庭木におすすめの種類40選と上手な選び方!花が咲く木やおしゃれな庭木も

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山田智美

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庭木におすすめの種類40選と上手な庭木の選び方を紹介します。常緑、低木に分けて、花が咲く木や実がなる木、目隠しになる木、生垣、ちょっとおしゃれな庭木まで。庭木選びで迷った時の参考にしてください。

目次

庭木とは?庭木基本情報

庭木とは、庭の中に植えてある樹木を指す言葉です。庭とは、敷地の中で道路や建物がないスペースであり、その中に草花や樹木を植えます。庭木は、観賞、収穫、木陰、風除けや防犯などを目的として植えられます。

ミツマタ

庭木とは、庭の中に植えてある樹木を指す言葉です。庭とは、敷地の中で道路や建物がないスペースであり、その中に草花や樹木を植えます。庭木は、観賞、収穫、木陰、風除けや防犯などを目的として植えられます。

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庭木の剪定とは

庭木の剪定とは、庭木を刈り込んだり、ハサミで枝を切ることを言います。剪定は、植物の生長のためや、多くの花や果実を楽しむため、また邪魔にならないようにするためなのどの目的を持って行います。

庭木の剪定とは、庭木を刈り込んだり、ハサミで枝を切ることを言います。剪定は、植物の生長のためや、多くの花や果実を楽しむため、また邪魔にならないようにするためなのどの目的を持って行います。

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庭木の種類

お庭の庭木を選ぶときに知っておいた方が良い庭木用語を紹介します。

ナツメ

庭木を選ぶときに知っておくと便利な庭木用語を紹介します。

常緑樹とは

常緑樹とは、四季を通じて緑の葉を絶やさない樹木を指します。庭木の中でも常緑樹は、目隠しや風除けとして役立ちます。

常緑樹とは、四季を通じて緑の葉を絶やさない樹木を指します。庭木の中でも常緑樹は、目隠しや風除けとして役立ちます。

落葉樹とは

落葉樹とは、主に冬に葉を落として休眠する樹木を指します。春の芽吹き、夏の青葉、秋の紅葉が楽しめ、季節によって庭の風景が変わり四季を感じられる樹木です。

落葉樹とは、主に冬に葉を落として休眠する樹木を指します。春の芽吹き、夏の青葉、秋の紅葉が楽しめ、季節によって庭の風景が変わり、四季を感じられる樹木です。

高木とは

高木とは、樹高が3m以上になる樹木のことです。一般的には広いスペースが必要です。ただし、園芸店やホームセンターによっては3mに満たない樹木も高木とされていることもあります。気になる時は確認しましょう。

低木とは

低木とは大体3m未満までしか生長しない樹木のことです。種類によっては鉢植えでも育てることができます。50cmでも低木、大体3m程度でも低木とされているので、必要に応じて確認してください。

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庭木の選び方のポイント

庭木の選び方のポイントは、目的を明確にしておくことです。家屋や建物の雰囲気と合わせることや、他の植栽との統一感など、周囲との調和を大切にしましょう。 他にも目隠しや風除けを目的とするなら常緑樹の中でも枝葉の密度の高い種類を選ぶようにしてください。

庭木の選び方のポイントは、目的を明確にしておくことです。家屋や建物の雰囲気と合わせることや、他の植栽との統一感など、周囲との調和を大切にしましょう。

他にも目隠しや風除けを目的とするならば、常緑樹の中でも枝葉の密度の高い種類を選ぶようにしてください。

また、庭木によって上に生長するもの、横に広がって生長するものなど、生長の仕方が違います。自分が植えたいスペースに合わせた庭木を選ぶと、植え付けてから時間が経過した後に、大きくなりすぎて手を焼くなどの悩みの種になりません。特にお隣との境界や通り沿いに植える庭木選びは、場所に合った庭木を選ぶことが大切です。

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おすすめ常緑樹の庭木3種

ユズリハ

分類:常緑高木 樹高:5~15m ユズリハは古い葉が下を向き、新しい葉が上を向くところから、世代交代、子孫繁栄の木とされています。光沢のある大きな葉が印象的な庭木です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~15m

ユズリハは、古い葉が下を向き、新しい葉が上を向くところから、世代交代、子孫繁栄の木とされています。光沢のある大きな葉が印象的な庭木です。

シャリンバイ

シャリンバイ 分類:常緑低木 樹高:1~4m シャリンバイは、光沢のある葉と梅を思わせるような花が印象的な常緑低木です。生垣によく使用されます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~4m

シャリンバイは、光沢のある葉と梅を思わせるような花が印象的な常緑低木です。生垣によく使用されます。

ソヨゴ

分類:常緑高木 樹高:5~10m ソヨゴは冬に赤い小さな実を付ける常緑高木です。生長もゆっくりで病害虫の被害も少ないため育てやすい庭木です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

ソヨゴは、冬に赤い小さな実を付ける常緑高木です。生長もゆっくりで病害虫の被害も少ないため育てやすい庭木です。

ソヨゴ

  • ソヨゴは漢字では「冬青」と書く日本から中国中南部の山地に分布する常緑広葉樹です。樹高は一般には5~10mで生長はやや遅く、樹皮は灰褐色で滑らかです。早期に樹形が整い剪定の手間があまりかからないので野趣のある庭木として人気があります。葉は4~8cm前後で卵状の楕円型をしていてやや薄い革質で艶があり縁が大きく波打ちます。雌雄異株で5月~6月に目立たない白い花をつけ、雄花は散形状に3~8個開き、雌花は1~3個開きます。8mmほどの果実は球形で秋に赤く熟して果柄が長くぶらさがり、実は冬まで残ります。が黄色く熟す変種もあります。果実は野鳥の好餌でもあります。

 

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おすすめ落葉樹の庭木3種

モミジ

分類:落葉高木 樹高:5m以上 モミジは春には若葉と小さな花、夏には青々とした葉、秋には紅葉と四季を通じて楽しめる庭木です。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5m以上

