5月の花32選。初夏に咲く花をご紹介!

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金子三保子

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5月の花32選!5月に咲く花木やガーデニングに使える5月に咲く花をご紹介します!5月はゴールデンウィークでまとまったお休みがある時期。ゆっくりと時間をとって新緑の緑や咲き誇る花たちを見に出かけませんか?

目次

5月に咲く花木

1.バラ

切り花のバラは、1年を通して流通しているバラですが、本来のバラの開花時期は、初夏と秋。5月はバラの本来の開花時期です。バラが植栽されている植物園では、バラのフェスティバルが行われるのも5月です。

開花時期 5月~10月

切り花のバラは1年を通して流通していますが、本来のバラの開花時期は初夏と秋。5月はバラの本来の開花時期です。バラが植栽されている植物園でバラのフェスティバルが行われるのも5月です。

バラとひとくちに言っても多品種がありますが、近年作られた現代バラのほとんどは四季咲き性のものが多いですが、モッコウバラのようなオールドローズ系のバラは4月~5月の1季咲きです。

 

2.ライラック

ライラック

開花時期 4月~6月

ライラックは東京だと5月に咲く花木で、葉はハート形、花は円錐形に小花が房咲きになり紫色、藤色、紅色、白色などの一重や八重の花をたわわにつけます。香りが良いので世界中で愛されている花木です。フランス語でリラ、和名はムラサキハシドイと呼ばれています。ハシドイは、日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。

ライラックは冷涼な気候を好み、特に夏の夜温が下がる環境を好みます。そのため東北北部や北海道、本州の高原地帯が適地といえます。

ライラックは、切り花としても流通しています。2月ごろから輸入物のライラックが流通し始め、国産のライラックは4月~5月ごろに出回ります。切り花としての流通期間は短いですが、とても人気のある花です。

 

3.ハナミズキ

開花時期 4月~5月  桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。5月の花木は?と聞かれるとハナミズキをあげる方も多いのではないのでしょうか。ハナミズキは北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、春にたくさんのかわいい花を咲かせ、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。花の見ごろは4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、高さは10m前後まで生長します。分布も全国各地で、街路樹や家のシンボルツリーとして、庭木としてもよく目にします。私たちが花びらと思っているのは花ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)です。実際の花びらは総苞よりも中央にあります。ハナミズキは新緑の季節の5月に開花し、ツツジやサツキの鮮やかなピンク、落葉樹の青葉などとあわせて、5月の風景に欠かせない花です。

開花時期 4月~5月

桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。5月の花木は?と聞かれるとハナミズキをあげる方も多いのではないのでしょうか。ハナミズキは、北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、春にたくさんのかわいい花を咲かせ、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。花の見ごろは、4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、高さは10m前後まで生長します。分布も全国各地で、街路樹や家のシンボルツリーとして、庭木としてもよく目にします。

 

ハナミズキ

私たちが花びらと思っているのは花ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)です。実際の花びらは総苞よりも中央にあります。ハナミズキは新緑の季節の5月に開花し、ツツジやサツキの鮮やかなピンク、落葉樹の青葉などとあわせて、5月の風景に欠かせない花です。

 

4.ツツジ・サツキ・アザレア

開花時期 4月~6月  ツツジ科のツツジ・サツキ・アザレアは、とても色鮮やかで印象的な植物で、日本全国で生垣などとしてよく使われる花木です。サツキ、アザレアはツツジの仲間なので花はとてもよく似ています。違いのひとつは開花時期。ツツジとアザレアは、4月~5月、サツキは5月~6月が花の時期です。また、花の咲き方にも違いがあり、ツツジとアザレアは花が一斉に咲きますが、サツキは1週間ほどかけて順々に開花します。

ミツバツツジ

開花時期 4月~6月

ツツジ科のツツジ・サツキ・アザレアは、とても色鮮やかで印象的な植物で、日本全国で生垣などとしてよく使われる花木です。サツキ、アザレアはツツジの仲間なので花はとてもよく似ています。違いのひとつは開花時期。ツツジとアザレアは、4月~5月、サツキは5月~6月が花の時期です。

 

