秋植え球根一覧|おすすめや植えっぱなしで毎年咲く種類、時期と植え方

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山田智美

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秋は球根の植え付け時期です。秋に植えて春に開花を楽しめる秋植え球根を一覧で紹介します。植えっぱなしで毎年咲く花もずらりと揃えました。

目次

秋植え球根|おすすめの種類

アネモネ

アネモネ

アネモネは、色鮮やかな花びらと、花芯のフォルムが魅力的な花。ちょっと手間をかければ美しい花を楽しめる球根です。

  • 開花時期:2月~5月
  • 植える時期:10月~11月

アネモネの球根の植え方

アネモネの球根は、事前に吸水処理をしてから植え付けます。理由は、乾燥した球根をいきなり植え付けると急に水を吸って腐りやすくなるからです。

湿ったバーミキュライトに球根を植え付け、1~2週間で発芽したら、培養土に植え付けます。間隔は10~20cm、深さは2cm、尖った方を下にして植え付けます。

アリウム

アリウム・レッドモヒカン1

アリウムは、ネギやニラなどの仲間の春に咲く秋植え球根。印象的な大型種から小型種まであります。

  • 開花時期:4月~9月(品種による)
  • 植える時期:10月~11月

アリウムの球根の植え方

アリウムの球根は、アルカリ性の土壌を好むので、苦土石灰を混ぜた土に植え付けます。大型種の球根の植え付けは、間隔は10~20cm、深さ10~15cmが目安です。小型種の球根は、3~5cm間隔、深さ3cm程度に植え付けましょう。

アルストロメリア

アルストロメリア

アルストロメリアは、斑入りの花びらと鮮やかな色が印象的な球根の花。秋に植えて初夏に花を楽しめます。

  • 開花時期:5月~7月
  • 植える時期:10月~11月

アルストロメリアの球根の植え方

アルストロメリアの球根は、楕円形の芋のような貯蔵根がクラウンと呼ばれる上部から数個繋がった、変わったフォルムをしています。必ずクラウンが上にくるように植え付けましょう。深さは5~10cmが目安です。

イキシア

canva イキシア

イキシアは、草丈30~60cmの細い茎にたてにびっしりと色鮮やかな花を咲かせる、アヤメ科の秋植え球根。切り花でも楽しめます。

  • 開花時期:4月~5月
  • 植える時期:10月~11月

イキシアの球根の植え方

イキシアは、霜が苦手なので霜が当たらない場所に植え付けましょう。球根の植え付けは、間隔4~5cm、深さ3~4cmが目安です。

カマシア(カマッシア)

カマシア カマッシア

カマシアは、春に咲く小さな星を思わせるような花がかわいらしい秋植え球根。細い花径に複数の花を咲かせる姿は花火のようです。

  • 開花時期:4月~5月
  • 植える時期:10月~11月

カマシアの球根の植え方

カマシアは、品種により草丈が違います。生長を見越して、それぞれに合わせた植え付けをしましょう。球根の植え付けは、間隔は球根2個分、深さは球根1/2~1個分が目安です。

シラー

canva シラー・ペルビアナ オオツルボ

シラーは、春から初夏に青や白の花を咲かせる秋植え球根。たくさんの品種があり、花のフォルムや咲き方に違いがあります。

  • 開花時期:3月~5月
  • 植える時期:10月~11月

シラーの球根の植え方

シラーは、品種によってサイズに違いがあります。草丈を確認して植え付けましょう。球根の植え付けは、間隔は3~8cm、深さは3~5cmが目安です。分球して増えるので、スペースを確保して植え付けましょう。

チューリップ

チューリップ

チューリップは、春を代表するような秋植え球根。ピンクや白、黄色の明るい花色や一重咲きから八重咲きまであるかわいらしい花が人気です。

  • 開花時期:4月~5月
  • 植える時期:10月~11月

チューリップの球根の植え方

チューリップは、群生して咲いている姿が美しい花です。球根を植え付ける際には何球かまとめて植えると開花してから絵になります。球根の間隔は5~10cm、深さ8cm、尖った方を上にして植え付けましょう。

トリテレイア(ブローディア)

canva トリテレイア(ブローディア)