モミジは、春には若葉と小さな花、夏には青々とした葉、秋には紅葉と、四季を通じて楽しめる庭木です。

イロハモミジ(イロハカエデ)

  • イロハモミジはムクロジ科カエデ属の落葉高木です。カエデ属の中で最も有名な種がイロハモミジです。紅葉と言えば多くがこの木を指します。東北以南の谷間や川べりに自生。数多くの園芸品種が作られており、庭木、鉢植え、盆栽として愛好されています。イロハモミジは紅葉の時期に注目されがちですが、春から初夏の新芽、若葉、小さな花、青葉なども見どころがたくさんある魅力的な樹木です。

マンサク

分類:落葉高木 樹高:3~6m マンサクは梅が咲く頃に糸のような独特な形状の花を咲かせる落葉高木です。丸みのある葉が可愛らしく、和にも洋にも合う雰囲気の庭木です。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~6m

マンサクは、梅が咲く頃に糸のような独特な形状の花を咲かせ、紅葉も美しい落葉高木です。丸みのある葉が可愛らしく、和にも洋にも合う雰囲気の庭木です。

ムラサキシキブ

分類:落葉高木 樹高:3~5m ムラサキシキブは秋に紫色の美しい実を付ける落葉高木です。華奢な枝も美しく風情があります。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~5m

ムラサキシキブは、秋に紫色の美しい実を付ける落葉高木です。華奢な枝も美しく風情があります。

ムラサキシキブ(紫式部)

  • ムラサキシキブ(紫式部)は、秋の紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋の緑から、秋が深まってくると黄色く紅葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景で、英名ではJapanese beautyberryとも言われています。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。 ムラサキシキブ(紫式部)の近縁にコムラサキがあり、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブ(紫式部)として販売されていることが多く、園芸店で販売されているムラサキシキブ(紫式部)はコムラサキであることの方が多いため、個人宅や公園などの公共スペースの植栽で見られるのはコムラサキです。それぞれは樹高や実の付き方に違いがありますが(下記参照)、育て方に違いはありません。 コムラサキの園芸種でシロシキブ(白式部)と言って、実が白の種類もあります。

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目隠しにおすすめの庭木3種

キンモクセイ(金木犀)

分類:常緑高木 樹高:5~10m キンモクセイは秋に咲かせる香りのよい花が魅力の常緑高木です。葉の密度が高いので目隠しとして好まれます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

キンモクセイは、秋に咲かせる香りの良い花が魅力の常緑高木です。葉の密度が高いので目隠しとして好まれます。

キンモクセイ(金木犀)

  • キンモクセイ(金木犀)はジンチョウゲ、クチナシと並ぶ「三香木」のひとつ。公園樹、生け垣、記念樹や鉢植えなどいろいろなシーンで利用されています。キンモクセイ(金木犀)は芳香剤としてもおなじみの強い香りを放つ花が特長です。遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。キンモクセイ(金木犀)のオレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。 キンモクセイ(金木犀)は食用にもなり、原産地・中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにしています。鹿児島ではキンモクセイの葉をお茶として楽しまれています。

カラタネオガタマ

分類:常緑高木 樹高:3~5m カラタネオガタマは夏に甘い香りの花を咲かせる常緑高木です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3~5m

カラタネオガタマは、夏に甘い香りの花を咲かせる常緑高木です。開花するとバナナのような香りがするので、バナナブッシュあるいはバナナツリーとも呼ばれます。実際にはバナナよりももっと爽やかで甘い、梨のような香りです。

カラタネオガタマ

  • カラタネオガタマは、中国原産の常緑小高木です。初夏に開花する直径3㎝程度の花は、バナナのような香りがすることから、英名ではバナナブッシュあるいはバナナツリーと呼ばれます。実際にはバナナよりももっと爽やかで甘い香りです。花は小輪であまり目立ちませんが、その香りで開花に気づくほど、開花中は爽やかな香りが周囲に漂います。同じモクレン科でオガタマノキという樹木がありますが、こちらはそれほど香りは強くありません。 枝葉が密に茂り、自然に樹形が整います。花は若いうちから多くつき、管理もしやすいため、庭木、シンボルツリー、生垣、公園樹、街路樹など、様々な用途に使われます。

トキワマンサク

分類:常緑高木 樹高:3~5m トキワマンサクは、春に咲く糸のような変わった形状の花と、丸い小葉が可愛らしい常緑高木です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3~5m

トキワマンサクは、春に咲く糸のような変わった形状の花と、丸い小葉が可愛らしい常緑高木です。紅花の他、白花もあります。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)

  • トキワマンサクはマンサク科の常緑樹。4月~5月にピンクや白の花が一斉に開花し、遠くから見ると木全体が花に覆われているように見えるほど華やかです。 病害虫に強く丈夫なトキワマンサクは、和風、洋風どちらの雰囲気にも合い、街路樹や公園樹、マンションなどのエントランスの植栽としてよく利用されています。芽吹き力が強く刈り込みに耐えるため、生け垣として使うこともできます。 糸状の細い花びらの集合体が花となっている一風変わった見た目をしています。濃いピンクの花を咲かせるベニバナトキワマンサクは、トキワマンサクの変種です。トキワマンサクの色は、白、ピンク、紅、絞りなどがあり、這性、しだれ樹形、二季咲きなど、様々な咲き方の品種が流通しています。

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生垣におすすめの庭木4種

アベリア

分類:常緑低木 樹高:2m以下 アベリアは常緑で、さらに花も四季咲きということもあって、人気の低木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:2m以下

アベリアは常緑で、さらに花も四季咲きということもあって、人気の低木です。刈り込みがいつでも自由にできるので生垣などにも使われます。斑入り種など種類も多い庭木です。