5.フジ

開花時期 4月~5月  フジは古くから振り袖姿の女性に例えられるように、優雅で柔らかい印象を与える花です。日本全国に有名な藤棚があり、5月のゴールデンウィークの頃に美しく開花した藤棚がニュースなどで紹介されます。垂れさがるように咲く藤の美しい花姿もさることながら、藤の香りも魅力のひとつではないでしょうか。初夏のキラキラとした光と青葉の中で、美しく咲き誇った藤の花を見ると、ついつい近寄って香りをかいでみたくなるものです。フジと言って思い浮かべるのは、淡い紫色ですが、たくさんの園芸品種が存在し、色も白やピンクなどもあります。

開花時期 4月~5月

フジは、古くから振り袖姿の女性に例えられるように、優雅で柔らかい印象を与える花です。日本全国に有名な藤棚があり、5月のゴールデンウィークの頃に美しく開花した藤棚がニュースなどで紹介されます。垂れさがるように咲く藤の美しい花姿もさることながら、藤の香りも魅力のひとつではないでしょうか。初夏のキラキラとした光と青葉の中で、美しく咲き誇った藤の花を見ると、ついつい近寄って香りをかいでみたくなるものです。フジと言って思い浮かべるのは、淡い紫色ですが、たくさんの園芸品種が存在し、色も白やピンクなどもあります。

 

6.ビバーナム・スノーボール

ビバーナムスノーボール 5月の花

開花時期5月

ビバーナム・スノーボールは、アジサイをひと回り小さくしたようなボール状の花を初夏に咲かせる落葉低木です。新緑の季節にぴったりなライムグリーン色のボール状のかわいい花で、花色がグリーン色なので他の花との色合わせがしやすいこともあって植栽として人気の庭木です。

ビバーナム・スノーボールは切り花としても流通しています。最近は輸入物を含めると通年見かける花材になりつつありますが、一番流通量が多いのは、花の咲く時期の5月~6月です。

ビバーナム・スノーボールの葉っぱの色は新緑の季節にぴったりな若緑色。花は咲き始めはライムグリーン色、咲き進むと白に変化していきます。庭木として、このグリーンから白色への変化は、2週間くらいかかります。

 

7.テイカカズラ

開花時期5月~6月  テイカカズラは、5~6月の初夏に一重の清楚な花をたくさん咲かせる香りもよいつる植物です。性質がとても丈夫なため、街路樹などにも使われることもあります。グランドカバーで人気のハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種です。

開花時期5月~6月

テイカカズラは、5月~6月の初夏に一重の清楚な花をたくさん咲かせる香りもよいツル植物です。性質がとても丈夫なため、街路樹などにも使われることもあります。グランドカバーで人気のハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種です。

 

8.ハニーサックル(スイカズラ)

開花時期5月~10月  ハニーサックルは半落葉のつる植物。とてもよい香りのするハニーサックルの花は5月ごろから開花しはじめます。最近ガーデニングの素材として、次々と新しい品種も作られるようになり、色合いなども豊富になりました。  ハニーサックルはとても成長力が強い植物です。つる性であることを生かして、クレマチスと同じような立体的な空間を作るのに適しています。とても大きくなるので、フェンスやトレリス、アーチなどに這わせると見事な光景になります。

開花時期5月~10月

ハニーサックルは、半落葉のツル植物。とてもよい香りのするハニーサックルの花は、5月ごろから開花しはじめます。最近ガーデニングの素材として、次々と新しい品種も作られるようになり、色合いなども豊富になりました。

ハニーサックルは、とても生長力が強い植物です。ツル性であることを生かして、クレマチスと同じような立体的な空間を作るのに適しています。とても大きくなるのでフェンスやトレリス、アーチなどに這わせると見事な光景になります。

 

9.タニウツギ

開花時期5月~6月

タニウツギは、タニウツギ科タニウツギ属の落葉低木です。ラッパのような形のかわいい花が、初夏に開花します。この花が咲くと田植えを開始する合図として、「田植え花」として親しまれています。写真のような斑入り種もあります。

 

10.エゴノキ

エゴノキ

開花時期5月~6月

エゴノキは、5月~6月の初夏に白い花を咲かせるエゴノキ科の落葉高木で、日本にも広く分布しています。雑木林などにも自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。