トリテレイアは、晩春から初夏に涼しげな花を咲かせる秋植え球根。ヒメアガパンサスとも呼ばれます。

  • 開花時期:5月~7月
  • 植える時期:10月~11月

トリテレイア(ブローディア)の球根の植え方

トリテレイアは、水はけの良い土壌を好みます。球根の植え付けは、地植えで5~10cm、鉢植えで3~5cm程度の間隔が目安です。

バイモユリ

バイモユリ

バイモユリはうつむくように咲く花と葉の曲線が美しい秋植え球根。1株あるだけで絵になります。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月

バイモユリの球根の植え方

バイモユリは、高温多湿が苦手です。夏は風通しの良い半日陰になるような場所で管理しましょう。球根の植え付けは、間隔は15~20cm、深さ10~15cmが目安です。

ヒヤシンス

ヒヤシンスは、春に香りの良い花を咲かせる秋植え球根。水耕栽培ができることで有名ですが、地植えでも美しい花を楽しめます。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

ヒヤシンスの球根の植え方

ヒヤシンスは、霜が苦手です。霜の当たらないところに植え付けるようにしましょう。ヒヤシンスの球根は浅植えにしましょう。球根の先端部分が少し土から見えるくらいが目安です。

プスキニア

プスキニア

プスキニアは、白や淡いブルーの小さな花を咲かせる秋植え球根。小型で育てやすく、野花のような趣きが人気です。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

プスキニアの球根の植え方

プスキニアは、夏の高温多湿が苦手です。風通しの良い場所を選びましょう。球根は、間隔は5~10cm位、深さは3~5cmを目安に植え付けましょう。

フリージア

canva フリージア

フリージアは、春にうっとりするような香りの良い花を咲かせる秋植え球根。黄色や白、ピンクなどの明るい花色が春らしく、切り花でも人気があります。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

フリージアの球根の植え方

フリージアの球根は、間隔は10~15cm、深さ4~5cmを目安に植え付けます。

フリチラリア

フリチラリア・メレアグリス

種類が豊富なフリチラリアは、ユリ科バイモ属の秋植え球根。花のフォルムが独特で印象的な花を咲かせます。

  • 開花時期:3月~5月
  • 植える時期:10月~11月

フリチラリアの球根の植え方

フリチラリアは、品種により草丈が違います。球根の植え付けは、大型種は深さ15cm、小型種は深さ4~5cmが目安です。

ラナンキュラス

ラナンキュラス 芽出し球根 寄せ植え

ラナンキュラスは、春に優しい色のバラのような豪華な花を咲かせる秋植え球根。幾重にも重なった花びらが豪華で、切り花でも人気があります。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

ラナンキュラスの球根の植え方

ラナンキュラスの球根は、事前に吸水処理をしてから植え付けます。理由は、乾燥した球根をいきなり植え付けると急に水を吸って腐りやすくなるからです。

湿らせたバーミキュライトなどで包むようにして、一晩寝かせて置きます。しっかりと球根が吸水し膨らんだら、培養土に植え付けましょう。

 

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秋植え球根|植えっぱなしで毎年咲く種類

オオアマナ

オオアマナ

オオアマナは、晩春に白い星のような花を咲かせる秋植え球根。野草のような雰囲気がかわいらしい花です。

  • 開花時期:4月~5月
  • 植える時期:10月~11月

オオアマナの球根の植え方

オオアマナは霜が苦手なので、霜が当たらない場所に植え付けましょう。球根の植え付けは、間隔は5~10cm、深さ3cmが目安です。植えっぱなしで毎年花を楽しめます。

原種チューリップ

原種チューリップ

原種チューリップは、原種や野生種に近いチューリップ。花がこぶりなものや、楚々とした雰囲気のものが多く、野花のような雰囲気が魅力です。

  • 開花時期:3月~5月
  • 植える時期:10月~11月

原種チューリップの球根の植え方

原種チューリップの球根は、数個をまとめて植え付けると、自然に群生しているような景色を楽しめます。植え付ける際は、球根3個分の深さが目安です。分球して毎年咲くので、植えっぱなしで何年も楽しめます。

クロッカス

クロッカス

クロッカスは、早春に紫や黄、白の花を咲かせる秋植え球根。まだ枯葉が多く残る地面に草丈低く明るい色の花を咲かせます。植えっぱなしで毎年咲きます。

  • 開花時期:2月~4月
  • 植える時期:10月~11月

クロッカスの球根の植え方

クロッカスの球根の植え付けは、間隔は3~4cm、深さ4~5cmが目安です。しっかり等間隔に間を取らず、少し無造作に転がすように植え付けると、自然な感じに仕上がります。

