 冬にはオリーブに似た黒い果実を付けます。光沢のある明るいグリーンの葉には芳香があり、ハーブとして肉料理などに利用される他、ギンバイカ(マートル)の精油も人気があります。ギンバイカ(マートル)は古代ギリシャを始め、ヨーロッパでは昔から神聖な樹とされてきました。「祝いの木」とも言われ、ヨーロッパでは昔から結婚式で使用されてきました。日本でも枝もの花材として流通しています。 常緑で葉の密度も高いことから生垣としてもよく利用されます。斑入りの品種「バリエガタ」は、より柔らかい印象を与えます。また、樹高が1mほどで、葉も小さく比較的コンパクトに栽培できるヒメギンバイカ(姫銀梅花)という品種もあり、別名ドワーフマートルとも呼ばれています。 同じフトモモ科の植物にギンバイカ(マートル)と名前が似ているレモンマートルがありますが、ギンバイカ(マートル)はギンバイカ属、レモンマートルはバクホウシア属の別の植物です。

ドドナエア

分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:6月 ドドナエアはムクロジ科の常緑低木です。葉色がグリーンのものと赤銅色のものがあります。オリーブを思わせるような華奢な樹形が魅力です。大きくなり過ぎないので、育てやすい庭木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:4月

ドドナエアは、ムクロジ科の常緑低木です。葉色がグリーンのものと赤銅色のものがあります。オリーブを思わせるような華奢な樹形が魅力です。大きくなり過ぎないので、育てやすい庭木です。

フェイジョア

分類:常緑高木 樹高:5~6m 花期:7月~8月 フェイジョアはピンクの花を咲かせる常緑高木です。強い刈り込みにも耐えるので、低く刈り込んで管理することも可能です。夏に咲く花はエディブルフラワーとして食べることができます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~6m
  • 花期:7月~8月

フェイジョアは、ピンクの花を咲かせる常緑高木です。強い刈り込みにも耐えるので、低く刈り込んで管理することも可能です。夏に咲く花は、エディブルフラワーとして食べることができます。

フェイジョア

  • フェイジョアは、高さ5~6mになるフトモモ科の常緑小高木で、庭木や生垣にも用いられます。葉は長さ5~7cmの卵形の楕円形で革のような光沢があります。葉の裏面には綿毛が密に生えて銀白色です。7月~8月に直径4cm程度の花が咲きます。分厚い花弁の外側は白い綿毛が生え、内側は薄紫色、鮮やかな赤いおしべが特徴的です。エディブルフラワーとして食べることもできます。フェイジョアの果実は卵状の楕円型で灰緑色。果肉はパイナップルのような香りがあり、生食やジャムにして食べられます。フェイジョアは別名をパイナップルグアバといい、日本には昭和初期にアメリカから渡来しました。暖地性の樹種ですが、寒さにも強く成木ではマイナス10度にも耐えられます。

ウェストリンギア

分類:常緑低木 樹高:~1.5m 花期:四季咲き ウェストリンギアは別名を「オーストラリアンローズマリー」ともいう、シソ科の常緑低木です。見た目はローズマリーによく似ていますが、食用にはできません。細い葉と華奢な樹形が美しい低木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:~1.5m
  • 花期:四季咲き

ウェストリンギアは、別名を「オーストラリアンローズマリー」ともいう、シソ科の常緑低木です。見た目はローズマリーによく似ていますが、食用にはできません。細い葉と華奢な樹形が美しい低木です。

ウエストリンギア

  • ウエストリンギアはシソ科の常緑低木です。別名をオーストラリアンローズマリーと言い、木立性のローズマリーに良く似た形状をしています。違いは、ウエストリンギアの方が葉の色が淡く枝も華奢で柔らかく、触れても香りがしません。花はローズマリーに良く似た薄紫の小花を咲かせます。 ウエストリンギアは日当たりさえ良ければ(真夏と真冬以外は)一年中花が楽しめる四季咲きです。特に春から初夏は花数も多く、観賞を楽しめます。ローズマリーに比べて生長が早く、茂みになります。   斑入りの品種もあり、より軽やかな印象を受けます。