エゴノキの白い花は、鈴なりにぶら下がって咲き、独特の美しさがあります。花の散り方は、花びらを散らさずに、咲いていた形のままで落下していきます。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしい趣きがあります。その後、秋には果実が熟して1果に1つだけ入っている種を出します。

株立ちのエゴノキは、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で自然樹形のままで整うのも、庭木として人気の理由です。

 

11.ハクウンボク

ハクウンボクは、5月~6月の初夏に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する、エゴノキ科の落葉高木です。咲いている花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。  エゴノキと花が似ていますが、見分け方は「葉の形状」で見分けることができます。ハクウンボクの葉の形は、エゴノキより大きく丸い形をしています。丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園や街路樹として植栽されています。

開花時期5月~6月

ハクウンボクは、5月~6月の初夏に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する、エゴノキ科の落葉高木です。咲いている花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。

エゴノキと花が似ていますが、見分け方は「葉の形状」で見分けることができます。ハクウンボクの葉の形は、エゴノキより大きく丸い形をしています。丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園や街路樹として植栽されています。

 

12.カルミア

開花期5月~6月

花のつぼみは金平糖やチョコレート菓子のアポロチョコにも似ていて、まるでお菓子みたいな表情をしているカルミア。なんとも特徴的なつぼみがはじけて五角形の花が開花します。

小さな花が集合して丸い大きな花のように見えるので、開花時はとても華やか。花の塊がいっぺんに開花するのでなく、少しずつ開花していきます。期間は5月頃から梅雨入りくらいまで、1か月ほど開花します。

5月に咲く宿根草(多年草)、一年草

1.カーネーション

開花時期 4月後半~6月、10月~11月  5月の花と言えばカーネーション。カーネーションは5月の第二日曜日の母の日に贈る花の代表的な存在です。  切り花としては1年中流通していて、一茎一花で大輪のカーネーションとスプレー咲きのものがあります。切り花のカーネーションの色のバリエーションはとても多く、最近は複色カラーのカーネーションも多数流通しています。鉢物のカーネーションは、最近は四季咲き性のあるものが多く流通しています。

開花時期 4月後半~6月、10月~11月

5月の花と言えばカーネーション。カーネーションは5月の第二日曜日の母の日に贈る花の代表的な存在です。

切り花としては1年中流通していて、一茎一花で大輪のカーネーションとスプレー咲きのものがあります。切り花のカーネーションの色のバリエーションはとても多く、最近は複色カラーのカーネーションも多数流通しています。鉢物のカーネーションは、最近は四季咲き性のあるものが多く流通しています。

 

2.シャクヤク(芍薬)

開花時期 5月~6月  シャクヤクは5月~6月の初夏に咲くボタン科の多年草の花です。和名では「シャクヤク」、英名では「ピオニー」と呼ばれています。シャクヤクは中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。シャクヤクは薬用植物として知られて、江戸時代からは「茶花」として観賞用になりました。その後改良され、品種、形、色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花としても人気が高い花です。  シャクヤクの切り花は出回りは主に5月~6月の開花時期の季節にだけ出回る花材です。開花したときの何とも言えない美しさから、芍薬はウェディングブーケの花材にもよく使われる花です。  シャクヤクの魅力と言えば開花した時の華やかさ。つぼみの時からは想像もできない大輪になる花姿がとても人気です。華やかな庭の彩りに、存在感のある花あしらいにと、園芸でも生花でもシャクヤクは5月を代表する花です。

開花時期 5月~6月

シャクヤクは、5月~6月の初夏に咲くボタン科の多年草の花です。和名では「シャクヤク」、英名では「ピオニー」と呼ばれています。シャクヤクは中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。シャクヤクは薬用植物として知られて、江戸時代からは「茶花」として観賞用になりました。その後改良され、品種、形、色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花としても人気が高い花です。

シャクヤクの切り花は、出回りは主に5月~6月の開花時期の季節にだけ出回る花材です。開花したときの何とも言えない美しさから、芍薬はウェディングブーケの花材にもよく使われる花です。

シャクヤクの魅力と言えば開花した時の華やかさ。つぼみの時からは想像もできない大輪になる花姿がとても人気です。華やかな庭の彩りや、存在感のある花あしらいにと、園芸でも生花でもシャクヤクは5月を代表する花です。