アベリア

  • アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などにとてもよく使われている半常緑低木です。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。)最近では、マンションなどのエントランスの植栽にも、アベリアを使用されているのを見かけます。 アベリアは性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。 ▼アベリアについて詳しくご紹介しています。 アベリアとは?花の季節や種類、育て方や剪定のコツまで紹介 アベリアは耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。お庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えら… 山田智美 2020.09.27 庭木・シンボルツリー

フェイジョア

分類:常緑高木 樹高:5~6m フェイジョアは放っておくと5~6mになる常緑高木です。短く刈り込むと枝葉の密度が高くなるため、小さく仕立てて生垣にされます。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~6m

フェイジョアは、5~6mになる常緑高木です。短く刈り込むと枝葉の密度が高くなるため、小さく仕立てて生垣にされます。フェイジョアは、5月~6月に薄桃色の花を咲かせます。花の後には実がなり、花も実も食べることができます。

フェイジョア

  • フェイジョアは、高さ5~6mになるフトモモ科の常緑小高木で、庭木や生垣にも用いられます。葉は長さ5~7cmの卵形の楕円形で革のような光沢があります。葉の裏面には綿毛が密に生えて銀白色です。7月~8月に直径4cm程度の花が咲きます。分厚い花弁の外側は白い綿毛が生え、内側は薄紫色、鮮やかな赤いおしべが特徴的です。エディブルフラワーとして食べることもできます。フェイジョアの果実は卵状の楕円型で灰緑色。果肉はパイナップルのような香りがあり、生食やジャムにして食べられます。フェイジョアは別名をパイナップルグアバといい、日本には昭和初期にアメリカから渡来しました。暖地性の樹種ですが、寒さにも強く成木ではマイナス10度にも耐えられます。

ツゲ

分類:常緑高木 樹高:1~5m ツゲは強い刈込に耐えるため、短く刈り込んで生垣として利用されます。ツゲノメイガの幼虫の被害に注意が必要です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:1~5m

ツゲは強い刈込に耐えるため、短く刈り込んで生垣として利用されます。丸みのある小さい葉が可愛らしく、生長がゆっくりなのでメンテナンスの面からも生垣に向いている庭木です。イングリッシュガーデンのトピアリーなどに利用されるのもツゲの仲間です。

ドウダンツツジ

ドウダンツツジは、春には花、夏には新緑、秋には紅葉と、四季を通じて美しい庭木です。強い刈込にも耐えるので、生垣として好まれます。

  • 分類:落葉低木
  • 樹高:1~3m

ドウダンツツジは、春には花、夏には新緑、秋には紅葉と、四季を通じて美しい庭木です。強い刈込にも耐えるので、生垣として好まれます。

ドウダンツツジ(灯台躑躅)

  • ドウダンツツジは、春にすずらんに似た白いつぼ型の小さな花を咲かせる落葉低木です。自然樹形の他、刈り込みに堪えるので生垣などにもよく利用されています。また、洋風にも和風にも合うので利用範囲が広く、切り花の枝ものとしても流通しています。

 

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花を楽しめるおすすめの庭木11種

常緑樹

クチナシ

クチナシ(画像有) 分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:6月~7月 クチナシは初夏に咲く花の香りが印象的な常緑低木です。英名のガーデニアという名前でも有名です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:6月~7月

クチナシは、初夏に咲く花の香りが印象的な常緑低木です。英名のガーデニアという名前でも有名です。

クチナシ

  • クチナシは常緑低木で、葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。クチナシはの花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。 花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。 お庭に植えられる方も多いクチナシですがだいたい1m~2mにほどになります。枝が詰まって葉が育つ為、垣根としてに好まれます。また、『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』という歌が由来の原点ともいわれています。

カルミア

分類:常緑低木 樹高:1~3m 花期:5月~6月 カルミアは、初夏に咲く金平糖のような花が可愛らしい常緑低木です。花色はピンクや白、複色などがあります。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:5月~6月

カルミアは、初夏に咲く金平糖のような花が可愛らしい常緑低木です。花色はピンクや白、複色などがあります。

カルミア

  • 原産地では樹高10mほどになりますが日本では1m~3mほどにとどまる常緑低木でその花とつぼみの姿が特徴的です。つぼみは金平糖のような、チョコレート菓子のアポロに似た形で花が開くと五角形の皿型になります。晩春につぼみが膨らみ開花期間は初夏から梅雨入りにかけて約1カ月ほどと長く、終わった花は散らずに茶色くなって残ります。葉は長さ7~10cmの光沢のある革質の濃い緑色で通年鑑賞できます。葉がシャクナゲやローレルに似ていることから別名アメリカシャクナゲやハナガサシャクナゲ、アメリカン・ローレルと呼ばれています。

落葉樹

桜(ソメイヨシノ)

分類:落葉高木 樹高:5~10m 花期:3月~4月 桜は日本の春を代表するような花木です。春に一斉に花開き、あっという間に散っていくその儚さも魅力の一つです。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~10m
  • 花期:3月~4月

桜は、日本の春を代表するような花木です。春に一斉に花開き、あっという間に散っていくその儚さも魅力の一つです。

桜(サクラ)

  • 桜(サクラ)はバラ科サクラ属の総称です。 日本の春の花代表である桜(サクラ)は種類が多く、日本に自生している種類だけでも10種類前後、園芸用に品種改良された桜(サクラ)は300品種以上もあります。民家の庭から公共施設の公園や街路にも植えられている樹木です。早咲きの桜(サクラ)は2月くらいから、それに続くように3月から4月にかけて多くの種類が次々と咲き続けます。さらに秋に咲く品種もあります。 桜(サクラ)は非常にバリエーションが豊富で、花色は白から薄桃色、濃い桃色、薄黄色やグリーンなどがあります。咲き方も一重のものから八重咲まで多様です。サクランボが実る西洋実桜(セイヨウミザクラ)も桜(サクラ)の一種です。 春のお花見シーズンに華やかに咲く桜(サクラ)は染井吉野(ソメイヨシノ)という品種です。この染井吉野(ソメイヨシノ)は若木でも花を咲かせる特徴があり、戦後日本中に植えられました。今では日本の桜(サクラ)の代名詞のようになっています。

