8月に咲く花33選!庭や花壇におすすめの夏の花や庭木
金子三保子
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8月は強い日差しや高い気温でガーデニングが大変な時期ですが、夏ならではの素敵な花もたくさんあります。8月ならではの花、夏に咲く花や花木をご紹介します。
目次
8月に咲く花23選
1.ひまわり
開花時期 7月~9月
夏の花の代表と言えばひまわり。元気で明るい雰囲気の夏の一年草です。もともとは背丈の高い草花でしたが、最近は矮性種や分枝性がある性質など色々と種類が豊富になってきました。色も黄色をはじめ、黄色でもちょっとシックな雰囲気のあるもの、レッド系、ブラウン系など、深みのある大人っぽい雰囲気のひまわりもあります。夏の強い日差しの中で咲く花だけに、ひまわりは青空が似合う花です。
2.ペチュニア
開花時期 5月~11月
ペチュニアは、夏のガーデニングで人気のナス科の草花。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。色幅も豊富で多花性。一重や八重咲きなど咲き方も色々、花の大きさも大輪から小輪と様々です。品種も数百品種以上あり、毎年新品種が発売されています。ペチュニアは原産地では多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草扱いされるのが一般的です。「サフィニア」や「カリブラコア」もペチュニアの仲間です。
3.ペンタス
開花時期 5月~10月
星型の花ペンタスは、直径1cmに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ち華やかです。春から秋まで長期間開花し、夏の暑さにも強く、8月でも休むことなく花を咲かせるので、花壇などにもよく利用される草花です。
4.千日紅(センニチコウ)
ゴンフレナ・ラブラブラブ
開花時期 5月~10月
千日紅(センニチコウ)は、丈夫で暑さに強く、8月でも休むことなく花を咲かせるため、庭や花壇、鉢植えとして幅広く利用されています。日当たりと水はけが良い場所ならよく育ち、あまり手間がかかりません。最近は「ゴンフレナ・ラブラブラブ」や「センニチコウ・ファイヤーワークス」のような、分枝性に優れた品種や宿根性の改良種も登場しています。
5.マリーゴールド
開花時期5月~11月
マリーゴールドは、草丈20~100cmの暑さに強い一年草です。開花時期が長く、初心者にも育てやすい花で、山吹色、オレンジ色、クリーム色、黄色などの色があり、8月の暑い中でも休むことなく花が咲き続けます。庭や花壇、鉢植えと、夏のガーデニングによく使われています。
6.トレニア
開花時期 4月~10月
トレニアは熱帯地域原産なので、暑さに強く、初夏から秋の花壇や寄せ植えに適した開花期の長い草花です。最近は暑い夏でも休みなくたくさんの花が咲く「スーパートレニア」が人気です。
7.パイナップルリリー(ユーコミス)
開花時期 7月~8月
パイナップルリリーは、南アフリカ原産の球根植物。夏になると株元から花茎を伸ばし、パイナップルのような見た目になり、小さな花が下から開花します。品種はいくつもあり、背丈の高いものは80cmくらいのものから矮性種まであります。下葉も大きくて存在感があり、8月の庭のフォーカルポイント的植物になります。切り花としての流通も豊富です。
8.ジニア
開花時期 5月~11月
初夏から晩秋まで花期がとても長い一年草のジニア。高性から矮性まで花丈も様々、ポップで元気な色合いから、アンティークカラー、複色カラーと色合いがとても豊富な草花で、夏の花壇や寄せ植えに大活躍です。
9.モミジアオイ
開花時期 7月~9月
モミジアオイは、7月~9月に開花する草丈が2m近くになる大型宿根草。花は一日花で、朝に開いた花は夕方にはしぼみますが、次から次へとたくさんの花が開花します。花色は赤の他、白もあります。
10.ルドベキア
開花時期 6月~10月
ルドベキアは、キク科の丈夫な一・二年草または多年草。最近、とても品種が豊富になってきました。性質がとても丈夫で夏の暑さにも負けずたくさん咲くので夏のガーデニングにおすすめの素材です。
11.エキナセア
開花時期 6月~10月
エキナセアは、初夏から秋まで長く咲き続ける宿根草。とても丈夫で手入れが簡単な上に、最近はたくさんの色あい、咲き方の新品種が続々と登場し、夏の花期の長い宿根草として人気のある草花です。