ローズマリー

分類:常緑低木 樹高:~2m 花期:四季咲き ローズマリーは香りが良いことで有名なシソ科の常緑低木です。葉の密度が高く、刈り込みに耐えるので、トピアリー仕立てにすることも可能です。香りの良い葉は料理やポプリに使用するなど、ハーブとして活躍します。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:~2m
  • 花期:四季咲き

ローズマリーは、香りが良いことで有名なシソ科の常緑低木です。葉の密度が高く、刈り込みに耐えるので、トピアリー仕立てにすることも可能です。香りの良い葉は、料理やポプリに使用するなど、ハーブとして活躍します。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。

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生垣におすすめの花が咲く庭木8種類

アセビ

分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:2月~4月 アセビは小さな壺状の花をかんざしのように、下垂させて咲かせる姿が美しい庭木です。丈夫で大きくならないため、生垣として使いやすい庭木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:2月~4月

アセビは、小さな壺状の花をかんざしのように、下垂させて咲かせる姿が美しい庭木です。丈夫で大きくならないため、生垣として使いやすい庭木です。

アセビ(馬酔木)

  • アセビ(馬酔木)は日本各地に自生するツツジ科の常緑低木です。庭木としても人気があり、個人の庭から公園、街路樹として広く利用されています。初春、沈丁花が咲く頃に白く小さな壺状の花をカンザシのように、房状に咲かせます。白花の他に赤花種もあります。顔を近づけるとほのかに芳香があるのも特徴です。光沢のある明るいグリーンの葉を手のひらを広げたように放射状に付けます。 街中で見かけるアセビ(馬酔木)はきちんと刈り込まれ、樹形が整えられていますが、山野では大きく生長し枝が暴れたようになっている姿も見かけます。 漢字の「馬酔木」は文字通り、馬がこの木を食べると酔ったようになってしまったことから当てられた漢字です。アセビ(馬酔木)には毒性があると言われているので、口に入れることのないように気を付けてください。

トキワマンサク

分類:常緑高木 樹高:3~5m 花期:4月~5月 トキワマンサクはほうきような、筆のような変わった花を咲かせる、マンサク科の庭木です。トキワマンサクというと通常ベニバナトキワマンサクを指しますが、白花種もあります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3~5m
  • 花期:4月~5月

トキワマンサクは、ほうきのような、筆のような、変わった花を咲かせる、マンサク科の庭木です。トキワマンサクというと、通常ベニバナトキワマンサクを指しますが、白花種もあります。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)

  • トキワマンサクはマンサク科の常緑樹。4月~5月にピンクや白の花が一斉に開花し、遠くから見ると木全体が花に覆われているように見えるほど華やかです。 病害虫に強く丈夫なトキワマンサクは、和風、洋風どちらの雰囲気にも合い、街路樹や公園樹、マンションなどのエントランスの植栽としてよく利用されています。芽吹き力が強く刈り込みに耐えるため、生け垣として使うこともできます。 糸状の細い花びらの集合体が花となっている一風変わった見た目をしています。濃いピンクの花を咲かせるベニバナトキワマンサクは、トキワマンサクの変種です。トキワマンサクの色は、白、ピンク、紅、絞りなどがあり、這性、しだれ樹形、二季咲きなど、様々な咲き方の品種が流通しています。

ハーデンベルギア

分類:常緑つる性木本 樹高:1~3m 花期:4月~5月 ハーデンベルギアは紫色の藤を小さくしたような花が美しい、常緑のつる植物です。つる植物ですが常緑であり葉の密度も高いので、フェンスやラティスに誘引させて生垣として使用できます。

  • 分類:常緑つる性木本
  • 樹高:1~3m
  • 花期:4月~5月

ハーデンベルギアは、紫色の藤を小さくしたような花が美しい、常緑のつる植物です。つる植物ですが、常緑であり葉の密度も高いので、フェンスやラティスに誘引させて生垣として使用できます。

