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シンボルツリーにおすすめのおしゃれな庭木一覧

シンボルツリーにおすすめのおしゃれな庭木を、常緑樹、落葉樹、低木、鉢植えに分けて紹介します。シンボルツリーの意味や植える理由もお話します。

目次

シンボルツリーにおすすめの常緑樹

常緑樹とは、文字通り四季を通じて緑の葉を絶やさない植物のことをいいます。一年を通して緑の葉を絶やさないので、通りからの気になる目線を遮ってくれるというメリットがあります。さらに冬でもお庭が寂しくなることがありません。ただし、株元は日当たりが悪くなるというデメリットもあります。

オリーブ

オリーブ

  • 科名:モクセイ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:5月~6月

オリーブは、銀葉が美しい常緑高木。地中海地域を思わせるような涼やかな樹形が魅力で、おしゃれなシンボルツリーとして根強い人気があります。

オリーブは、異なる品種を2種以上近くに植えることで結実しやすくなるといわれています。ただし、オリーブの果実は生食には向かないので、生のまま食べないようにしましょう。

ユーカリ

ユーカリ

  • 科名:フトモモ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上

ユーカリは、オーストラリア原産の常緑高木。オージープランツと呼ばれる、おしゃれな庭木です。放っておくと大きくなりますが、適宜剪定を行うことで、樹高を抑えることができます。剪定した枝葉は爽やかな香りがするので、リースやスワッグにして楽しむことができます。

ソヨゴ

ソヨゴ

  • 科名:モチノキ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:5月~6月
  • 観賞時期:11月~2月

ソヨゴは、光沢のある丸みを帯びた葉と赤い実がきれいな常緑高木。実がなるのは冬なので、寂しくなったお庭に彩りを添えてくれます。葉の密度も高く、目隠しにも向いていることもあり、シンボルツリーとして人気があります。

常緑ヤマボウシ

常緑ヤマボウシ

  • 科名:ミズキ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:3~5m
  • 開花時期:6月〜8月

常緑ヤマボウシは、明るいグリーンの葉がきれいな常緑高木。6月頃グリーンがかった白い花を無数に咲かせます。冬の寒さに弱く、少し葉を落としますが、関東以西では常緑です。

キンモクセイ

キンモクセイ

  • 科名:モクセイ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:9月~10月

キンモクセイは、秋にオレンジ色の香りのよい花をたわわに咲かせる庭木。あまり手がかからず、香りを楽しめるおしゃれなシンボルツリーとして人気があります。葉の密度も高く日陰にも強いので、目隠しにも向いています。

ギンモクセイ

ギンモクセイ

  • 科名:モクセイ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:9月~10月

ギンモクセイは、キンモクセイによく似た白い花を咲かせる落葉高木。キンモクセイよりも香りが控えめな花を咲かせます。強い芳香が苦手だけど、花を咲かせる常緑樹のシンボルツリーを希望という方におすすめです。

フェイジョア

フェイジョア

  • 科名:フトモモ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m
  • 開花時期 :7月~8月

フェイジョアは、丸みを帯びた銀葉と夏に咲く花が魅力の庭木。5~6mになる常緑高木ですが、短く刈り込むと枝葉の密度が高くなるため、小さく仕立てて庭木として利用されます。花の後にできる実は食用にできます。

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シンボルツリーにおすすめのおしゃれな落葉樹

落葉樹の多くは春から秋まで葉を茂らせ、冬は葉を落として休眠します。陽射しが強い夏には葉を茂らせて庭に日陰を作り、冬には葉を落として庭に陽射しを入れてくれる点がメリット。また、木によっては花や、美しい紅葉が楽しめるので季節を感じることができます。秋の落ち葉掃除が大変というデメリットもあります。

サクラ

サクラ

  • 科名:バラ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3m~10m
  • 開花時期 :2月~4月

サクラは、日本の春を代表する花。春に枝いっぱいに花を咲かせる姿はとても優美で人々の目を奪います。とてもたくさんの種類があり、有名なソメイヨシノの他に、あまり樹高が高くならないカワツザクラや、流れるように枝を枝垂れさせて咲くシダレザクラなども人気です。お庭の中で、他を圧倒するような美しさが魅力の存在となります。

ハナミズキ

ハナミズキ

  • 科名:ミズキ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5~10m
  • 開花時期 4月~5月

ハナミズキは春に開花し、夏には瑞々しい青葉、秋には赤い実と紅葉と、一年を通して楽しめる庭木。花色は白とピンクがあり、どちらも可憐で優しい印象の花を咲かせます。

モクレン

モクレン

  • 科名:モクレン科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~5m程度
  • 開花時期: 3月~4月

モクレンは、春に濃い赤紫色の花を咲かせる落葉高木。高木ですが、適宜剪定を繰り返せば3m程度に抑えることもできます。春の空に浮かび上がるように咲く花は、爽やかな芳香があります。優雅で華やかな、おしゃれなシンボルツリーです。