 

3.ポピー

開花時期 4月~7月  ポピーは品種によって開花時期が違います。5月に咲くポピーとしては、アイスランドポピーは4月中旬~5月上旬、シャーレーポピーは5月中旬~下旬見ごろに見頃を迎えます。(年の気象によって開花時期は異なります)  ゴールデンウィークのころには、一面に咲き誇るポピーを楽しめる公園が、日本全国に何か所もあります。ポピーは1株で植えてもかわいい花ですが、広い空間にたくさんの数のポピーを植栽したポピー畑の光景はとても見事なので、機会があれば見に行かれてはいかがでしょうか。  ポピーは花だけでなく、つぼみ、花が開花する瞬間、満開時、花びらがちって種ができ始めた時と、それぞれの形がユニークなので、機会があったら花以外のフォルムにも注目してみてください。

開花時期 4月~7月

ポピーは、品種によって開花時期が違います。5月に咲くポピーとしては、アイスランドポピーは4月中旬~5月上旬、シャーレーポピーは5月中旬~下旬見ごろに見頃を迎えます。(年の気象によって開花時期は異なります)

ゴールデンウィークのころには、一面に咲き誇るポピーを楽しめる公園が、日本全国に何か所もあります。ポピーは1株で植えてもかわいい花ですが、広い空間にたくさんの数のポピーを植栽したポピー畑の光景はとても見事なので、機会があれば見に行かれてはいかがでしょうか。

ポピーは、花だけでなく、つぼみ、花が開花する瞬間、満開時、花びらがちって種ができ始めた時と、それぞれの形がユニークなので、機会があったら花以外のフォルムにも注目してみてください。

 

4.クレマチス

開花時期 通年(品種によって開花時期が違う)  クレマチスは系統によって、花の形、開花時期、剪定方法が違います。加えてツル性が多いですが、木立性のものもあったり、落葉性もあれば常緑性のものもあります。多種多様すぎるところ、これがクレマチスの特徴だとも言えます。5月はたくさんの系統のクレマチスが咲く季節で、最近では母の日の贈り物としてもクレマチスの鉢植えは人気があります。

開花時期 通年(品種によって開花時期が違う)

クレマチスは、系統によって、花の形、開花時期、剪定方法が違います。加えてツル性が多いですが、木立性のものもあったり、落葉性もあれば常緑性のものもあります。多種多様すぎるところ、これがクレマチスの特徴だとも言えます。5月はたくさんの系統のクレマチスが咲く季節で、最近では母の日の贈り物としてもクレマチスの鉢植えは人気があります。

 

5.アヤメ

アヤメ

開花時期5月~6月

アヤメ、花菖蒲、カキツバタと見た目が似た花がありますが、5月のゴールデンウィークの頃に咲くのは、アヤメ、その後カキツバタ、花菖蒲の花の見ごろは、もう少し遅い6月です。その他の見分け方は、まず生息地。陸地に生えているものはアヤメで、水辺や湿地に生えているものはカキツバタかハナショウブです。次に花弁のつけ根を見ます。花びらの弁元に網目状の模様があるのはアヤメ、つけ根が白色のものはカキツバタ、黄色ならハナショウブ、という風に見分けましょう。

 

6.カンパニュラ

開花時期5月~7月  カンパニュラは、キキョウ科の宿根草で、温帯地から冷帯地まで広く分布しています。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。和名の「風鈴草」、別名の「釣鐘草」も、花の形が釣鐘に似ていることから名付けられました。  カンパニュラはたくさんの品種があり、矮性で20センチほどのものから、1m以上の丈まで様々です。また、多年草のカンパニュラもあれば、1・2年草のカンパニュラもあります。

開花時期5月~7月

カンパニュラは、キキョウ科の宿根草で、温帯地から冷帯地まで広く分布しています。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。和名の「風鈴草」、別名の「釣鐘草」も花の形が釣鐘に似ていることから名付けられました。

カンパニュラはたくさんの品種があり、矮性で20センチほどのものから、1m以上の丈まで様々です。また、多年草のカンパニュラもあれば、1・2年草のカンパニュラもあります。

 

