寄せ植えの基本|初心者でもできるセンスの良い寄せ植えの作り方
とまつあつこ
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寄せ植えの春・夏・秋・冬
早春の寄せ植え
使っている植物:プリムラ、アネモネ、スイートアリッサム、クモマグサ、ローダンセマム、アイビー
まだ寒いけれどもうすぐ春がそこまで来ている2月から3月半ば頃(早春)には、プリムラの花や、アネモネ、ラナンキュラス、ムスカリ、チューリップ、ヒヤシンスなどの芽出し球根の苗が出回ります。早春は、そんなキュートな植物たちを使った寄せ植え作りがおすすめです。
春~初夏に日なたで育てる寄せ植え
使っている植物:フレンチラベンダー、レースラベンダー、オステオスペルマム、ブラキカム、セネシオ、ミスキャンタス、ハツユキカズラ
ガーデニングシーズン本番の4~5月頃(春)には、ペチュニア、ラベンダー、オステオスペルマム、マーガレットなどの花苗がたくさん出回ります。気候も気持ちが良いので、ガーデニング初心者の方も寄せ植え作りを始めるのに最適な季節です。
初夏に半日陰で育てる寄せ植え
使っている植物:八重咲きベコニア、レックスベゴニア、アイビー、ハゴロモジャスミン
5月初めから6月初め頃(初夏)には、梅雨にも楽しめる寄せ植え作りもおすすめです。
インパチェンスやベコニアなどの半日陰でもよく育つ植物を使って、木漏れ日のシェードガーデンで美しく映える寄せ植えを作りましょう。
▼蒸し暑い季節におすすめの爽やかな寄せ植えはこちら
夏の寄せ植え
使っている植物:ルドベキア、マリーゴールド、ネコノヒゲ、ランタナ、アルテルナンテラ
7~8月頃(夏)には、マリーゴールド、ニチニチソウ、ルドベキアやカラーリーフなどの暑さに強い植物を使って寄せ植えを作ると安心です。
秋の寄せ植え
使っている植物:姫バラ、ハッピーベリー、ダイアンサス、美女なでしこ、チョコレートコスモス、ケイトウ、エレモフィラ、ヒメヅタ
残暑が落ち着いた9月後半~11月末頃まで(秋)は、ふわふわしたケイトウ、ハッピーベリーなどの実物、ワレモコウ、グラス類の穂など、秋らしい・秋ならではの植物を使った寄せ植えを作ると趣があります。ハロウィンを意識したオレンジや紫、ブラック系の寄せ植えを作るのもいいですね。
秋にパンジー・ビオラのシンプルな寄せ植えを作って、チューリップやムスカリ、スイセンなどの球根をパンジー・ビオラの間に一緒に植えておくと、春に球根が芽吹いて花が咲き、春の訪れを感じるとともに、さらに豪華な寄せ植えを楽しめます。
冬の寄せ植え
使っている植物:ハボタン、ビオラ、ロータスブリムストーン、イベリス、オウゴンカズラ、アイビー
12~2月頃(冬)には、赤や白のガーデンシクラメンとコニファー、シルバー系のリーフ類を使ったクリスマス風の寄せ植えや、ハボタンやシキミヤ、百両などの和風の植物を使ったお正月風の寄せ植えもおすすめです。パンジー・ビオラやガーデンシクラメンは、冬の寒い庭を華やかにしてくれる代表的な花です。
寄せ植えのメンテナンス
水やり
寄せ植えの土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。なるべく、花や葉にかからないように、根元の土に水をかけるようにします。
暑い夏の日中に水やりをすると湯だってしまいます。水やりは早朝か夕方以降の涼しい時間帯に行いましょう。また、冬には夜に水やりすると土が凍ってしまうことがあるので、朝か日中の暖かい時間帯に水やりを行いましょう。
花がら摘み
花が咲き終わって散らずに残っているものを「花がら」といいます。花がらをそのままにしておくと種ができ、次の花が咲きにくくなります。見た目も悪く、病害虫の発生も促すのでこまめに摘み取りましょう。
切り戻し
生長して姿が乱れた場合は茎を短く切り戻すことで、再び美しく楽しむことができます。切り戻しに合わせて薄めの液肥を施すと、新芽の生長が良くなります。
植え替え
花のシーズンが終わって見た目の美しさが無くなってしまったら植え替え時です。寄せ植えの全部を植え直ししても良いですし、枯れた場所だけ部分的に他の植物を植えて楽しむこともできます。
宿根草や多年草など、冬は地上部が枯れてしまうような植物は、冬の間は別のポットに植えておいて、ベストシーズンにまた咲かせましょう。
寄せ植えのまとめ
人目につきやすい玄関先には明るい色の寄せ植えを飾ったり、プライベートな場所には自分の好きな色の花を思い切り植えたり、飾る場所に応じた寄せ植えを作りませんか?
母の日や父の日のプレゼント、新築祝い、結婚祝いなどのお祝いに、寄せ植えを作ってプレゼントするのもおすすめです。
寄せ植えについてのちょっとしたコツを覚えて自分好みの寄せ植えをお楽しみください。
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