モクレン

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~10m
  • 花期:3月~4月

モクレンは、春に香りの良い紫がかったピンク色の花を咲かせる落葉高木です。マグノリアという名前でも有名です。

木蓮(モクレン)

  • モクレン(木蓮)は早春に鮮やかな紫やピンクの花を咲かせるモクレン科の落葉樹です。その花が蓮を連想させることから「木蓮」と書かれるようになりました。 一般的にモクレン(木蓮)というと、紫色の木蓮(モクレン)をさすことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレン(木蓮)はハクモクレンと呼ばれています。花びらの枚数はモクレン(木蓮)は6枚、ハクモクレンは9枚の違いがあります。 開花中に出てくる葉は、花の終わりごろには花を隠してしまうくらいになります。樹丈は5m前後位で横に広がりやすい樹形です。 モクレン(木蓮)は生長が早いので、植え付けをしてから数年で4~5m位まで生長します。暑さ、寒さに強いので育てやすく、園芸種も多数あります。 木蓮(モクレン)は、マグノリアという名前で流通していることがあります。マグノリアとは、モクレン類の学名で、シモクレン、ハクモクレン、コブシ、シデコブシ、キモクレン、タイサンボクなどを含んだ総称です。

ベニバスモモ

分類:落葉高木 樹高:3~5m 花期:3月~4月 ベニバスモモは桜を小さくしたような可愛らしい花を咲かせる落葉樹です。花の後に出てくる葉は赤味を帯びています。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~5m
  • 花期:3月~4月

ベニバスモモは、桜を小さくしたような可愛らしい花を咲かせる落葉樹です。花の後に出てくる葉は赤味を帯びます。

高木

タイサンボク

分類:常緑高木 樹高:10m以上 花期:5月~6月 タイサンボクは高木の上の方に大きな真白な花を咲かせます。あまりに高木なので、花が咲いていることに気付かないこともあります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:10m以上
  • 花期:5月~6月

タイサンボクは、高木の上の方に大きくて香りの良い真白な花を咲かせます。あまりに高木なので、花が咲いていることに気付かないこともあります。香水の原料や化粧品の香料としての「マグノリア」は、タイサンボクのことを指します。

泰山木(タイサンボク)

  • 泰山木(タイサンボク)は、樹高が20mにもなるモクレン科の常緑高木です。初夏に白く大きな花を咲かせますが、上の方の枝に花が付くので、下から見上げても気付かないことが多いくらいです。花は直径20cm以上はある大きな花で芳香があります。 香水の原料や化粧品の香料として「マグノリア」と言われる場合は泰山木(タイサンボク)のことを指します。マグノリアとは、モクレン( Magnoliaceae)科モクレン( Magnolia)属の植物の総称です。モクレンやコブシ、泰山木(タイサンボク)、オオヤマレンゲなど全て含まれます。泰山木(タイサンボク)は中でも香りが良い為、香料とし利用されます。 泰山木(タイサンボク)は葉の表面がツルツルとしていて光沢があるのが特徴です。反面葉の裏側は茶色く、少し毛羽立ったような手触りが特徴です。クリスマス時期になると出回るマグノリアのリースやマグノリアボールなどは、この泰山木(タイサンボク)の葉を使って作られています。

サルスベリ

分類:落葉高木 樹高:3~10m 花期:7月~10月 サルスベリは夏に鮮やかな色とりどりの花を咲かせる花木です。名前の由来はサルも滑り落ちてしまうくらい、木肌が滑らかだということからきています。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~10m
  • 花期:7月~10月

サルスベリは、夏に鮮やかな色とりどりの花を咲かせる花木です。名前の由来は、サルも滑り落ちてしまうくらい、木肌が滑らかだということからきています。

サルスベリ(百日紅)

  • サルスベリは夏から秋まで長く開花する落葉樹です。地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。サルスベリは栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、日本の公園や街路樹でも多くみられ、花色は濃ピンクや淡ピンク、赤、白、紫、複色など沢山の色があります。最近のサルスベリの新品種は、葉の色が銅葉のものなども登場しています。 サルスベリの特徴は木の肌にもあります。サルスベリの樹皮はザラザラしているのですが、一度樹皮が剥がれ落ちると白い木肌が見え、その部分はとてもつるつるしています。この木肌はサルが木に登ろうとしても滑って落ちてしまいそうなことから「サルスベリ」と名付けられました。

低木

アジサイ

分類:落葉低木 樹高:30㎝~3m 花期:5月~6月 アジサイは日本の梅雨を代表するような花です。花後は早めに剪定すると来年もたくさんの花を楽しめます。

  • 分類:落葉低木
  • 樹高:30cm~3m
  • 花期:5月~6月

アジサイは、日本の梅雨を代表するような花です。花後は早めに剪定すると来年もたくさんの花を楽しめます。

アジサイ(紫陽花)

  • アジサイは、日本原産の落葉低木です。日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。 最近は西洋アジサイ、ガクアジサイともに、品種、形、色の種類が豊富にあります。次々に新品種が登場してくるので、追いつけないほどです。アジサイの育て方は、翌年も花を咲かせるための剪定にコツがありますが、基本的には簡単です。一度植え付ければ、長い間花を楽しめる寿命の長い植物で年々花数が増えて見事な株になります。 最近ではアジサイは鉢花、切り花の他、ドライフラワーとしても人気があります。

デュランタ

分類:常緑低木 樹高:50㎝~2m 花期:6月~10月 デュランタは夏に涼し気な紫系の花を咲かせます。枝から下がるように咲く花姿が美しい花木です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:50cm~2m
  • 花期:6月~10月