ムスカリ

ムスカリ

ムスカリは、ブドウを逆さにしたようなフォルムの花が魅力の秋植え球根。よく分球して増え、植えっぱなしで毎年たくさんの花を楽しめます。

  • 開花時期:3月~5月
  • 植える時期:10月~11月

ムスカリの球根の植え方

ムスカリの球根は、間隔3~5cm、深さ3cm程度を目安に、とがっている方を上にして植え付けます。

水仙(スイセン)

水仙

水仙は、早春から春に香りの良い花を咲かせる秋植え球根。まれに香りの良くない種類もあります。うつむくように咲く姿が美しく、古今東西人気のある花です。

  • 開花時期:11月~4月頃(品種による)
  • 植える時期:9月~11月

水仙(スイセン)の球根の植え方

水仙は、品種により開花時期に差があります。冬から咲き始める早咲き種は、9月頃から植え付けるようにしましょう。球根の植え付けは、間隔は5~15cm、深さ球根1個分程度が目安です。

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップは、早春に白い花をうつむくように咲かせる秋植え球根。春の始まりを告げる花として古くから親しまれています。

  • 開花時期:2月~3月
  • 植える時期:10月~11月

スノードロップの球根の植え方

スノードロップの球根は、間隔は5~10cm、深さは5cmを目安に植え付けましょう。数年で群生してたくさんの花を楽しめるようになります。

スノーフレーク

スノーフレーク

スノーフレークは、春にスズランのような白い花を咲かせる秋植え球根。スノードロップとよく似ていますが、スノーフレークは1本の花茎に複数の花を咲かせます。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

スノーフレークの球根の植え方

スノーフレークの球根は、間隔は10cm程度、深さは7~8cmを目安に植え付けましょう。植えっぱなしで毎年たくさんの花を楽しめます。

チオノドクサ

チオノドクサ

チオノドクサは、早春にピンクや紫など色鮮やかな花を咲かせる秋植え球根。野花のような雰囲気がかわいらしい花です。

  • 開花時期:2月~4月
  • 植える時期:10月~11月

チオノドクサの球根の植え方

チオノドクサの球根は、間隔は3cm、深さ3~5cmを目安に植え付けましょう。よく分球して、毎年花を咲かせます。

ディケロステンマ

canva ディケロステンマ

ディケロステンマは、春に紫や赤の花を咲かせる秋植え球根。花期が長く、育てやすいことから人気のある花です。

  • 開花時期:5月~6月
  • 植える時期:10月~11月

ディケロステンマの球根の植え方

ディケロステンマの球根の植え付けは、間隔は5cm、深さ5cmが目安です。分球して増えるので、スペースを確保しておきましょう。

ヒヤシンソイデス

ヒヤシンソイデス

ヒヤシンソイデスは、以前はシラーに分類されていた秋植え球根。イングリッシュブルーベルなど、ベル型の花をうつむくように咲かせる姿が可憐です。

  • 開花時期:4月~5月
  • 植える時期:10月~11月

ヒヤシンソイデスの球根の植え方

ヒヤシンソイデスは、風通しの良い場所を好みます。球根は、間隔は3~5cm、深さ2~3cmを目安に植え付けましょう。よく分球し、植えっぱなしで毎年たくさんの花を楽しめます。

ハナニラ(イフェイオン)

ハナニラ(イフェイオン)

ハナニラは、星形の花を一面に咲かせる姿が美しい秋植え球根。グランドカバーとしても人気があります。ニラのような香りがありますが、食用にはできません。

  • 開花時期:3月~4月
  • 植える時期:10月~11月

ハナニラ(イフェイオン)の球根の植え方

ハナニラの球根は、間隔は3~5cm、深さ2~3cmを目安に植え付けましょう。あっという間に分球して群生するので、植えっぱなしで毎年たくさんの花を楽しめます。

 

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寒い冬に暖かな春を思い描きながら球根を植え付ける作業は、秋のガーデニングの楽しみの一つです。家族で行えば、春にみんなで花を眺める楽しみもできます。さあ、秋植え球根の植え付けを始めましょう。

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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