ハーデンベルギア

  • ハーデンベルギアは、オーストラリア原産の常緑つる性植物です。つるは細く丈夫で草丈3mほどにもなります。葉は先の尖った楕円形、もしくは丸みを帯びた三角形ともいえる形で、光沢のある濃い緑です。ハーデンベルギアの花色は紫が有名ですが、白や淡いピンク色もあります。 耐寒性もあり、東京以西では戸外で越冬可能です。寒さが厳しい地域では葉を落とすこともありますが、春にはまた芽吹きます。生長が早いので、フェンスやトレリスに絡ませると目隠しの役割を果たしてくれます。

ドウダンツツジ

分類:落葉高木 樹高:2~5m 花期:4月~5月 ドウダンツツジはツツジ科の落葉低木です。落葉樹ですが、春の花、夏の青葉、秋の紅葉まで四季を通じて美しく、強い刈り込みにも耐えるので、生垣として好まれます。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:2~5m
  • 花期:4月~5月

ドウダンツツジは、ツツジ科の落葉低木です。落葉樹ですが、春の花、夏の青葉、秋の紅葉まで四季を通じて美しく、強い刈り込みにも耐えるので、生垣として好まれます。

ドウダンツツジ(灯台躑躅)

  • ドウダンツツジは、春にすずらんに似た白いつぼ型の小さな花を咲かせる落葉低木です。自然樹形の他、刈り込みに堪えるので生垣などにもよく利用されています。また、洋風にも和風にも合うので利用範囲が広く、切り花の枝ものとしても流通しています。

シャリンバイ

分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:5月~6月 シャリンバイは、光沢のある葉魅力的な常緑低木です。初夏に梅に似た白い花を咲かせます。丈夫で育てやすいので生垣に向いています。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:5月~6月

シャリンバイは、光沢のある葉魅力的な常緑低木です。初夏に梅に似た白い花を咲かせます。丈夫で育てやすいので生垣に向いています。

イチゴノキ

分類:常緑高木 樹高:2~5m 花期:11月~1月 イチゴノキはスズランのような花を咲かせる、ツツジ科の常緑高木です。花の後には真赤な可愛らしい実を付けます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:2~5m
  • 花期:11月~1月

イチゴノキは、スズランのような花を咲かせる、ツツジ科の常緑高木です。花の後には真赤な可愛らしい実を付けます。

イチゴノキ

  • イチゴノキは、イチゴのような果実がつくことから名前がつけられましたが、イチゴの属するバラ科ではなく、ツツジ科の常緑低木です。別名、ストロベリーツリーという名前で流通していることもあります。 11月~12月に同じツツジ科のドウダンツツジやブルーベリーの花に似た、白くて小さな壺型の花が開花します。果実になるのは翌年の秋で、実になるまでに1年近くかかります。そのため、花と実を同時に見ることができる珍しい花木です。ツツジ科の植物は酸性土壌を好むのが一般的ですが、イチゴノキはアルカリ土壌でも植栽可能です。   比較的ゆっくりと生長しますが、最終的には5m近くの樹高になることもあります。育てやすく、花も実もかわいらしいため、近年、マンションのエントランスの植栽などでも見かけるようになりました。

ツバキ

分類:常緑高木 樹高:5~10m 花期:11月~12月、1月~3月 ツバキは日本の冬には欠かせない、美しい花を咲かせる常緑高木です。花は一重咲きから八重咲きまであります。ツバキはチャドクガの幼虫の被害にあいやすいという特徴があります。見つけ次第薬剤を散布するようにしましょう。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m
  • 花期:11月~12月、1月~3月

ツバキは、日本の冬には欠かせない、美しい花を咲かせる常緑高木です。花は一重咲きから八重咲きまであります。ツバキは、チャドクガの幼虫の被害にあいやすいという特徴があります。見つけ次第薬剤を散布するようにしましょう。

椿(つばき)