デュランタは、夏に涼し気な紫系の花を咲かせます。枝から下がるように咲く花姿が美しい花木です。

デュランタ

  • デュランタは青や白の小花が集まって房になり、垂れ下がって花を咲かせる熱帯花木。夏の鉢物や観葉植物としても人気があります。丈夫で開花期間が長く霜に当たらなければ屋外で冬越しできるので、暖地では庭木や生け垣としてよく使われます。暑さや乾燥に強く生育旺盛ですが、寒さにそれほど強くないので霜に当たらないように冬越し対策が必要です。 デュランタは日当たりの良い環境が大好きで、日がよく当たると花付きが良くなり、日が当たらないと花が咲かなくなります。室内で育てる際も、なるべく日当たりの良い明るい場所に置くようにしましょう。 デュランタの斑入り葉や黄金葉は、どちらかというと花よりもカラーリーフとして葉を楽しむ品種です。花が咲かない時期もその美しい葉色を楽しめます。

ハギ

分類:落葉低木 樹高:1~3m 花期:7月~9月 ハギは秋の七草に数えられているマメ科の落葉低木です。晩夏から初秋にかけて咲く紫や白の花からは、秋らしい風情を感じられます。

  • 分類:落葉低木
  • 樹高:1~3m
  • 花期:7月~9月

ハギは、秋の七草に数えられているマメ科の落葉低木です。晩夏から初秋にかけて咲く紫や白の花からは、秋らしい風情を感じられます。

ハギ(萩)

  • ハギ(萩)は秋の七草にも入っているくらい古くから日本で好まれてきた落葉低木です。秋の花というイメージが強いハギ(萩)ですが、実は夏の盛りから咲き始めます。ハギ(萩)の花は夏から咲き始めて、初秋には満開になります。 ハギ(萩)の樹形は、枝垂れるように伸ばした枝に直径1~1.5㎝程の赤紫色のマメの花をたくさん咲かせます。単色ではなく僅かにグラデーションがかかったような色合いをしているので、花の表情に複雑さが出ます。枝垂れた枝に赤紫色の花を咲かせて風に揺れる姿は美しく、秋を感じさせる花です。赤紫色の花が一般的ですが、白花種もあります。 非常に生育旺盛で、短く切り詰めてもすぐに大きく枝を伸ばします。他のマメ科の植物と同じように根に根粒菌を保持していますので、土壌を肥沃にする特性があります。

アニソドンテア・マルバストロイデス

アニソドンテア・マルバストロイデスは四季咲きで花の開花期間がとても長く、花付きが良いのが魅力の低木です。環境が合えば、ほぼ毎日花を咲かせます。こまめに株元で切り戻しを続ければ、宿根草のように育てることも可能です。剪定の仕方次第で色々な仕立て方を楽しめます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:50cm~2m
  • 花期:四季咲き

アニソドンテア・マルバストロイデスは、四季咲きで花の開花期間がとても長く、花付きが良いのが魅力の低木です。環境が合えば、ほぼ毎日花を咲かせます。こまめに株元で切り戻しを続ければ、宿根草のように育てることも可能です。剪定の仕方次第で色々な仕立て方を楽しめます。

アニソドンテア・マルバストロイデス

  • ムクゲやフヨウを小さくしたような草花、アニソドンテア・マルバストロイデスは、南アフリカ原産の常緑低木です。花は繊細な見た目と違って、性質はとても丈夫で、耐寒性、耐暑性ともにあります。 アニソドンテア・マルバストロイデスの一番特筆すべき特徴としては、花の期間が長いことです。その年の気象にもよりますが、半年以上連続して開花することもあります。真夏にも真冬にも花が咲く、珍しいタイプの花木です。

 

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実がなるおすすめの庭木7種

常緑樹

ビワ

分類:常緑高木 樹高:5~10m ビワは冬に花を咲かせ、初夏に果実を実らせる果樹です。放っておくと大きくなるので、手入れが必要です。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

ビワは、冬に花を咲かせ、初夏に果実を実らせる果樹です。放っておくと大きくなるので、手入れが必要です。

ビワ(枇杷)

  • ビワ(枇杷)は、家庭果樹としても栽培される暖地に適した常緑の小高木で、生長が早く10メートル以上になることもあります。長さ15~25cmほどの大きな葉は革のように厚く、裏面に褐色の綿毛が密生しています。学名のEriobotryaは、ギリシャ語のerion(軟毛)、botris(ブドウ)に由来し、白い軟毛に覆われたブドウのように房状になる実をつけることを意味します。日本の「枇杷」の由来は諸説ありますが、葉や実の形が、楽器の「琵琶」に似ていることからと言われています。 ビワ(枇杷)の花の季節は、11月~12月の冬にかけてです。枝先に円錐花序となり、ひとつひとつの花は1~2センチほどの小さな白い花が少しずつ開花し、花には香りがあります。 果実は6月頃にオレンジ色に熟します。現在、果樹として栽培されている品種は、日本に自生しているものとは違い、中国品種を改良したものがほとんどです。

落葉樹

ザクロ

分類:落葉高木 樹高:50㎝~5m ザクロは宝石のような赤い実が美しい落葉高木です。初夏に咲く花も可愛らしく、たくさんの伝説も持つ魅力的な果樹です。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:50cm~5m

ザクロは、宝石のような赤い実が美しい落葉高木です。初夏に咲く花も可愛らしく、たくさんの伝説も持つ魅力的な果樹です。

ザクロ(石榴・柘榴・ざくろ)

