初心者も簡単に育てやすい人気のハーブ42選|おすすめポイントと育て方のコツ
とまつあつこ
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育てやすいハーブ42選(21.ナスタチウム~30.ラベンダー)
21.ナスタチウム ~ノウゼンハレン科 非耐寒性一年草~
おすすめポイントと特徴
ナスタチウムは咲いたばかりの花や若い葉を生で食します。サラダやサンドウィッチなどに添えると、ピリッとした辛味がアクセントになります。風味がクレソンにも似ています。
育て方のコツ
ナスタチウムは日なたと水はけの良い用土を好みます。摘芯すると分枝が増え、ボリュームアップします。蒸し暑さに弱く、高温多湿時に花を休みますが、短めに切り戻して猛暑を乗り切れば、秋に再び開花します。
22.ニンニク(ガーリック) ~ユリ科 耐寒性多年草
おすすめポイントと特徴
ニンニクは、球根の部分を刻んだりすり下ろしたりして料理の香りづけに使います。若い葉や芽の部分は炒め物にして美味しくいただけます。国産のニンニクを自分で育てられたら嬉しいですよね。
育て方のコツ
ニンニクは、日当たりと水はけの良い用土を好みます。ニンニクの種球は、9月中旬~下旬に休眠から覚めます。休眠が覚めてから植え付けましょう。収穫は初夏になりますが、晴天日に収穫した方が良い状態で収穫できます。
23.バジル ~シソ科 非耐寒性一年草~
おすすめポイントと特徴
バジルはチーズやトマトと相性がよく、イタリア料理には欠かせないハーブの一つです。爽やかな香りが食欲をそそり、生ではもちろんのこと、ジェノべーゼソースやパスタ、ピザの彩りに最適です。
スイートバジルの他、レモンやライム、シナモンの香り、紫葉タイプなど品種が豊富で花と葉の香りも異なります。
育て方のコツ
バジルは日なたと水はけの良い用土を好みます。先端の芽を摘み取ってわき芽を伸ばす「摘芯」を繰り返すと、枝数が増えて収量が増します。挿し木でも簡単に増やすことができます。花が咲くと風味が落ちるので、花を使わない場合は花穂は早めに切り取りましょう。
24.パクチー ~セリ科 半耐寒性一年草~
おすすめポイントと特徴
エスニック料理といえばパクチーの香りを思い浮かべませんか。パクチーは、葉はもちろん実も食用にでき、掘りあげた根は刻んでスープに加えたり、全草を使えます。肉や魚料理では、臭い消しの効果もあります。インスタントラーメンの仕上げに加えると、手軽にエスニック風にワンランクアップできます。
育て方のコツ
パクチーは日当たりを好みますが、少し日陰でも育ちます。夏の日差しを浴びすぎると、花が咲き、葉が硬くなるので気を付けましょう。パクチーは水を好むので、土をあまり乾燥させないように気をつけて管理しましょう。
25.パセリ ~セリ科 半耐寒性二年草~
おすすめポイントと特徴
葉が縮れるタイプのパセリです。パセリがよく料理のつけ合わせに用いられるのは、彩りの良さと、食後に口の中をさっぱりさせてくれる効果があるからと考えられます。
パセリは葉をみじん切りにしてバター、卵料理、肉料理、魚料理などに加えます。茎はブーケガルニに最適です。
育て方のコツ
パセリは日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。夏の高温と乾燥で葉色が悪くなります。夏の直射日光は避けて、適度に日が当たる風通しの良い場所で管理しましょう。
26.フェンネル ~セリ科 耐寒性多年草~
おすすめポイントと特徴
フェンネルはやわらかい羽を思わせるような葉は細かく分かれ、折るとすっきりとした香りが立ち、魚料理などに利用されます。
茎は直立して分枝し、頂部にはセリ科独特の傘を開いたような小さな黄色い花を初夏に多数咲かせます。
育て方のコツ
フェンネルは日なたと水はけの良い用土を好みます。日本でよく出まわるのはスイートフェンネル、銅葉のブロンズフェンネル、フェンネルシードです。イタリアで品種改良されたフローレンスフェンネルは株元が肥大し、根も食用にします。草丈が高くなりますが、大きな深鉢を利用すれば鉢植えで育てることも可能です。
27.ボリジ ~ムラサキ科 耐寒性一年草~
おすすめポイントと特徴
ボリジは5~7月頃に咲く青い星形の花のかわいらしさが際立つハーブです。白い毛に覆われた葉や茎には、キュウリのような香りがあります。イチゴとボリジを近くで育てるとイチゴの生育がよくなるといわれるなど、コンパニオンプランツとしても人気があります。ボリジの花は料理やスイーツの飾りに使われることもあります。
育て方のコツ
ボリジは日なたで水はけがよく、弱アルカリ性の用土を好みます。秋に種を直まきすることもでき、丈夫で育てやすいです。乾燥気味に管理しましょう。寒さには強いので冬を超えて梅雨時の蒸れで枯れますが、こぼれ種で毎年咲くことが多いです。
28.マロウ ~アオイ科 耐寒性多年草~
おすすめポイントと特徴
マロウは春から夏に紫色の美しい花を咲かせます。花色がきれいなのでハーブティーとして使われることが多いです。マロウのハーブティーにレモンを入れるとブルーからピンクに変化する様子も楽しめます。
育て方のコツ
マロウは日当たりと水はけが良い用土を好みます。こぼれ種で野生化するほど丈夫です。寒さで地上部が枯れますが、地ぎわから2~3芽残して短く切り、控え目に水やりをして冬越しさせましょう。春になると再び新芽が出て育ちます。
29.ミント ~シソ科 耐寒性多年草~
おすすめポイントと特徴
ミントはすーっとする清涼感のある香りで、お菓子、ドリンク、芳香剤、湿布薬、入浴剤など、多くのシーンで香りや効果が利用されます。ミントの仲間は非常に多く、それぞれ含まれる成分や香りも異なります。
育て方のコツ
ミントは日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。収穫をかねて切り戻しをしながら育てます。切った茎を水にさしておくと根が出て簡単にふやせます。
注意ポイント!
ミントは地植えにすると地下茎でどんどん広がります。広がらせたくない場合は、このように鉢に植えた状態で地植えにすると広がりにくいのでおすすめします。
30.ユーカリ・グニー ~フトモモ科 半耐寒性常緑高木~
おすすめポイントと特徴
ユーカリは生育旺盛で生長が非常に早い樹木で、種類が多く葉の形も香りも様々です。古くから薬用やアロマテラピーに使われてきました。ユーカリの枝を大きめのボウルに入れて熱湯を注ぐだけで、すっきりした香りが漂い気分がリフレッシュします。ドライフラワーにすると、リースやアレンジメント作りに重宝します。
育て方のコツ
ユーカリ・グニーは日当たりと水はけが良い用土を好みます。風通しも良い場所で育てましょう。生長に応じて早めに支柱を立て、樹高を高くしたくない場合は中心の先端の芽を摘むことをおすすめします。
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