  • 椿(つばき)は日本を代表する花木で、海外でも近年非常に人気の高い樹木です。椿(つばき)は日本の書物、万葉集に記述があるほか、縄文時代の遺跡からも椿の種などが発見されており歴史の古い樹木です。常緑高木で照葉を一年中楽しめ、昔から盛んに園芸品種の作出が行われ、花色、花形、葉の形など多様な品種が栽培されています。特に花の少ない冬に見事な美しい花を咲かせることから、茶花(ちゃばな)の中でも格の高い花で「茶花の女王」とも称されます。また、その種子から採られる「椿油」は髪や肌に良いことから様々な化粧品に用いられています。椿(つばき)の木材は強度が高く質が均一であることから、印鑑や漆器、彫刻の材料として用いられており文化的にも重要な樹木の一つです。

アベリア

分類:常緑低木 樹高:~2m 花期:四季咲き アベリアはスイカズラ科の常緑低木です。環境が合えばほぼ四季咲きで、小さなラッパ型の花を咲かせます。アベリアの花色は白かピンクです。剪定時期をあまり選ばず、強い刈り込みにも耐える、育てやすい庭木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:~2m
  • 花期:四季咲き

アベリアはスイカズラ科の常緑低木です。環境が合えばほぼ四季咲きで、小さなラッパ型の花を咲かせます。アベリアの花色は白かピンクです。剪定時期をあまり選ばず、強い刈り込みにも耐える、育てやすい庭木です。

アベリア

  • アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などにとてもよく使われている半常緑低木です。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。)最近では、マンションなどのエントランスの植栽にも、アベリアを使用されているのを見かけます。 アベリアは性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。 ▼アベリアについて詳しくご紹介しています。 アベリアとは?花の季節や種類、育て方や剪定のコツまで紹介 アベリアは耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。お庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えら… 山田智美 2020.09.27 庭木・シンボルツリー

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生垣におすすめの香りの良い花が咲く庭木6種類

ジンチョウゲ

分類:常緑低木 樹高:~1.5m 花期:3月~4月 ジンチョウゲは春に爽やかな香りの良い花を咲かせる常緑低木です。小さな花を毬のように咲かせる姿も可愛らしい庭木です。ジンチョウゲには白花種と赤花種があります。常緑で丈夫なため、生垣や庭木として好まれます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:~1.5m
  • 花期:3月~4月

ジンチョウゲは、春に爽やかな香りの良い花を咲かせる常緑低木です。小さな花を毬のように咲かせる姿も可愛らしい庭木です。ジンチョウゲには白花種と赤花種があります。常緑で丈夫なため、生垣や庭木として好まれます。

沈丁花(ジンチョウゲ)

  • 沈丁花(ジンチョウゲ)は香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称されます。沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。花が白い品種を「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色になっているものを「ウスイロジンチョウゲ」と言います。ちなみに、葉の外側に斑が入っているものを「フクリンジンチョウゲ」と呼びます。 沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴と言えば香り高い花。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。沈丁花(ジンチョウゲ)の原産は中国と言われており、室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。 沈丁花(ジンチョウゲ)の樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。沈丁花(ジンチョウゲ)は雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通している沈丁花(ジンチョウゲ)の多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありませんが、赤い可愛らしい実を付けます。ただし、実は猛毒ですので口に入れないように注意しましょう。

カラタネオガタマ

分類:常緑高木 樹高:3~5m 花期:4月~5月 カラタネオガタマはバナナに似た甘い香りの花を咲かせる常緑高木です。花色はクリーム色、赤花を咲かせる品種も人気です。葉の密度も高く、丈夫なため、庭木としても生垣としても人気があります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3~5m
  • 花期:4月~5月

カラタネオガタマは、バナナに似た甘い香りの花を咲かせる常緑高木です。花色はクリーム色、赤花を咲かせる品種も人気です。葉の密度も高く、丈夫なため、庭木としても生垣としても人気があります。

カラタネオガタマ

  • カラタネオガタマは、中国原産の常緑小高木です。初夏に開花する直径3㎝程度の花は、バナナのような香りがすることから、英名ではバナナブッシュあるいはバナナツリーと呼ばれます。実際にはバナナよりももっと爽やかで甘い香りです。花は小輪であまり目立ちませんが、その香りで開花に気づくほど、開花中は爽やかな香りが周囲に漂います。同じモクレン科でオガタマノキという樹木がありますが、こちらはそれほど香りは強くありません。 枝葉が密に茂り、自然に樹形が整います。花は若いうちから多くつき、管理もしやすいため、庭木、シンボルツリー、生垣、公園樹、街路樹など、様々な用途に使われます。

