5月の寄せ植えに使いたい花13選

戸松敦子
このライターの記事一覧

5月の寄せ植えに使いたい草花をご紹介!
5月になると植物は勢いよく生長し、花も次々に咲き誇ります。4月に出始めた春の植物に加え、ペチュニアなどの初夏から秋まで楽しめる苗が出回るので苗売り場はとてもカラフルで華やかな雰囲気です。そんな5月には、初夏ならではの草花を使い、秋まで長持ちする寄せ植えを作りましょう。5月の寄せ植え作りのポイントや管理方法についてもお話しします。
目次
5月の寄せ植え作りのポイント
5月は1年の間で最も植物が出回る時期。初夏に咲くものや、初夏から秋まで長く咲き続ける植物も出てきます。苗がたくさん並んでいてワクワクしたり嬉しい反面、寄せ植えに何を使って良いか悩んでしまうこともあるかもしれません。そんなときは、メインに使いたい花を決め、その花に合う二番目の主役、わき役を選んでいくといいですね。
この写真の寄せ植えは、フランネルフラワーをメインに、淡いピンク色のラベンダー、ふわふわした感触のセネシオ・エンジェルスウィングス、ブルー・パープル系のペチュニア、イベリスなどを合わせています。ユーフォルビア・ダイアモンドフロストで涼しさをプラスし、四つ葉のクローバーを挿し色に使いました。
寄せ植えに使った草花
ペチュニア、サフィニアは、初夏から秋まで楽しめる花苗の代表とも言えます。長く楽しむ寄せ植えには欠かせません。花色や咲き方も様々あるので、華やかだったり、爽やかだったり、可愛いイメージやアンティーク調など、好みの苗がきっとみつかります。少し目線の高い位置に飾ると、垂れるようにこぼれ咲く美しさも楽しめます。
寄せ植えに使った草花
- サフィニア
- バーベナ
- アイビー
5月には母の日もあるので、寄せ植えを作ってプレゼントするのもいいですね。写真の寄せ植えは、手つきのかごに苗を植え付けています。
寄せ植えに使った草花
▼ペチュニアなどを使った寄せ植えの作り方はこちら
少し大きめのプランターに寄せ植えを作ると、ちょっとした花壇のように広々と楽しめます。5月は植物たちが生育旺盛なので育てやすく、水やりのたびに生長を感じて嬉しくなります。
寄せ植えに使った草花
先月は「4月の寄せ植えに使いたいハーブと野菜15選」を紹介しました。これらのハーブと野菜は5月の植え付けでもまだ間に合います。春~初夏の絶好のガーデニングシーズンにぜひ育ててみてくださいね。
▼寄せ植えに使いたいハーブと野菜はこちら
▼初心者にも育てやすいハーブはこちら
5月の寄せ植えに使いたい草花13選
それでは、5月の寄せ植えに使いたい草花を紹介していきます。花期の長いものを使って寄せ植えを作り、上手に夏越しさせて秋までたっぷり楽しみましょう!
ペチュニア ~ナス科 非耐寒性一年草(多年草)~
ペチュニアの花期は3月~11月頃。日なたと水はけの良い用土を好みます。花期が長く、タイミング良く剪定すると枝分かれしてたくさんの花を咲かせます。
ペチュニアは本来多年草ですが、寒さに弱いため一年草扱いされていることが多いです。暖地では霜に当たらないように注意すれば戸外で冬越しさせることもできます。
最近では、アンティーク調の大人っぽい雰囲気のペチュニアも出回り人気があります。
一重咲きの他、八重咲きなど咲き方も様々で、花色も豊富。花の大きさも大輪から小輪とあります。
▼ペチュニアのさらに詳しい育て方はこちら
ペチュニア
- ペチュニアは、夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。 ペチュニアは色幅も豊富で多花性。一重や八重咲きなど咲き方も様々あり、花の大きさも大輪から小輪と様々です。品種数も数百品種以上あり、毎年新品種が発売されています。 ペチュニアは開花期間がとても長いので、初心者にもおすすめの素材です。ペチュニアは現地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。 ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。
▼アンティーク調のペチュニアを使った寄せ植えの作り方はこちら
サフィニア ~ナス科 非耐寒性一年草(多年草)~
サフィニアは4月~10月頃、波打つようにたくさんの花を咲かせます。横に広がって生長し、ふんわりと豪華にあふれるように咲きます。花色は白、ピンク、紫、青、黄色など様々あります。
