植物のある暮らしを始めよう|ガーデニングの魅力
とまつあつこ
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植物のある暮らしやガーデニングは、具体的に人にとってどんな魅力があるの?「植物があると癒されるな。」「植物を育てるのって楽しいかも。」と、思ったことはありませんか。植物のある暮らしやガーデニングの魅力をたっぷりお話しします!
目次
- 植物は種類が豊富|様々なジャンルがある
- 植物のある暮らしやガーデニングは癒される
- 植物のある暮らしやガーデニングは人を元気にする
- 植物を育てるガーデニングは楽しい
- 植物と暮らしたりガーデニングするといいことがたくさんある
- 植物のある暮らしやガーデニングを楽しもう!
植物は種類が豊富|様々なジャンルがある
植物には「可憐な草花」や「ぷっくり可愛い多肉植物」、「果樹や庭木」、「野菜やハーブ」、「ワイルドなサボテンや塊根植物」、「インテリアにもなる観葉植物」などジャンルが様々あり、寒さに強いもの、弱いもの、太陽が好きなもの、日陰が好きなものなど性質もそれぞれ違います。
これだけ種類が豊富にあると、気に入った姿形の植物が見つかりそうですね。好みの姿形であることも大切ですが、置く場所の環境(屋外、室内、日当たりなど)に合った植物を選ぶことも、上手に育てる大切なポイントです。
草花・球根
一年草
一年草は、発芽して開花し、種をつくって枯れるまでを一年以内に行います。一年草には、春に発芽して夏から秋にかけて花が咲き、種をつくる「春まき一年草」(ペチュニア、マリーゴールド、サルビアなど)と、秋に発芽して春に花が咲く「秋まき一年草」(パンジー、ハボタン、キンセンカなど)があります。
二年草
二年草は、春から夏にかけて発芽し、生長して翌年の春に花を咲かせて枯れる植物。ジキタリス、カンパニュラ、ルナリアなどがあります。
多年草
毎年花を咲かせる植物の中で、木にならない草の状態のものを多年草と言います。クリスマスローズ、マーガレット、オステオスペルマムなどがあります。
多年草の中には、春から秋にかけて生長して花を咲かせ、冬になると地上部が枯れて根だけで冬を越す「宿根草」(エキナセア、カラミンサ、タイツリソウなど)があります。
さらに、多年草の中には休眠期に地下部を肥大させて過ごす「球根植物」(スイセン、チューリップ、ムスカリなど)もあります。
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カラーリーフ
カラーリーフ(カラーリーフプランツ)は、緑色以外の葉色をした植物の総称。赤、紫、銅葉(ブロンズ)、黄色(ライム)、銀色(シルバー)、白、斑入りの葉など様々な美しい色の葉があります。花が咲くカラーリーフプランツもありますが、花よりも葉色を楽しむために使われているものが多いです。
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山野草
山野草は主に国内外の平地、海岸、湿原、高山まであらゆる場所に自生している観賞価値があるとされる野生植物。それらの交雑品種や改良品種も含んで山野草と呼ばれる場合もあります。
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家庭菜園・ハーブ
野菜
野菜は、苗を植えてから1年で収穫して、花や葉、茎、根、果実などを食用にするする草本植物。野菜のどの部分を食べるかによって、果菜類(トマト、キュウリ、イチゴなど)、葉菜類(キャベツ、ホウレンソウ、コマツナなど)、根菜類(ニンジン、ダイコン、サツマイモなど)の3種類に分けられます。
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ハーブ
ハーブは花や葉、茎、根、種などが料理の香り付けや、保存料、薬、香料、防虫などに活用できる植物のことです。ラベンダー、ローズマリー、ミントなどがあります。
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果樹・庭木
果樹
2年以上栽培する草本植物や木本植物のなかで、果実を食用とするものを果樹と言います。
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庭木