12.バタフライピー
開花時期 7月~9月
バタフライピーは、マメ科のつる性のハーブ。原産地では多年草扱いですが、冬の寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。バタフライピーは暑さにはとても強く、気温が高くなると生長のスピードが一気に速まり、8月はたくさんの花が咲く時期です。美しいブルーの花と明るい緑色の葉の色合いも美しく、つる性なので夏のグリーンカーテンとしても利用できます。
13.キキョウ
開花時期 6月~10月
キキョウは、夏に花を咲かせる宿根草。秋の七草で知られ秋の花のイメージが強いキキョウですが、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花です。キキョウは品種が豊富で、様々な色、咲き方があります。品種によって高性から矮性まで様々なので、庭の植え付ける位置に合わせて品種を選びましょう。
14.モナルダ
開花時期 6月~9月
モナルダは、開花期間の長いシソ科の宿根草のハーブ。和名が「タイマツバナ」と言われるのは、もともとの種が赤い花でタイマツのような形に見えることからきています。最近は品種改良が進み、赤の他、白、ピンク、パープル(紫)などたくさんの品種があります。
15.アサガオ
開花時期 7月~11月
子供の頃、多くの方が育てたことのある花のひとつ、アサガオ。花の形は円錐形で、ラッパのように先端が開きます。花が開いたあとは、内側に籠る様にして閉じていきます。一年草の西洋アサガオの他、11月頃まで開花する宿根アサガオもあります。つる性植物なので、最近ではグリーンカーテンの素材としても人気の夏の花です。
16.ニチニチソウ
開花時期 5月~10月
ニチニチソウは本来は多年草ですが、寒いのは苦手で日本では一年草として扱われています。花の開花が5月~10月と、半年近くも咲き続ける上に暑さにも強い光にもとても強いこと、さほど手入れをしなくても咲き続けることなどから夏のガーデニングの定番の草花です。
定番カラーはピンク系濃淡、白、赤などですが、最近はシックな色あいや、カクタス咲きや小輪種など咲き方の種類がとても豊富になってきました。
17.ユリ
開花時期 6月~8月
ユリは、主に初夏から夏にかけて香りの良い花を咲かせる球根植物。非常に種類が多い上に園芸品種もたくさん作られています。ヤマユリのような大輪咲きからオトメユリのような小ぶりな花まであります。
18.ガウラ
開花時期 5月~10月
ガウラは夏の暑さにも負けず、初夏から秋までよく咲く宿根草。丈のある花なので地植えにすると見事ですが、コンテナでも育てられます。最近は矮性種もあります。
19.宿根フロックス
開花時期 6月~10月
宿根フロックスは、品種によっては春に咲く種もありますが、夏に咲く宿根フロックスは高性タイプ。年々大株になって見事になります。
20.三尺バーベナ
開花時期 6月~10月
バーベナは、宿根性でも這性で丈の低いもの、高性で1m以上の丈になるものなど、品種によって花丈がかなり違います。三尺バーベナは高性のバーベナ。とても丈夫で植えっぱなしでよく育つ宿根草で、こぼれ種でも増えます。
21.ポーチュラカ
開花時期 5月~11月
カラフルな色合いで這性のポーチュラカ。暑さにも乾燥にも強いので真夏でも休みなく花が開花します。ポーチュラカは本来は多年草ですが、日本だと一年草として扱われることが多い草花です。最近は葉っぱが斑入りのポーチュラカもできて、花だけでなく葉ものとしても楽しめる存在です。
22.センニンソウ
開花時期 7月~9月
センニンソウ(仙人草)は、日本や中国などに自生する原種のクレマチス。
花の開花時期は夏から秋。小輪多花性で、白い小さな花が無数に開花します。生長力が旺盛で壁一面に白い花が無数に開花している様は圧巻です。その特徴からフェンス、アーチ、トレリスなどに這わせるクレマチスとして人気です。花にはほのかな香りもあります。もともと日本で自生している植物なので、丈夫で扱いやすいクレマチスです。とても伸びますが、剪定で自由に仕立てることが可能です。
23.サルビア、セージ
開花時期5月~11月
サルビアやセージはたくさんの品種があり、一年草のものから宿根草のものまで様々です。一年草の代表的なサルビアと言えば、赤いサルビア、「サルビア・スプレンデンス」や「ブルーサルビア」。暑い時期でもたくさんの穂状の花が開花します。
8月に咲く花木10選