サフィニアはペチュニアの改良品種。ペチュニアの長期間咲き続ける良さを引き継ぎ、雨に弱い弱点を改良してより育てやすくなりました。英語のSurfing(サーフィン)とPetunia(ペチュニア)を合わせて名付けられています。梅雨前に切り戻しをすると状態良く夏越しでき、秋まで美しく咲き続けます。
サフィニアは日なたと水はけの良い用土を好みます。暖地以外では屋外で越冬することが難しく、一年草扱いされていることが多いです。
▼サフィニアのさらに詳しい育て方はこちら
サフィニア
- ペチュニアの改良品種がサフィニアです。原種の欠点だった雨への弱さを克服し、花つきを格段によくしたばかりでなく、丈夫さをそのまま残すことに成功しました。上手に育てれば1株から1000の花を咲かすこともできるといわれています。サフィニアは小輪から大輪、一重咲きから八重咲き、花びらに星型やハート模様が入るタイプなどバラエティーが豊富です。最初に登場した紫がかった赤からさらに改良が進み、現在では赤、白、ピンク、紫ピンク、紫、ブルー、黄などバリエーションが増えました。 サフィニアは横に広がり枝が垂れ下がるので、鉢植えや寄せ植え、ハンギングバスケットなどで少し目線の高い位置に飾ると垂れるようにこぼれ咲く美しさも楽しめます。1株で充分見ごたえがあるので、スペースの余裕を持って植え付けるようにします。梅雨前に切り戻しをすると状態良く夏越しでき、秋まで美しく咲き続けます。 サフィニアは、暖地以外では屋外で越冬することが難しく一年草扱いされていることが多いですが、霜が降りる前に室内に取り込んで管理すると翌年も楽しめます。また、サフィニアは挿し芽で増やせるので、摘芯を兼ねて切り戻しをしながら増やし、挿し芽で作った小さな苗を室内で冬越しさせて暖かくなったら屋外で育てることもできます。 サフィニアの名は、英語のSurfing(サーフィン)とPetunia(ペチュニア)を合わせて名付けられました。匍匐した枝に花が波打つように咲きあふれることからイメージしたそうです。ちなみにペチュニアの名は、ブラジルの先住民がペチュニアの葉をタバコに混ぜて吸っていたことから、先住民の言葉Petunia(タバコ)から付けられたという説と、ペチュニアがタバコの花に似ていることから付けられたという説があります。
▼サフィニアを使った寄せ植えの作り方はこちら
カリブラコア ~ナス科 非耐寒性一年草(多年草)~
カリブラコアは、ペチュニアの近縁種。ペチュニアより花が小さ目で繊細です。日なたと水はけの良い用土を好みます。花期は5月~10月頃。伸びすぎたら半分に切り戻して追肥すると再び開花します。ペチュニアと同じく長雨に当たると花が傷みやすいので、梅雨など雨が続く時は屋根のある場所に移動させましょう。
カリブラコアは一重咲きの他、八重咲きタイプもあります。花色は、ピンク、紫、白、黄、赤、複色など様々です。
カリブラコアは、どんな植物にも合うので寄せ植えに使いやすいです。上品で可愛い雰囲気に仕上がります。
▼渋谷園芸の樺澤智江さんに教わったカリブラコアを使った寄せ植えはこちら
フランネルフラワー ~セリ科 非耐寒性多年草~
フランネルフラワーは、花や葉が柔らかい毛織物のようにふわふわした感触の多年草。花や葉、茎に細かい毛がびっしりと生えていて、まるでネルシャツの素材であるフランネルを触った時の感触に似ていることから、フランネルフラワーの名がつきました。
花期は4月~6月、9月~11月頃です。暑さや寒さに弱い性質で、高温多湿の環境が苦手。雨のかからない日なたを好みます。冬は室内で管理すると翌年も楽しめます。
▼フランネルフラワーのさらに詳しい育て方はこちら
フランネルフラワー
- フランネルフラワーは、花や葉が柔らかい毛織物のようにふわふわした感触の多年草。花や葉、茎に細かい毛がびっしりと生えていて、まるでネルシャツの素材であるフランネルを触った時の感触に似ていることから、フランネルフラワーの名がつきました。 フランネルフラワーは、オーストラリアの山岳地帯の森林や、沿岸部の砂地に自生しています。ユニークな花と草姿から長年に渡り、世界で栽培されてきました。 フランネルフラワーは、日本ではもともと輸入の切り花の流通があり、その白い花の清楚なイメージで花嫁さんのブーケなどにも使われてきたのですが、近年日本で品種改良が進み、鉢植えのフランネルフラワーも出回るようになりました。 フランネルフラワーの花の色は白や複色。葉の色はシルバーグリーンです。フランネルフラワーと同じように毛織物のフランネルに似た手ざわりの葉をしているフランネルソウがありよく間違われますが、フランネルソウはナデシコ科の全く別の植物です。 フランネルフラワーは、暑さ、寒さにやや弱い性質で、高温多湿の環境が苦手。酸性の土を好むので、植え付ける用土にも少し注意するとよく育ちます。