テイカカズラ

分類:常緑つる性木本 樹高:3~5m 花期:5月~6月 テイカカズラは日本原産の、香りの良い花を咲かせる常緑性のつる植物です。葉の密度が高く良く生長するので、フェンスやトレリスに絡ませると生垣として利用できます。

  • 分類:常緑つる性木本
  • 樹高:3~5m
  • 花期:5月~6月

テイカカズラは、日本原産の香りの良い花を咲かせる常緑性のつる植物です。葉の密度が高く良く生長するので、フェンスやトレリスに絡ませると生垣として利用できます。

テイカカズラ(定家葛)

  • テイカカズラは、日本原産のつる性常緑低木です。テイカカズラの名前は、能楽「定家」の式子内親王と藤原定家の悲恋の物語が由来とされています。式子内親王へ恋焦がれた藤原定家は、彼女の死後、テイカカズラとなってその墓にまとわりつき墓石を覆ってしまったことにちなみます。 テイカカズラは、初夏に直径2cm程度の芳香のある花をたわわに咲かせます。全体がクリーム色で中心に近づくにつれて黄色が強くなる花は、プルメリアを小ぶりにしたようで南国を思わせる雰囲気があります。 葉は光沢のある明るいグリーンで、茎の途中からも気根を出して塀や他の樹木に張り付くように伸びていきます。生長力を生かしてフェンスなどに這わせて広い空間を覆う植物として使われるほか、刈り込みに耐えるため生垣としても使われています。若い苗は、寄せ植えの素材にもなり、ハツユキカズラという葉を観賞する目的で作られた園芸種もあります。 キョウチクトウ科は有毒物質を含むと言われているので、口に入れないように注意しましょう。また樹液で肌がかぶれる方もいるので、触れるときは気を付けるようにしましょう。

クチナシ

分類:常緑低木 樹高:1~2m 花期:6月~7月 クチナシは初夏にうっとりするくらい甘い香りの花を花を咲かせる常緑低木です。花色は白、一重咲きと八重咲きがあります。花径が小さなサイズの品種もあります。オオスカシバの幼虫の食害にあいやすいので注意が必要です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~2m
  • 花期:6月~7月

クチナシは、初夏にうっとりするくらい甘い香りの花を花を咲かせる常緑低木です。花色は白、一重咲きと八重咲きがあります。花径が小さなサイズの品種もあります。オオスカシバの幼虫の食害にあいやすいので注意が必要です。

クチナシ

  • クチナシは常緑低木で、葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。クチナシはの花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。 花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。 お庭に植えられる方も多いクチナシですがだいたい1m~2mにほどになります。枝が詰まって葉が育つ為、垣根としてに好まれます。また、『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』という歌が由来の原点ともいわれています。

キンモクセイ

分類:常緑高木 樹高:5~6m 花期:9月~10月 キンモクセイは秋に甘く香りの良い花を咲かせることで人気の常緑高木です。オレンジ色の小さな花を枝いっぱいに咲かせます。キンモクセイは葉の密度も高く、丈夫で強い刈り込みにも耐えるので、庭木、生垣、街路樹として人気があります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~6m
  • 花期:9月~10月

キンモクセイは、秋に甘く香りの良い花を咲かせることで人気の常緑高木です。オレンジ色の小さな花を枝いっぱいに咲かせます。キンモクセイは、葉の密度も高く、丈夫で強い刈り込みにも耐えるので、庭木、生垣、街路樹として人気があります。

キンモクセイ(金木犀)

  • キンモクセイ(金木犀)はジンチョウゲ、クチナシと並ぶ「三香木」のひとつ。公園樹、生け垣、記念樹や鉢植えなどいろいろなシーンで利用されています。キンモクセイ(金木犀)は芳香剤としてもおなじみの強い香りを放つ花が特長です。遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。キンモクセイ(金木犀)のオレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。 キンモクセイ(金木犀)は食用にもなり、原産地・中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにしています。鹿児島ではキンモクセイの葉をお茶として楽しまれています。