  • ザクロはミソハギ科ザクロ属の落葉小高木です。夏に咲くオレンジ色の花も、秋に熟す果実も観賞用とされています。果実は食用にもなります。生食ができる他、ジュース果実酒にして楽しめます。 私たちがよく見かけるザクロの実は、直径5~10cmほどのオレンジ色のボールのような果実ですが、これは熟れる直前のものです。木に実るザクロは熟すと果実がはじけ、果皮が裂けて果肉が見えるようになります。中には小さな種子を包む半透明で赤紫色の果肉がたくさん入っています。この小さな果肉は一つの果実に多いと800粒も含まれていると言われています。 果実ばかりが注目されますが、ザクロの花も観賞価値があります。花は緋色のようなオレンジ色で一重咲きから八重咲まであります。また、淡い黄色がかった白い花が咲く品種もあります。 ザクロは落葉性小高木に分類されますが、大きなものは5m以上にもなります。反対にヒメザクロや一才ザクロのように、小さなままで開花、結実する品種もあります。 意外と知られていないことですが、ザクロの木には鋭いトゲがあります。枝に触れるときには気を付けるようにしてください。

ジューンベリー

分類:落葉高木 樹高:5~10m ジューンベリーは名前の通り6月に赤く小さなさくらんぼのような実を付ける果樹です。春に咲く白い花も可愛らしい庭木です。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~10m

ジューンベリーは、名前の通り6月に赤く小さなさくらんぼのような実を付ける果樹です。春に咲く白い花も可愛らしい庭木です。

ジューンベリー

  • ジューンベリーは、名前の通り6月に赤い果実をつける落葉小高木。春に咲く白い花、新緑の葉、初夏の小さな宝石のような果実、秋の紅葉と四季折々に楽しむことのできる果樹です。果実はほんのりとした酸味と甘み、芳香があります。耐寒性・耐暑性があり、自家結実性があるので1本で収穫することができます。 ジューンベリーの花は直径1~2㎝程度と小さく、花びらが5枚あり桜のような形状をしています。花の見頃は3月下旬から4月地上旬頃、桜のソメイヨシノが咲き始めるよりも少し早く満開を迎えます。華奢な枝の先に小さな花をたわわに咲かせるのが特徴です。風で散ってしまう花びらの儚さも魅力の一つです。 ジューンベリーの果実の食べ頃は5月後半~6月です。4月に花が終わった後、段々と果実が色づき始め、5月には真赤になります。さらにもう少し辛抱強く待って、黒んずんだ赤になった頃がジューンベリーの果実の食べ頃です。 ジューンベリーはシンボルツリーとしてよく使われる他、街路樹としても植栽されています。白い花とかわいい赤い実、紅葉、樹形が美しいことなど、1年を通して楽しみがたくさんあることが庭木として好まれる理由です。

高木

ヤマボウシ

分類:落葉高木 樹高:10~15m ヤマボウシは春に咲く花と初秋の果実が魅力の落葉高木です。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:10~15m

ヤマボウシは、春には花、夏には瑞々しいグリーン、秋には果実と紅葉と一年を通して楽しめる落葉高木です。

ヤマボウシ

  • ヤマボウシは、6月~7月に白い花を咲かせる落葉高木。初夏の白い花、美しい若葉や青葉、赤い実、紅葉と四季折々の表情を楽しめる樹木です。本州から九州の山地に自生し、樹高は5~15mほどになります。白い花のように見える部分は総苞 (そうほう)と呼ばれる部分で、ハナミズキ同様、葉が変化したものです。 葉はだ円形で、やや波うっています。基本種は落葉樹ですが、常緑性の常緑ヤマボウシもあります。大きく広げた枝の先に一面に咲く花は、美しく見ごたえがあります。夏は青々とした葉が日陰を作り、常緑種を選べば、お庭の目隠しの役割も果たしてくれます。 自然樹形が美しく手間がかからないヤマボウシは、シンボルツリー、庭木、公園樹、街路樹など様々な用途で利用されています。

ヤマモモ

分類:常緑高木 樹高:5~10m ヤマモモは高木の枝の先にみっしりと赤い果実を実らせる果樹です。果実には硬く大きな種が入っているので、いきなり強く嚙まないように気をつけてください。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

ヤマモモは、高木の枝の先にみっしりと赤い果実を実らせる果樹です。果実には硬く大きな種が入っているので、いきなり強く嚙まないように気をつけてください。

ヤマモモ(山桃)

  • ヤマモモ(山桃)は、樹丈が5m~10m位まで生長し、常緑樹なのでいつも緑色の葉先が丸くなっている葉が付いてることが特徴の樹木です。葉には光沢があり、3月から4月頃になると雌の樹木には小さな花が咲き、梅雨の時期になると松脂の匂いがある果実がなります。 また、ヤマモモ(山桃)は自生している種類もあり、病害虫にも強く、特別な剪定も必要ない樹木です。雄と雌の株があり、雌の株に果実が実ります。赤を通り越して黒に近い色に変化したら収穫時期です。また、ジャムや砂糖漬け等に加工することができます。

低木

ブラックベリー

ブラックベリーは、春に咲く花と初夏の黒い果実が魅力の果樹です。つる性ですが自ら絡みついてはいかないので、適宜誘引が必要です。

分類:落葉低木

樹高:1.5~5m

ブラックベリーは、春に咲く花と初夏の黒い果実が魅力の果樹です。つる性ですが自ら絡みついてはいかないので、適宜誘引が必要です。トレリス、フェンス、アーチなどに絡ませると美しい光景になります。

ブラックベリー

  • ブラックベリーは、初夏に黒い実をつける落葉性のつる植物です。生食できる他、ジャムなどに加工するのにも向いています。性質がとても強く、病害虫の心配も少ないことから、無農薬でも簡単に育てられ家庭で育てるのに向いています。 ブラックベリーは品種が多品種あり、もともとはトゲがある植物ですが、最近流通している品種はトゲなし品種が一般的で、誘引なども簡単にできるようになりました。地植えの他、鉢植えでも栽培可能です。

万両(マンリョウ)

分類:常緑低木 樹高:50㎝ 万両は冬に赤い実を実らせる常緑低木です。その名前からも縁起のよい庭木とされ、お正月のお飾りにも使用されます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:50cm