▼フランネルフラワーの花言葉はこちら
ラベンダー ~シソ科 耐寒性(半耐寒性)常緑低木~
ラベンダーは非常に種類が多く、香りを楽しむのに向くもの、丈夫で花壇の観賞に向くものなど様々です。耐寒性や耐暑性もそれぞれ異なります。ラベンダーは日なたと水はけの良い用土を好みます。花後は早めに花茎を切り、風通し良く育てることがポイントです。
イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)
イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)は、寒さや乾燥に強くて、高温多湿に弱い性質があります。開花期は5月~7月頃。暖地で育てるのには不向きで、北海道のような寒冷地でよく栽培されている種です。細い花穂でシャープな草姿が美しく、香りが高いのが特徴的。ドライフラワーにも適しています。花色は紫、ピンク、白などがあります。
▼イングリッシュラベンダーのさらに詳しい育て方はこちら
▼イングリッシュラベンダーを使った寄せ植えの作り方はこちら
レースラベンダー
レースラベンダーは、葉にレースのような細かい切れ込みが入っているラベンダー。いわゆるラベンダーの香りはしないタイプで、花や葉の姿を楽しみます。 花期は4月~7月、9月~10月頃。四季咲きなので条件が合えば冬でも咲きます。
レースラベンダーは高温多湿に弱く、寒さも苦手という少しデリケートな性質ですが、上手に育てると一年を通じて長い期間花が楽しめ、毎年咲かせることができます。風通しの良い屋外の日当たりを好みますが、真夏の直射日光や梅雨の長雨に当たると傷むので明るい軒下に移動させましょう。
▼レースラベンダーについて詳しくはこちら
レースラベンダー
- レースラベンダーは、葉に入った細かい切れ込みがレースのように見えることから名づけられました。レースラベンダーは、いわゆるラベンダーの香りはしません。観賞用に作られた園芸種なので、ハーブとして利用するには不向きな品種です。花とレースのような葉が美しく、花姿そのものを楽しむ方が多いようです。 四季咲きなので条件があれば冬でも咲いてくれるのがうれしいところ。葉に細い銀色の柔毛が密生しているのが特徴的で、他のラベンダーとすぐに見分けがつきます。花だけでなく、葉を観賞できるのもレースラベンダーの魅力です。 高温多湿に弱いというラベンダーの仲間の特徴を備えつつ、寒さも苦手という少しデリケートな品種ですが、ポイントをおさえて上手に育てると一年を通じて長い期間花が楽しめ、毎年咲かせることができるラベンダーです。
▼レースラベンダーを使った寄せ植えはこちら
フレンチラベンダー
フレンチラベンダーは、暑さ寒さに強いラベンダーです。開花期は5月~7月頃。香りはやや弱く、ウサギの耳を思わせる可愛い花穂を観賞します。花色は紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。日光の良く当たる風通しの良い場所を好みます。梅雨の長雨は苦手です。花後に切り戻して風通し良く育てましょう。
▼フレンチラベンダーのさらに詳しい育て方はこちら
フレンチラベンダー
- フレンチラベンダーの花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。最大の特徴は花穂の先についた葉。葉だけれど緑色ではなく、紫色や白い色をしています。細長い花びらにも見えるこの葉。これは苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。香りはやや弱いですが、花が散った後も苞葉が残り、長い期間鑑賞できます。ドライフラワーにも向いています。ラベンダーの中では暑さに強く、耐寒性もあり丈夫です。蒸れに弱いので、花後に切り戻しをして風通し良く育てると、毎年楽しむことができます。