ヒイラギモクセイ

分類:常緑高木 樹高:5~6m 花期:10月 ヒイラギモクセイはキンモクセイの近縁種で、キンモクセイよりも少し遅れて香りの良い花を咲かせる常緑高木です。葉はヒイラギのようなギザギザとした葉で、小さな白い花を咲かせます。香りはキンモクセイほど強くはありませんが、常緑で葉の密度も高く、ヒイラギのような葉をしているので、防犯の役割も果たすとして生垣に好まれます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~6m
  • 花期:10月

ヒイラギモクセイは、キンモクセイの近縁種で、キンモクセイよりも少し遅れて香りの良い花を咲かせる常緑高木です。葉はヒイラギのようなギザギザとした葉で、小さな白い花を咲かせます。香りはキンモクセイほど強くはありませんが、常緑で葉の密度も高く、ヒイラギのような葉をしているので、防犯の役割も果たすとして生垣に好まれます。

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生垣におすすめの手入れが楽な庭木6種類

ウスギモクセイ

分類:常緑高木 樹高:5~6m 花期:11月 ウスギモクセイは、淡いクリーム色の花を咲かせる常緑高木です。葉や花はキンモクセイにそっくりですが、キンモクセイに比べて花の色が淡いこと、香りも弱いので区別がつきます。キンモクセイやギンモクセイと同じく常緑で、葉の密度も高いことから目隠しや生垣として好まれます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~6m
  • 花期:11月

ウスギモクセイは、淡いクリーム色の花を咲かせる常緑高木です。葉や花はキンモクセイにそっくりですが、キンモクセイに比べて花の色が淡いこと、香りも弱いので区別がつきます。キンモクセイやギンモクセイと同じく常緑で、葉の密度も高いことから目隠しや生垣として好まれます。

常緑ヤマボウシ

分類:常緑高木 樹高:10m以上 花期:6月~7月 常緑ヤマボウシはミズキ科の常緑高木です。初夏にクリーム色がかった白の花を咲かせます。常緑ヤマボウシは樹形が乱れにくく管理が楽なので、目隠しや生垣として、人気のある庭木です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:10m以上
  • 花期:6月~7月

常緑ヤマボウシは、ミズキ科の常緑高木です。初夏にクリーム色がかった白の花を咲かせます。常緑ヤマボウシは樹形が乱れにくく管理が楽なので、目隠しや生垣として、人気のある庭木です。

ツゲ

分類:常緑高木 樹高:3m以上 ツゲは小さく丸みを帯びた光沢のある葉が美しい常緑樹です。放っておくと3mを越す大きな木になりますが、刈り込みに堪える強さがあるので、生垣やトピアリーとして利用されます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3m以上

ツゲは小さく丸みを帯びた光沢のある葉が美しい常緑樹です。放っておくと3mを越す大きな木になりますが、刈り込みに堪える強さがあるので、生垣やトピアリーとして利用されます。

ヒイラギ

分類:常緑高木 樹高:3m以上 花期:10月~12月 ヒイラギはギザギザとしたノコギリのような葉が印象的な、中国原産の常緑樹です。クリスマスの時期に赤い実を付ける西洋ヒイラギとは別種です。葉の表面には光沢があります。葉が尖っているので防犯の役割を果たすとされ、生垣として人気があります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3m以上
  • 花期:10月~12月

ヒイラギは、ギザギザとしたノコギリのような葉が印象的な、中国原産の常緑樹です。クリスマスの時期に赤い実を付ける西洋ヒイラギとは別種です。葉の表面には光沢があります。葉が尖っているので防犯の役割を果たすとされ、生垣として人気があります。

柊(ヒイラギ)