庭木は、庭で楽しむ樹木。花を楽しむ木(ハナミズキ、サクラ、アジサイなど)、実を楽しむ木(レモン、ブルーベリー、オリーブなど)、葉を楽しむ木(モミジ、ユーカリ、シマトネリコなど)、幹の美しさを楽しむ木(カエデ、ヒメシャラ、シラカバなど)様々あります。
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観葉植物・洋ラン・食虫植物
観葉植物
観葉植物は、葉の色や形・模様などを見て楽しむ植物。室内の明るい場所に置いて、インテリアとして用いられることが多いです。ゴムの木、ガジュマル、モンステラなどがあります。
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洋ラン
洋ランは、主に亜熱帯から熱帯の森林地帯で自生しているラン科の植物や、その交配品種のことを言います。ヨーロッパを経由して日本に持ち込まれたことからそのような呼ばれ方をしています。カトレア、コチョウラン(ファレノプシス)、シンビジューム、デンドロビュームなどがあります。
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食虫植物
食虫植物は巧みな仕掛けで虫を捕え、酸や消化液を出して分解し、栄養を吸収する機能をもつ植物。ハエトリグサ、ウツボカズラ、モウセンゴケなどがあります。
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多肉植物・サボテン
多肉植物
多肉植物は葉や茎などに水分をためておくことができ、葉が肉厚でぽってりとした印象の植物のことです。花月、虹の玉、乙女心などがあります。
▼多肉植物について詳しくはこちら
サボテン
サボテンは、多肉植物のなかのサボテン科の植物のことを言います。トゲの根元に綿毛のような「刺座(しざ)」があるのが特徴的です。トゲの無いサボテンもあります。
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塊根植物(コーデックス)
塊根植物(コーデックス)は、主にマダガスカルや北米・南米・アフリカなどに自生する多肉植物の総称のこと。太く膨らんだ茎や根が特徴的で、そこに水分を蓄えています。ユニークな形をした様々なタイプがあります。
▼塊根植物について詳しくはこちら
水生植物
水生植物は水辺や水中など、様々な水域で生きる植物のことを言います。住む場所により、浮遊植物、沈水植物、浮葉植物、抽水植物、湿地性植物などのタイプに分かれます。ホテイアオイ、カボンバ、スイレン、ショウブ、サギソウなどがあります。
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植物のある暮らしやガーデニングは癒される
それでは、ここからは植物のある暮らしやガーデニングが人にとってどんな影響があるのか一緒に考えていきましょう!
植物と暮らすとどうして癒されるの?
見た目が美しく香りも良い
まず、花や葉の色、咲き方など、植物は見た目が美しいですよね。見ているだけで心が穏やかになりませんか。香りが良い植物もあり、その香りをかぐことですっきり爽やかな気分になったり、優しい気持ちになったり、心が落ち着いたりします。ミント、ジャスミン、ローズマリーなど、良い香りがする植物がたくさんあります。
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空気清浄効果がある
植物は、光合成をするときに二酸化炭素を吸収して酸素を生み出しています。サンセベリア、ポトス、スパティフィラムなどは人間にとって有害な物質を吸収して分解する働きがあると言われ、エコプラントと呼ばれています。
▼サンセベリアなどのエコプラントについてはこちら
目に優しく温度上昇も抑えてくれる
緑色は目に優しい。植物はときにグリーンカーテンや近隣からの目隠しになって、人が快適な環境をつくってくれます。
▼グリーンカーテンや植栽の目隠しについてはこちら
リラックス効果がある
植物や土に触れると自然に心が安らぎ、肩の力も抜けてリラックスできます。お家周りの空きスペースに、手入れが簡単なグランドカバープランツを植えると家全体がナチュラルな雰囲気になるのでとてもおすすめです。
▼おすすめのグランドカバープランツについてはこちら
植物のある暮らしやガーデニングは人を元気にする
植物と暮らすと、なぜ元気が出るんだろう?