▼渋谷園芸の樺澤智江さんに教わったフレンチラベンダーを使った寄せ植えはこちら
アメリカンブルー ~ヒルガオ科 半耐寒性多年草~
アメリカンブルーは爽やかな青い花を咲かせます。開花期は5月~10月頃。日当たりを好み、花は朝開いて夕方には閉じてしまいます。アサガオやハイビスカスと同じ一日花(朝咲いて、しぼむまでが一日の花)とも言われています。
半耐寒性なので暖地では屋外で冬越しできますが、霜に当たると枯れてしまいます。一般的には一年草として扱われています。
▼アメリカンブルーのさらに詳しい育て方はこちら
アメリカンブルー(エボルブルス)
- アメリカンブルーは、ヒルガオ科の半耐寒性多年草です。 開花期は5~10月。半耐寒性なので暖かい土地では屋外で冬越しできますが、霜にあたると枯れてしまうため、日本では一年草として扱われています。這うように伸びながら、1~3cmのかわいらしい青い花をいくつも咲かせます。花壇の前景やグランドカバー、ハンギング仕立てなど幅広く楽しめます。 ヒルガオの仲間なので1年草として扱いますが、環境によっては越冬します。 本来は「エボルブルス」という呼び名ですが、1980年代の初輸入時には種が分からなかったため、アメリカから来たブルーの花という安直な命名で定着してしまいました。最近はようやくエボルブルスの名前も定着しつつあります。また、白い花の「アメリカン・ホワイト」も出回るようになりました。
ブルースター ~キョウチクトウ科 半耐寒性多年草~
ブルースターの花は、咲き始めは水色、咲き終わりに近づくにつれて青が濃くなり、紫色に近い色なります。愛らしく、存在感のある爽やかな水色の花がとても人気です。青い5枚の花びらが星のように見えることから、ブルースターという名前がついています。
暑さに強く、初夏から秋まで咲き続け、強い霜に当たらなければ屋外で冬越しできます。茎を切ると断面から白い乳液が出てきます。肌の弱い方はかぶれることがあるので、触れたらしっかり手を洗いましょう。
▼ブルースターのさらに詳しい育て方はこちら
ブルースター(オキシペタラム)
- ブルースター(オキシペタラム)は、南米原産で暑さに強く、初夏から秋まで咲き続け、暖地では戸外でも冬越し出来るほど比較的丈夫な多年草です。全体に短い白い毛がはえています。葉は長い楕円形で長さ9cmほどあり、基部は木質化し、花は3cmほどで咲き始めは水色、咲き終わりに近づくにつれて青が濃くなります。青い5枚の花弁が星のように見えることからブルースターの名前がついています。 庭植えよりも切り花としてよく用いられます。切ると茎から白い乳白色の液体を出します。人にによってはかぶれることがあるので注意が必要です。異名のオキシペタラムで流通することもあります。またキョウチクトウ科ではなくガガイモ科に分類されることもあります。
▼ブルースターの花言葉はこちら
イベリス ~アブラナ科 耐寒性多年草~
イベリスは寒さに強く、4月~6月頃に清楚で上品な花を咲かせます。紫色の品種は宝石のアメジストのような高貴な花姿。日なたと水はけの良い用土を好みます。暑さや乾燥に強く、多湿は苦手です。直根性なので移植を嫌います。植え替えるときはあまり根をくずさないようにしましょう。
イベリスの蕾から、花びらが一枚ずつ咲きほころぶ姿もとても可愛いです。
白色のイベリスは、お砂糖のお菓子のような可愛らしい花が株をおおうように咲きます。
▼イベリスについてもっと詳しくはこちら
ブラキカム ~キク科 耐寒性多年草~
ブラキカムは4月~10月頃、デージーに似た小さな花を咲かせます。園芸種としては多年草のものが多く出回っています。日なたと水はけの良い用土を好みます。高温多湿にやや弱いですが、丈夫で病害虫の心配もそれほどありません。耐寒性はありますが、葉が繊細なので強い霜に当たらないように対策しましょう。
白色のブラキカムもあります。ブラキカムは寄せ植えに使うと涼し気で上品な雰囲気をプラスしてくれます。
▼ブラキカムのさらに詳しい育て方はこちら
セネシオ・エンジェルスウィングス ~キク科 耐寒性多年草~
セネシオ・エンジェルスウィングスは、葉がふわふわした白い毛で覆われているカラーリーフ。さわり心地はフェルトに近い質感です。名前のとおり、まるで天使の羽のようにも見えます。