ジューンベリー

ジューンベリー

  • 科名:バラ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:2~8m(品種により異なる)
  • 開花時期:3月~4月
  • 収穫期:6月

ジューンベリーは、日本名をアメリカザイフリボクという落葉高木。春に小さな桜のような花を咲かせ、6月に黒ずんだ赤の果実を付けます。家族みんなで楽しめる、シンボルツリーにおすすめの庭木です。

エゴノキ

エゴノキ

  • 科名:エゴノキ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:7~15m
  • 開花時期:5月~6月

エゴノキは、初夏に真白やピンクの花を俯くように咲かせる庭木。自然樹形のままで整うので手間がかからず、シンボルツリーとして人気があります。株立ちのエゴノキは小さめの葉も相俟って、風が抜けるような涼やかな印象を与えます。大きくなる木ですが生長がゆっくりなので、適宜剪定をして樹高を抑えることができます。

カリン

カリン

  • 科名:バラ科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:3~5m
  • 開花時期:4月
  • 収穫期:10月

カリンは、春に咲くピンクの花と秋の実が魅力の落葉高木。カリンという名前を「お金を借りぬ」にかけて、昔から縁起の良い木として庭に植えられてきました。実は生食できませんが、果実酒などにして楽しむことができます。

イロハモミジ

イロハモミジ

  • 科名:ムクロジ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:4月~5月

イロハモミジは、夏の青葉と秋に真赤に紅葉する様子が美しい落葉樹。春には誰にも気づかれないくらい小さな赤い花を咲かせます。和風の雰囲気がおしゃれということで、シンボルツリーとして人気があります。

クラブアップル

クラブアップル

  • 科名:バラ
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~8m
  • 開花時期:4月~5月

クラブアップルの特徴

クラブアップルは、園芸好きで名の通った絵本作家、ターシャ・テューダーのお庭にあったことでも有名な果樹。春に白く桜に似た花を咲かせます。秋に小さなリンゴの実を実らせます。自然な雰囲気が魅力のおしゃれなシンボルツリーです。

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シンボルツリーにおすすめの低木

低木とは、3mあるいは2m以上には大きくならない樹木のことをいいます。低木にも常緑樹と落葉樹があります。低木はそれほど大きくならないので、管理が楽というメリットがあります。

レモン

レモン

  • 科名:ミカン科
  • 分類:常緑低木
  • 樹高:3m
  • 開花時期:4月~7月

レモンは、香りが良く、酸味の強い実が人気の常緑低木。ミカン科の木ですが、なぜかミカンと違って地中海の風を感じるようなおしゃれな庭木です。耐寒性はあまり強くありませんが、北風を避けて植え付ければ、シンボルツリーとして長く楽しめます。

マルバノキ

マルバノキ

  • 科名:マンサク科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:1.5~4m
  • 開花時期:11月~12月

マルバノキは、ハート形の葉がかわいらしい落葉樹。葉は秋には赤く紅葉し、同じ頃に小さな赤い花を咲かせます。自然樹形が美しく、手入れも簡単で低木のシンボルツリーとして人気です。

マートル

マートル

  • 科名:フトモモ科
  • 分類:常緑低木
  • 樹高:1~3m
  • 開花時期:5月~6月

マートルは、光沢のある葉と梅を思わせる花が美しい庭木。和名を銀梅花(ギンバイカ)といいます。別名「祝いの木」ともいわれ、ヨーロッパでは昔から結婚式で使用されてきました。葉に芳香がありハーブとしても人気のおしゃれなシンボルツリーです。

シルバープリベット

シルバープリベット

  • 科名:モクセイ科
  • 分類:常緑~半落葉低木
  • 樹高:1~3m
  • 開花時期:5月~6月

シルバープリベッドは、別名をセイヨウイボタノキともいい、斑入りの小葉が印象的な低木。低木なので生垣にされているのをよく見かけますが放っておくと2m程まで生長します。春に香りのよい小さな白い花を咲かせ、冬に真黒なオリーブのような果実を付けます。葉も花も楽しめるおしゃれなシンボルツリーです。

ドウダンツツジ

ドウダンツツジ

  • 科名:ツツジ科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:2~5m
  • 開花時期:4月~5月

ドウダンツツジは、春にすずらんのような白い小花を咲かせ、夏には青々とした葉を茂らせ、秋には真赤に紅葉をする、とても美しい庭木。放っておくと3m以上まで大きくなります。ドウダンツツジの枝を横に広げる樹形はとても美しく、庭木として人気があります。

アニソドンテア・マルバストロイデス

アニソドンテア・マルバストロイデス

  • 科名:アオイ科
  • 分類:常緑低木
  • 樹高:2~3m
  • 開花時期:周年(四季咲き)