7.ヤグルマギク

開花時期5月~7月  もともとの原種のヤグルマギクと言えば青い花。5月から初夏にかけて咲く花です。  最近、新しい品種が次々と作り出され、単色では青、白、ピンク、黒に近いワインカラーの他、複色(ひとつの花に複数の色の要素があるもの)など、色幅がとても豊富な花になりました。  また、ヤグルマギクは切り花としても流通しています。  矢車菊?矢車草?  この花のことを「矢車草」と表現されている方も多いかもしれません。  最近では、まったく同じ名前の「矢車草」という名前を持つユキノシタ科の花があることから、「矢車菊」と表記される方向となっています。ヤグルマギクは植物分類はキク科です。  とは言え、花屋さんでも「矢車草」として販売していることも多いです。ヤグルマギクは英名で「コーンフラワー」とも言います。

開花時期5月~7月

もともとの原種のヤグルマギクと言えば青い花。5月から初夏にかけて咲く花です。

最近、新しい品種が次々と作り出され、単色では青、白、ピンク、黒に近いワインカラーの他、複色(ひとつの花に複数の色の要素があるもの)など、色幅がとても豊富な花になりました。

また、ヤグルマギクは切り花としても流通しています。

矢車菊?矢車草?

この花のことを「矢車草」と表現されている方も多いかもしれません。

最近では、まったく同じ名前の「矢車草」という名前を持つユキノシタ科の花があることから、「矢車菊」と表記される方向となっています。ヤグルマギクは植物分類はキク科です。

とは言え、花屋さんでも「矢車草」として販売していることも多いです。

ヤグルマギクは英名で「コーンフラワー」とも言います。

 

8.カリフォルニアポピー

カリフォルニアポピー

開花時期5月~7月

カリフォルニアポピーは、別名花菱草ともいいます。ポピーと同じケシ科の花ですが、花の形はポピーとはまったく違う花姿です。花色は定番のオレンジの他、クリーム色、アイボリー、アプリコット、赤、ピンクなど年々新品種が増えています。花の咲き方は、一重の他、八重咲き種もあります。カリフォルニアポピーはお日様とともに花が開き、夜は花が閉じます。晴れた日にキラキラした花びらがお日様に向かって咲く花姿は、とても見事です。カリフォルニアポピーは広い空間の花畑などにも使われることがあります。

 

9.オダマキ

開花時期5月~7月  オダマキは、キンポウゲ科の多年草で、5月から7月にかけて咲く、とても丈夫な宿根草です。オダマキには日本原産の「ミヤマオダマキ」とヨーロッパ原産の「西洋オダマキ」があります。それぞれ花丈が違います。  オダマキの園芸品種はたくさんの品種があり、毎年のように新品種が出る、とても種類の多い草花です。オダマキは、とてもユニークな花の形でうつむくような姿で咲く姿がかわいらしい草花ですが、最近の新品種は従来の花とは一線を画す変わった形のオダマキも出てきました。

開花時期5月~7月

オダマキは、キンポウゲ科の多年草で、5月から7月にかけて咲く、とても丈夫な宿根草です。オダマキには日本原産の「ミヤマオダマキ」とヨーロッパ原産の「西洋オダマキ」があります。それぞれ花丈が違います。

オダマキの園芸品種は、たくさんの品種があり、毎年のように新品種が出るとても種類の多い草花です。オダマキは、とてもユニークな花の形でうつむくような姿で咲く姿がかわいらしい草花ですが、最近の新品種は従来の花とは一線を画す変わった形のオダマキも出てきました。

 

10.シノグロッサム

開花時期5月~7月  シノグロッサムは和名ではシナワスレナグサ、英名ではChinese forget-me-notとも言われています。ムラサキ科の一年草で、開花期は5月~6月で、忘れな草より少し後に開花します。品種もたくさんあって花丈は30㎝~50㎝くらい、ワスレナグサより少し背丈が高くなる草花です。  写真の水色の他、白、ピンクなどもあります。水色のタイプは、とても透明感のある水色です。環境に合えばこぼれ種で増えるほど性質は強い草花です。品種によっては多年草として分類されていますが、ワスレナグサと同じく高温多湿が嫌いな植物なので、日本では一年草として扱われています。  ワスレナグサとの見分け方は、少し花が大きいのと花の色が単色(ワスレナグサは中心が黄色)、葉っぱの色はワスレナグサが若緑色なのに対して、シノグロッサムはシルバーグリーン色です。