日当たりと水はけの良い用土を好みます。暑さ・寒さに強く、周年美しい葉が楽しめます。
ガーデンガーベラ ~キク科 半耐寒性多年草~
ガーデンガーベラは、普通のガーベラに比べて暑さや寒さ、病害虫にも強く改良された品種です。寒さにはマイナス5℃まで耐えられるので、東京以西では屋外で越冬することができます。宿根ガーベラとも言います。冬には地上部分は若干葉が残る程度で生長が止まりますが、春には新芽が出て再び花を咲かせます。開花期は4月~11月頃。花色は赤や黄色、オレンジ、ピンク、白などがあります。
▼ガーデンガーベラのさらに詳しい育て方はこちら
クローバー ~マメ科 耐寒性多年草~
クローバーは常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバーは、3枚の小さな葉からなる緑色の葉の間からボール状の白い花を咲かるシロツメクサ。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。基本的に丈夫でよく育ちますが、暑さには若干弱い性質があります。
最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、四つ葉、七つ葉タイプなど観賞用の園芸品種が多く出回っています。
クローバーはふんわりと生長し、寄せ植えのアクセントにぴったりです。ライム色を選ぶと爽やかに仕上がります。夏場は涼しい半日陰で管理すると状態良く育ちます。
様々な色合いがあるので、選ぶのもとても楽しいです。きっとメインの花に合うとっておきのクローバーが見つけられます。
▼クローバーについてもっと詳しくはこちら
クローバー(シロツメクサ・白詰草)
- クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。 トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。
ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト ~トウダイグサ科 非耐寒性低木~
ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、夏の暑さに強く4月~11月頃に白い繊細な小花を咲かせます。花に見える部分は苞(ほう)と呼ばれる花のすぐ下の葉で、本当の花は目立ちません。寒さに弱いので一年草扱いされていることが多いですが、暖地では屋外で冬越しできることもあります。
ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、切り花で言えばカスミソウのような存在。寄せ植えに使うとどんな花とも合い、メインの花を引き立たせ、爽やかさを演出してくれる名わき役です。
5月の寄せ植えの管理ポイント
置く場所
寄せ植えは、屋外の風通しの良い日なたに置きます。真夏は、ギラギラと直射日光が当たる場所よりも、明るい半日陰の方が状態良く育ちます。ペチュニア、フランネルフラワー、フレンチラベンダーなどは長雨に弱いので軒下など屋根のある場所が好ましいです。
水やり・肥料
晴れた日が続くと土が乾きやすくなるので、株元の土の乾き具合を確認して水切れしないように水やりします。雨に当たった日は、水やりはお休みしましょう。真夏の水やりは、高温多湿を避けるため、早朝や夕方以降の涼しい時間帯に行います。
ペチュニアやサフィニア、カリブラコアなど花期が長いものは肥料が必要です。植え付けるときに肥料入りの培養土を使った場合は、1カ月後から液肥や固形肥料を与えましょう。
花がら取り
咲き終わった花(花がら)や古い葉は、見た目も悪く病害虫の発生の原因となるので早めに取り除きます。花がらを取ることで、次の花が咲きやすくなります。
花後の管理
ペチュニアなどを使って5月に作る寄せ植えは、夏を上手に越すことができたら秋まで楽しめます。イングリッシュラベンダーなど7月頃で花が終わるものは花後に切り戻し、コンパクトな状態で風通し良く夏越しさせます。春~秋まで咲くものも、茂りすぎたら全体のバランスを見て切り戻すときれいな寄せ植えがキープできます。
秋に寒くなってきたら一年草は抜き取り、多年草は別の鉢に植え替えましょう。寒さに弱いものは霜よけ対策をしたり、室内に取り込みます。
▼編集部のおすすめ