  • 柊(ヒイラギ)は、葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザしているのが特徴の常緑高木です。古くから鬼がトゲを嫌うとして鬼門に植える木としても使われてきました。 耐寒性があり丈夫な樹木で、山野に自生する他、公園や庭園の植栽としても人気があります。11月~12月に濃いグリーンの葉の脇から白く香りの良い小花を塊のように咲かせ、翌年の初夏に黒に近い紫色の果実を実らせます。 柊(ヒイラギ)の葉は、濃いグリーンで光沢があり肉厚で対生します。柊(ヒイラギ)の特徴ともいえる葉の縁のギザギザは、老木になると無くなり、縁は丸くなります。

マホニア(ヒイラギナンテン)

分類:常緑低木 樹高:1~2m 花期:11月~12月 マホニアは細くギザギザとした葉が特徴的な常緑低木です。花が少なくなる冬に明るい黄色の花を咲かせます。あまり大きくならないので育てやすく、生垣にも向いています。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~2m
  • 花期:11月~12月

マホニアは、細くギザギザとした葉が特徴的な常緑低木です。花が少なくなる冬に明るい黄色の花を咲かせます。あまり大きくならないので育てやすく、生垣にも向いています。

シキミ

分類:常緑低木 樹高:3m程度 花期:3月~4月 シキミは葉や枝に芳香があるシキミ科の常緑低木です。日陰でも良く育ち手間がかからないので、生垣や庭木として利用されます。秋になる実は中華料理などで使用される八角(スターアニス)に似ていますが、シキミは毒性が強いので間違えて食べないように注意が必要です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:3m程度
  • 花期:3月~4月

シキミは、葉や枝に芳香があるシキミ科の常緑低木です。日陰でもよく育ち、手間がかからないので、生垣や庭木として利用されます。秋になる実は、中華料理などで使用される八角(スターアニス)に似ていますが、シキミは毒性が強いので間違えて食べないように注意が必要です。

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生垣におすすめの実がなる庭木2種類

ナワシログミ

分類:常緑低木 樹高:1~3m 観賞期:5月~6月 ナワシログミは銀色がかった光沢のある葉が特徴の常緑低木です。秋に目立たない小さな花を咲かせ、翌年の春から初夏に熟します。赤く熟したナワシログミの実は柔らかく、酸味と甘みがあります。強い刈り込みにも耐えるので、生垣として利用されます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 観賞期:5月~6月

ナワシログミは、銀色がかった光沢のある葉が特徴の常緑低木です。秋に目立たない小さな花を咲かせ、翌年の春から初夏に熟します。赤く熟したナワシログミの実は柔らかく、酸味と甘みがあります。強い刈り込みにも耐えるので、生垣として利用されます。

ピラカンサ

分類:常緑低木 樹高:3~5m 観賞期:11月~2月 枝の先に真赤な実をたわわに下げるように実らせる常緑低木です。果実は食用にはできません。枝に小さなトゲがあるのが特徴です。ピラカンサの実はなぜか鳥が好まないので、食べられてしまうことがなく、長く観賞できます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:3~5m
  • 観賞期:11月~2月

ピラカンサは、枝の先に真赤な実をたわわに下げるように実らせる常緑低木です。果実は食用にはできません。枝に小さなトゲがあるのが特徴です。ピラカンサの実は、なぜか鳥が好まないので、食べられてしまうことがなく、長く観賞できます。

ピラカンサ

  • ピラカンサは庭木や生垣として人気のあるバラ科の常緑低木です。春の終わりから初夏には小さな真白な花を枝いっぱいにたわわに咲かせます。秋から冬にかけては枝をしなるらせるほどにたくさんの果実を実らせます。あまり手をかけずとも毎年結実してくれるので、庭木として人気の樹種です。枝には細かいトゲがあり、常緑ということもあって、生垣として利用されることも多々あります。 ピラカンサというのは、ピラカンサ属の樹木数種類を指して使われる呼称です。赤い果実を付けるトキワサンザシ(Pyracantha coccinea)の他、黄色い果実のタチバナモドキ(Pyracantha angustifolia)などがあります。  

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好みの生垣は見つかったでしょうか。1種類で統一するのではなく、いくつかの種類を組み合わせても変化のある景色が作れます。自宅の雰囲気にあった、素敵な生垣を作ってください。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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