開花時期5月~7月

シノグロッサムは、和名ではシナワスレナグサ、英名ではChinese forget-me-notとも言われています。ムラサキ科の一年草で、開花期は5月~6月。忘れな草より少し後に開花します。品種もたくさんあって花丈は30㎝~50㎝くらい、ワスレナグサより少し背丈が高くなる草花です。

写真の水色の他、白、ピンクなどもあります。水色のタイプは、とても透明感のある水色です。環境に合えばこぼれ種で増えるほど性質は強い草花です。品種によっては多年草として分類されていますが、ワスレナグサと同じく高温多湿が嫌いな植物なので、日本では一年草として扱われています。

ワスレナグサとの見分け方は、少し花が大きいのと花の色が単色(ワスレナグサは中心が黄色)、葉っぱの色はワスレナグサが若緑色なのに対して、シノグロッサムはシルバーグリーン色です。

 

11.ニゲラ

開花時期5月~7月  ニゲラは5月頃から初夏にかけて花が咲く秋まき一年草の草花です。花も葉も独特なフォルムで小さめながら、その雰囲気はとても存在感があります。繊細そうですが性質は強く、環境が合えばこぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はがく片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。  ニゲラの和名はクロタネソウ。なぜこんな名前が付いたかというと、花の後につく種の色がゴマのように真っ黒なことからついたようです。  ニゲラという名はラテン語の「Niger (黒い)」からきています。ニゲラの品種はたくさんあり、年々新品種が登場しています。最近では苗ものとしての他、切り花としても流通が増えてきました。花以外に種が入った実の状態でも出回っています。

開花時期5月~7月

ニゲラは、5月頃から初夏にかけて花が咲く秋まき一年草の草花です。花も葉も独特なフォルムで小さめながら、その雰囲気はとても存在感があります。繊細そうですが性質は強く、環境が合えばこぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はがく片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。

ニゲラの和名はクロタネソウ。なぜこんな名前が付いたかというと、花の後につく種の色がゴマのように真っ黒なことからついたようです。

ニゲラという名は、ラテン語の「Niger (黒い)」からきています。ニゲラの品種はたくさんあり、年々新品種が登場しています。最近では苗ものとしての他、切り花としても流通が増えてきました。花以外に種が入った実の状態でも出回っています。

 

12.ボリジ

開花時期5月~7月  ボリジは1年草のハーブ。地植えにすると50cmほどの花丈になる草花です。青い星型の花が5月ごろ開花します。花はかわいらしいですが、性質は強健。主軸の茎は500円玉サイズくらいの直径になることも。環境にあうと、こぼれ種で発芽するほどです。花はエディブルフラワーになります。  ボリジは、ブルーの品種が一般的ですが、白花のボリジ(1年草)や宿根ボリジ(多年草)もあります。

開花時期5月~7月

ボリジは、一年草のハーブ。地植えにすると1m近くの花丈になる草花です。青い星型の花が5月ごろ開花します。花はかわいらしいですが、性質は強健。主軸の茎は500円玉サイズくらいの直径になることも。環境にあうとこぼれ種で発芽するほどです。花はエディブルフラワーになります。

ボリジはブルーの品種が一般的ですが、白花のボリジ(一年草)や宿根ボリジ(多年草)もあります。

 

13.丁字草

淡いブルーの星型の花の宿根草。植えっぱなしで大丈夫な丈夫な宿根草です。東京だと5月の上旬ごろが開花時期で、開花期間は短いのですが素敵な山野草です。丁字草は、切り花でも短期間出回っています。

開花時期5月

淡いブルーの星型の花の宿根草。植えっぱなしでOKの丈夫な宿根草です。東京だと5月の上旬ごろが花の時期で、開花期間は短いのですが素敵な山野草です。丁字草は切り花でも短期間出回っています。

 

14.ゲラニウム

ゲラニウム 5月の花

開花時期5月~7月

ゲラニウムは、別名フウロソウとも呼ばれるフウロソウ科の宿根草。5月くらいから初夏の間中、開花します。ゲラニウムはたくさんの品種があり、ナチュラルな雰囲気が好きな方に人気の宿根草です。年々株が見事になり、たくさんの花が開花している様子は見事です。