アニソドンテア・マルバストロイデスは、四季咲きで花の開花期間がとても長く、花付きが良いのが魅力の低木。環境が合えば、ほぼ毎日花を咲かせます。こまめに株元で切り戻しを続ければ、宿根草のように育てることも可能です。剪定の仕方次第で色々な仕立て方を楽しめます。

セイヨウニンジンボク

セイヨウニンジンボク

  • 科名:シソ科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:2~3m
  • 開花時期:7月~9月

セイヨウニンジンボクは、初夏から夏に薄紫色の花を咲かせる落葉低木。低木といっても2~3m程まで生長します。夏の暑い盛りに涼しげな色の花を咲かせ、枝を横に広げる樹形と大きなモミジのようなフォルムの葉が美しく、魅力的な庭木です。スモールスペースのシンボルツリーにおすすめです。

ビバーナム・スノーボール

ビバーナム・スノーボール

  • 科名:スイカズラ科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:2~5m
  • 開花時期:4月~5月

ビバーナム・スノーボールは、自然樹形が美しい落葉低木。咲き進むにしたがってグリーンから白に変化する花、紅葉など、季節の変化が感じられる素敵な庭木です。ナチュラルガーデンにおすすめのシンボルツリーです。

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鉢植えのシンボルツリーにおすすめ

シンボルツリーとする庭木を鉢植えで管理することもできます。バルコニーやテラススペースにシンボルツリーを配置するなら鉢植えがよいでしょう。

鉢植えのシンボルツリーは、レイアウト変更が用意というのが最大のメリット。また、引っ越すことになっても移動が簡単です。デメリットは、あまり大きなものは植えられないことと、植え替えや剪定などのメンテナンスの手間がかかるという点です。

ヒメシャラ

ヒメシャラ

  • 科名:ツバキ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~10m
  • 開花時期:6月~7月

ヒメシャラは、夏にツバキに似た白い花を咲かせる落葉高木。高木ですが、樹形が華奢で生長がゆっくりなので、鉢植えで育てられる木として人気があります。幹や枝が細く、風が抜けるような軽やかさを感じるおしゃれなシンボルツリーです。

ミモザ

ミモザ

  • 科名:マメ科
  • 分類:常緑高木
  • 樹高:5m以上
  • 開花時期:3月~4月

ミモザは、春に咲く黄色のふわふわとした花がかわいらしい常緑高木。とても大きくなるので、地植えにすると生長しすぎて困るという難点がありますが、鉢植えで適宜剪定を行えば管理が楽になります。庭植えよりも鉢植えのシンボルツリーにおすすめです。

スモークツリー

スモークツリー

  • 科名:ウルシ科
  • 分類:落葉高木
  • 樹高:3~5m
  • 開花時期:6月〜7月

スモークツリーは、春の終わりから初夏にかけて煙のようなふわふわとした花を咲かせる落葉高木。スモークツリーの花色はくすんだピンクとグリーンがあります。葉の色も明るいグリーンの他にボルドーカラーの品種もあります。地植えにすると大きくなるので、鉢植えで管理すると育てやすい庭木です。

ブルーベリー

ブルーベリー

  • 科名:ツツジ科
  • 分類:落葉低木
  • 樹高:20~300cm
  • 開花時期:4月
  • 収穫期:8月

ブルーベリーは、甘い果実が魅力の落葉低木。春には小さな白いつぼ型の花を下向きに咲かせ、初夏に甘酸っぱい実を実らせ、秋には紅葉も楽しめます。1本で栽培可能ですが、実を収穫するためには同一系統異品種のブルーベリーを近くで育てるとよいでしょう。

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シンボルツリーとは|意味や植える理由

シンボルツリーとは

シンボルツリーとは、言葉通りお庭や庭園のシンボルとなる庭木のことをいいます。お庭という空間のなかでフォーカルポイントになる場所や、中心、人の集まる場所に植えつけます。

何かの記念に植えてもいいし、記念樹である必要もありません。シンボルツリーにルールはありません。シンボルツリーは家族と一緒に年月を経ていく、お庭の象徴的な存在です。長いお付き合いになることを考えて、ずっと好きでいられるような庭木を選びましょう。

フォーカルポイントとして植える

フォーカルポイント( Focal point )とは、焦点という意味です。お庭をデザインする時に、フォーカルポイントは重要です。シンボルツリーをフォーカルポイントとして植えることで、お庭全体の雰囲気に統一感が生まれます。

目隠しとして植える

シンボルツリーを玄関に植えることで自宅の雰囲気を演出したり、外からの視線を遮る効果も期待できます。特にスモールガーデンや玄関アプローチなど、あまり広くないスペースに庭木を植える場合は、目隠しを兼ねたシンボルツリーを選ぶとよいでしょう。

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シンボルツリーは、長い時間を共に過ごす存在。毎日眺めたくなるような、好みの庭木はありましたか。家族の記憶の中にいつまでも残るような、そんなシンボルツリーが見つりますように。

 

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