植物はとっても健気
酷暑を超えて再び秋に芽吹いたり、寒い冬を耐えて春に美しく咲く植物を見ると元気をもらえませんか。私はいつも、そんな植物の姿を見て元気をもらっています。暑かったり、寒かったり、水が足りなかったり、環境が合わないと元気がなくなる植物の姿にも共感し、一緒に暮らしている仲間がいることに喜びを感じます。
▼寒い冬を越えて春に咲く球根についてはこちら
植物はものすごい生命力がある
背が伸びたサボテンを胴切りすると子吹いたり、多年草やハーブ、多肉などが挿し木でどんどん増えたり、切り戻すとさらに勢いよく育ったり、水枯れそうになっていても復活したり、虫にやられても回復する植物の生命力に感動し、ものすごいパワーをもらえます。
▼サボテンの胴切りや、アジサイの挿し木についてはこちら
植物を育てるガーデニングは楽しい
植物を育てるのはどうして楽しいんだろう?
植物が健やかに育つ喜び
植物が上手に育ったときや、水やりのコツをつかんだとき、ガーデニングの腕が上がったと感じて嬉しくなりませんか。枯れたと思っていた植物から小さな芽が出てきたときの感動はたまりません。枯らさずに長い間育てることができたり、毎年花を咲かせることができる頃には、きっとガーデニングが自分の暮らしになくてはならないものになります。衣・食・住に植をプラスした、衣・食・住・植の生活スタイルは本当に理想的だなと思います。
▼水やりのコツについてはこちら
▼ガーデンシクラメンを毎年咲かせるには
収穫できると嬉しい
収穫の作業は楽しい!自分で育てた野菜やハーブ、果樹は格別に美味しいですよね。自分で育てると、その花が咲く季節や野菜・果物の旬を知り、季節を感じる喜びも味わえます。
▼収穫野菜やハーブなどの楽しみ方はこちら
優しい気持ちになる
植物を育てることで、優しい心も育ちます。幼稚園や保育園、小・中学校でも、園児さんや生徒さんが花や野菜を育てている楽しそうな姿がよく見られますね。ガーデニングは年齢を問わず楽しめる本当に健康的な趣味だと思います。
▼子供と一緒に楽しむガーデニングはこちら
植物と暮らしたりガーデニングするといいことがたくさんある
植物と暮らしたり、ガーデニングするといいことって何だろう?
美しいインテリアになる
植物はインテリアにもなり、部屋に置くと明るくオシャレな雰囲気が出来上がります。家にいる時間が快適で楽しくなるのではないでしょうか。大きめの観葉植物を一つ置くだけで、その場が癒しの空間に変わります。
▼おすすめの大型観葉植物はこちら
小さな空間もオシャレに演出できる
小さい観葉植物を室内の明るい場所に並べて、お気に入りの癒し空間をつくってもオシャレに楽しめますね。植物を置くスペースがとれないときは、プラントハンガーを使って吊るして飾るのもおすすめです。
▼オシャレな観葉植物はこちら
家の周りが明るくなる
ガーデニングをすると、庭が家周りが明るくきれいなり、家に帰ってきたときに嬉しい気持ちになります。道行く人の目も楽しませることができ、植物好きな人と会話がはずむことも。お住いの地域の雰囲気も明るくなるのではと思います。
玄関前に寄せ植えを一鉢置くだけでも、その場に好みの景色をつくることができます。
▼寄せ植えのコツはこちら
心も体も健康になる
屋外でガーデニングしていると適度に日光を浴び、軽い運動にもなります。植物の手入れをしているとイヤなことを忘れて集中でき、うつうつした気持ちや不安状態もすっきり解消できるので本当に不思議です。五感が刺激され、脳も活性化されているように思います。
▼植物から感じる心地良さはこちら
▼おうち菜園(ベランダ)の楽しみ方
植物のある暮らしやガーデニングを楽しもう!
今回、植物のある暮らしやガーデニングは人にとってどんな良いことがあるのか、あらためて考えてみました。
植物が好きで様々育ててきたのですが、植物と暮らすことでこんなにたくさんの影響をうけ、心も体も良い状態になっていたのだと思うと、ガーデニングを続けてきて良かったなとつくづく思います。ぜひ、皆様も好きなジャンルの植物を生活に取り入れて心地良い暮らしをお楽しみください。
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