1.サルスベリ
開花時期 7月~10月
サルスベリは、夏から秋まで長く開花する落葉樹。地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、日本の公園や街路樹としても植栽されていて、花色は濃ピンクや淡ピンク、赤、白、紫、複色など沢山の色があります。最近のサルスベリの新品種は、葉の色が銅葉のものなども登場しています。
2.ハイビスカス
開花時期 5月~10月
夏の花と言えばハイビスカス。世界の熱帯~亜熱帯地方で栽培されています。日本では鉢植えで楽しむのが一般的ですが、暖かい地域では庭木としても利用されています。花の開花期間が長く、赤・ピンク・黄色・白などカラーバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。ハイビスカスの花は、朝開いて夜に閉じる一日花ですが、最近は品種改良で2~3日咲くハイビスカスも登場しています。
3.ムクゲ
開花時期 7月~9月
ムクゲは、夏から秋まで大輪の花を次から次へと開花させるアオイ科の落葉低木。昔から庭木や生け垣として植栽されています。暑さが厳しい時期でもたくさんの花を咲かせるので、日本の夏の花の代表のひとつです。
4.ノウゼンカズラ
開花時期 7月~8月
ノウゼンカズラは、真夏にたくさんのオレンジ色の花を咲かせるつる性植物。木やフェンス、壁などを覆うようにツルを這わせて生長します。青空がとても似合う夏の花の代表花です。
5.ブッドレア
開花時期 7月~10月
ブッドレアは、初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の形をした花を咲かせる落葉低木。香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。
品種(種類)がとても多いブッドレア。もともとの樹高は2~4mですが、最近は矮性種も流通し、宿根草のように育てることもできる品種もあります。園芸種として流通しているブッドレアの花の色は、紫色、白、ピンクなどの他、最近では品種改良が進み、複色のものもあります。
6.ジャスミン
開花時期 7月~9月
香りの良い花を咲かせることで有名なモクセイ科の常緑低木、ジャスミン。別名、茉莉花とも呼ばれます。ジャスミンの花は一日花で、夕方から早朝にかけて開花すると言われていますが、実際に育ててみると午前中の早めなら花を見ることができます。寒さには弱いので、日本では鉢植えで育てて、冬は室内で管理するのが一般的です。
7.ランタナ
開花時期 5月~10月
ランタナは、クマツヅラ科の常緑低木。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって生長していきます。暑い夏も休むことなく花が開花し、咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。とてもたくさんの花が楽しめる反面、ランタナは「要注意外来生物リスト」(環境省)に登録されるほど、他の植物を一掃してしまうくらい強い生命力を持っています。花が終わった後の花がら摘みをまめにすることが大切です。
8.セイヨウニンジンボク
開花時期 7月~9月
セイヨウニンジンボクは、夏期に薄紫色の花を咲かせるシソ科の落葉低木です。2~3mまで生長し、横に枝を広げて大きくなります。庭の花が少なくなる夏に涼し気な薄紫色の花を咲かせてくれる花木です。
9.ルリマツリ
開花時期 5月~10月
ルリマツリは、初夏から秋までさわやかなブルーや白の花が長期間開花する半耐寒性常緑低木です。透明感のある花色が夏の庭を涼し気に演出してくれます。
10.フヨウ
開花時期 8月~10月
フヨウは、暑い夏の盛りにピンクや白の大輪の花を咲かせるアオイ科の落葉低木。10~15cm程度の大輪の花が8月~10月に開花します。フヨウは花木類の中では開花期間が長い花のひとつで、夏から秋にかけて長くたくさんの花が開花します。ひとつひとつの花は一日花で、朝に開花し夕方にはしぼみます。
▼夏に咲く花でフヨウによく似た花、ムクゲの花との見分け方はこちら
ご紹介した花はほんの一部。8月に咲く花はまだまだたくさんあります。夏の強い光にも負けない発色の良い花や、日差しに強い夏の花を取り入れて、夏も素敵な空間を作れたらよいですね。
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