万両は、冬に赤い実を実らせる常緑低木です。その名前からも縁起のよい庭木とされ、お正月のお飾りにも使用されます。

万両(マンリョウ)

  • つややかな赤い実と常緑の濃い緑色の葉がお正月の縁起植物として定番のマンリョウ(万両)。千両(センリョウ)と並んで古くから庭木として愛されています。 よく似た両者ですが、万両(マンリョウ)の方が実が大きいため、額の多い万両と名づけられました。 マンリョウ(万両)は日本の暖地に自生しています。寒さにそれほど強くないので、関東地方以西であれば庭植えで育てられます。 樹高1mほどとコンパクトにまとまり、剪定はほとんど必要なく、葉が落ちて間延びした枝を切り詰める程度です。やや日陰でも生長し、とても育てやすい植物です。

 

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おすすめのおしゃれな庭木6種

常緑樹

マートル

分類:常緑低木 樹高:1~3m マートルは光沢のある葉と、梅を思わせる花が美しい庭木です。葉に芳香がありハーブとしても人気です。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m

マートルは、光沢のある葉と梅を思わせる花が美しい庭木です。和名を銀梅花(ギンバイカ)と言います。別名、「祝いの木」とも言われ、ヨーロッパでは昔から結婚式で使用されてきました。葉に芳香がありハーブとしても人気です。

ギンバイカ(マートル)

  • ギンバイカ(マートル)は地中海沿岸原産の常緑低木です。春に花びらが5枚の梅に似た花を咲かせるところから、和名を銀梅花(ギンバイカ)と言います。ハーブとして扱われる場合は「マートル」という名前で流通しています。 冬にはオリーブに似た黒い果実を付けます。光沢のある明るいグリーンの葉には芳香があり、ハーブとして肉料理などに利用される他、ギンバイカ(マートル)の精油も人気があります。ギンバイカ(マートル)は古代ギリシャを始め、ヨーロッパでは昔から神聖な樹とされてきました。「祝いの木」とも言われ、ヨーロッパでは昔から結婚式で使用されてきました。日本でも枝もの花材として流通しています。 常緑で葉の密度も高いことから生垣としてもよく利用されます。斑入りの品種「バリエガタ」は、より柔らかい印象を与えます。また、樹高が1mほどで、葉も小さく比較的コンパクトに栽培できるヒメギンバイカ(姫銀梅花)という品種もあり、別名ドワーフマートルとも呼ばれています。 同じフトモモ科の植物にギンバイカ(マートル)と名前が似ているレモンマートルがありますが、ギンバイカ(マートル)はギンバイカ属、レモンマートルはバクホウシア属の別の植物です。

ウエストリンギア

分類:常緑低木 樹高:1~1.5m ウエストリンギアは別名オーストラリアンローズマリーともいい、ローズマリーによく似た常緑低木です。ローズマリーのように食用にはできません。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~1.5m

ウエストリンギアは、別名オーストラリアンローズマリーともいい、ローズマリーによく似た常緑低木です。ローズマリーのように食用にはできません。日当たりさえ良ければ、一年中花が楽しめる四季咲きです。花の色は、薄紫、白、ピンクがあります。また、斑入りの品種もあります。

ウエストリンギア

  • ウエストリンギアはシソ科の常緑低木です。別名をオーストラリアンローズマリーと言い、木立性のローズマリーに良く似た形状をしています。違いは、ウエストリンギアの方が葉の色が淡く枝も華奢で柔らかく、触れても香りがしません。花はローズマリーに良く似た薄紫の小花を咲かせます。 ウエストリンギアは日当たりさえ良ければ(真夏と真冬以外は)一年中花が楽しめる四季咲きです。特に春から初夏は花数も多く、観賞を楽しめます。ローズマリーに比べて生長が早く、茂みになります。   斑入りの品種もあり、より軽やかな印象を受けます。

落葉樹

スモークツリー

スモークツリー(画像有) 分類:落葉高木 樹高:5~10m スモークツリーは春から初夏に、綿あめのようなふわふわとした花を咲かせます。和名をケムリノキともいいます。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~10m

スモークツリーは、春から初夏に、綿あめのようなふわふわとした花を咲かせます。和名をケムリノキともいいます。

スモークツリー

  • スモークツリーは、初夏になると穂状の花序に小さな黄色の花が無数に開花します。雌雄異株で、タネを結ばない不稔花である雌木の軸の部分(花柄)が長く伸びて、羽毛のようなふわふわとした触感と見た目になります。雄木の花柄は雌木に比べて小さいので、煙がくすぶっているようには見えません。切り花や庭木として植栽されているのは雌木です。花柄は長いもので20cm以上にもなります。開花後のスモークツリーの花柄が、煙がたっているかのように見えることが名前の由来です。庭木の他、花柄が付いた枝ものとして初夏に多数流通しています。 スモークツリーは花柄だけでなく、葉も魅力的で、紅葉も美しい樹木。暑さ寒さにも強く、手入れが簡単なこともあり、おしゃれな庭木として人気です。ウルシ科のため、剪定した際の切り口に素手で触れるとかぶれることがあります。ヤニもあるので、作業で触る際には手袋をするようにしましょう。 ▼スモークツリーの関連記事はこちら スモークツリー|初夏に花が咲くおしゃれな庭木 スモークツリー トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「スモークツリー」。初夏に咲く、ふわふわした花が魅力的… 戸松敦子 2022.05.31 庭木・シンボルツリー

高木

ミモザ

ミモザ 分類:常緑高木 樹高:5~10m ミモザは春に明るい黄色のふわふわとした可愛らしい花を咲かせる花木です。花には芳香があります。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

ミモザは、春に明るい黄色のふわふわとした可愛らしい花を咲かせる花木です。花には芳香があります。

ミモザ(アカシア)

  • 「ミモザ」はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉が特徴的な半落葉~常緑高木です。本来の「ミモザ(mimosa)」はオジギソウの学名ですが、黄色の房状の花が咲くアカシアの仲間の呼び名として使われています。 ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木です。ただしミモザ(アカシア)は庭植えにすると非常に大きくなるので、植える場所を考える他に毎年の剪定が必要になります。 3/8は国際女性デーといって、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定しています。この日はイタリアでは「女性の日」とされ、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣があります。日本でも「ミモザ(アカシア)の日」とされ、女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣が定着しつつあります。

低木

セイヨウニンジンボク

セイヨウニンジンボク 分類:落葉低木 樹高:2~3m セイヨウニンジンボクは夏に薄紫色の香りの良い花を咲かせる花木です。暑い時期に涼やかな花を咲かせる庭木の一つです。

  • 分類:落葉低木
  • 樹高:2~3m

セイヨウニンジンボクは、夏に薄紫色の香りの良い花を咲かせる花木です。暑い時期に涼やかな花を咲かせる庭木の一つです。

セイヨウニンジンボク

  • セイヨウニンジンボクは夏期に薄紫色の花を咲かせる、シソ科の落葉低木です。2~3mまで生長し、横に枝を広げて大きくなります。庭の花が少なくなる夏に涼し気な薄紫色の花を咲かせてくれる可愛らしい庭木です。 セイヨウニンジンボクの花には淡い芳香があり、株元の草むしりをしていると香りが漂ってきます。丈夫な上に花期が長く、晩夏まで咲き続けてくれるのも魅力です。  

ローズマリー

ローズマリー 分類:常緑低木 樹高:1~2m ローズマリーは香りの良いハーブとして有名です。その香りは料理にも、ポプリなどの香りの小物にも使用されます。

  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~2m

ローズマリーは、香りの良いハーブとして有名です。その香りは料理にも、ポプリなどの香りの小物にも使用されます。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。

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おすすめの手入れが楽な庭木4種

常緑樹

常緑ヤマボウシ

常緑ヤマボウシ 分類:常緑高木 樹高:5~10m 常緑ヤマボウシは名前の通り、冬でも緑の葉を絶やさないヤマボウシです。落葉するヤマボウシと違って、果実は食用になりません。

  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5~10m

常緑ヤマボウシは、名前の通り、冬でも緑の葉を絶やさないヤマボウシです。落葉するヤマボウシと違って、果実は食用になりません。

落葉樹

ガマズミ

ガマズミ 分類:落葉高木 樹高:3~5m ガマズミは秋に宝石のような真赤な果実を実らせる落葉高木です。自然樹形が美しいので、あまり手を入れずとも育てられます。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~5m

ガマズミは、秋に宝石のような真赤な果実を実らせる落葉高木です。自然樹形が美しいので、あまり手を入れずとも育てられます。

ガマズミ

  • ガマズミとは、日本の山野に自生する落葉高木です。ガマズミにはたくさんの種類がありますが、厳密に「ガマズミ」というとこのViburnum dilatatumを指します。春の桜が咲く頃、ガマズミの花は咲き始めます。真白な円形の集合花序を作ります。秋にはその花を真赤に結実させ、小さな赤い実をぎっしりと実らせます。真赤に熟した果実は酸味が強く生食は出来ませんが、アルコールに漬け込んで果実酒にして楽しむことが出来ます。

高木

エゴノキ

エゴノキ(画像有) 分類:落葉高木  樹高:5~15m  エゴノキは初夏に咲く星のような白い花が可愛らしい落葉高木です。自然樹形で整うので、あまり手間がかかりません。

  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~15m

エゴノキは、初夏に咲く星のような白い花が可愛らしい落葉高木です。自然樹形で整うので、あまり手間がかかりません。

エゴノキ

  • エゴノキとは、樹高は7~15m前後になる落葉高木で日本にも広く分布しています。雑木林などにも自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。 エゴノキの葉は長さ4~8cmで互生します。5~6月頃に直径2cmほどの5弁の白い花が鈴なりにぶら下がって咲き、独特の美しさがあります。エゴノキの花の散り方は、花びらを散らさずに、咲いていた形のままで落下していきます。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしい趣きがあります。秋早めに果実が熟して、1果に1つだけ入っている種を出します。 株立ちのエゴノキは華奢な幹と風が抜けるような涼し気な姿が美しく、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で自然樹形のままで整うのも、庭木として人気の理由です。緑陰樹にはなりませんが花が美しいので公園や緑地にも植えられます。ピンクの花が咲く品種もあります。

低木

ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ 分類:落葉低木 樹高:2~3m ヒュウガミズキは春に咲く淡いクリーム色の花が可愛らしい低木です。花の後に出てくる葉も丸みを帯びていて、柔らかく、観賞価値があります。

  • 分類:落葉低木
  • 樹高:2~3m

ヒュウガミズキは、春に咲く淡いクリーム色の花が可愛らしい低木です。花の後に出てくる葉も丸みを帯びていて、柔らかい印象で、観賞価値があります。

ヒュウガミズキ

  • ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木です。耐寒、耐暑性ともに優れ、自然樹形で育てられ手間がかからないため、公園や川沿いなどの公共空間の植栽にも植栽されています。自然樹形の他、刈り込みに堪えるので生垣にもできます。 ヒュウガミズキの花は、3月~4月にかけて淡い黄色の花がうつむいたような姿で開花します。派手さはありませんが楚々としてかわいらしい花です。葉はハートのような形で、花が開花した後に芽吹きます。初夏の青葉、秋の紅葉とも美しく目を引きます。 ヒュウガミズキは枝もの花材としても流通し、年末~年始は芽吹き枝、2月頃には花つきの枝ものとして出回っています。

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好みの庭木は見つかりましたか。紹介しきれなかった魅力的な庭木は、他にもたくさんあります。

庭木選びは、まずお庭のイメージを決めて、それから目隠しや観賞用などの目的を決めると選びやすくなります。

ずっと育てたくなるような庭木が見つかりますように。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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