 

15.ギリア

ギリア 5月の花

開花時期5月~7月

ギリアは、ハナシノブ科の一年草。品種によって花の形や花丈などが若干違いますが、いずれも5月ごろから開花する草花です。ギリアのどの品種も、花丈は40~50センチくらいにはなるので、切り花としても利用できます。最近は花市場でも数品種のギリアの切り花が流通しています。

 

16.ジギタリス

ジキタリスは、イングリッシュガーデンの定番として人気の花です。穂状の花茎でベル状の花が咲く姿は存在感があり、バラとの組み合わせによく使われる定番的存在です。花の色は、白、ピンク、イエロー、紫など。最近はアプリコット色などの中間色やブロッチのないタイプのものが出てきました。ジキタリスは 本来は宿根草ですが、暑さに弱いため、春まきの二年草として扱われます。

開花時期 5月~6月

ジキタリスは、イングリッシュガーデンの定番として人気の花です。穂状の花茎でベル状の花が咲く姿は存在感があり、バラとの組み合わせによく使われる定番的存在です。花の色は、白、ピンク、イエロー、紫など。最近は、アプリコット色などの中間色やブロッチのないタイプのものが出てきました。ジキタリスは本来は宿根草ですが、暑さに弱いため、春まきの二年草として扱われます。

5月に咲く球根の花

1.スズラン

5月の花 宿根草 球根 スズラン

開花時期 4月~5月

一輪一輪の花は、とても小さな鈴のような形で可憐な雰囲気のスズラン。4月~5月が開花時期です。スズランには日本に自生するニホンスズランと、園芸品種として広まっているドイツスズランに分けられます。

一見すると同じに見えるニホンスズランとドイツスズラン。自生している様子を見れば大きい方がドイツスズラン、葉の下に花が生えているのがニホンスズランと見分けがつきますが、花の部分だけを見るとなかなか見分けがつきません。しかしたった一つ見分けられる方法があります。それは、花の中。真っ白な花の中に赤い点が付いている方がドイツスズラン、真っ白なのがニホンスズランです。

フランスでは、5月1日はスズランの日として、愛する人にスズランを贈る習慣があり、贈られた人は幸せになれると言われています。最近は日本でもこのスズランの日を浸透させようとする動きがあり、5月1日にスズランの花束を販売している花屋さんも多くなりました。

とてもかわいらしい花ですが、スズランは毒性がある草花で、特に花と根が毒が多く含まれます。お子さんやペットなど、口で伝えられない存在が入る庭は、植え付け場所は気を付けたほうがよいでしょう。

 

2.シラー・カンパニュラータ

開花時期5月  シラーは秋に植えて翌年4月~5月ごろに咲く球根花です。色は青紫、白、ピンクの3色があります。花の形はつり鐘状(ベル型)で、目立つ花ではないですが、ひっそりと咲く花姿が、ガーデナーには密かな人気のある球根花です。シラーは別名「ブルーベル」とも呼ばれています。シラー・カンパニュラータは、切り花でも5月の短期間流通しています。

開花時期5月

シラーは、秋に植えて翌年4月~5月ごろに咲く球根花です。色は青紫、白、ピンクの3色があります。花の形はつり鐘状(ベル型)で目立つ花ではないですが、ひっそりと咲く花姿がガーデナーには密かな人気のある球根花です。シラーは別名「ブルーベル」とも呼ばれています。シラー・カンパニュラータは、切り花でも5月の短期間流通しています。

 

 3.アリウム

開花時期5月~7月  球状の形が印象的なアリウム。庭に植えると5月から6月上旬くらいに咲く球根の花です。アリウムはたくさんの品種があり、品種によって花丈や花の大きさも違います。切り花として出回るのも開花の時期と同じ初夏のころです。  つぼみの時点ではゴルフボールより少し大きいくらいのサイズが、開花すると花のサイズはつぼみの3~5倍のサイズになります。広い空間に植えると、とても効果的な球根の花です。

開花時期5月~7月

球状の形が印象的なアリウム。庭に植えると5月から6月上旬くらいに咲く球根の花です。アリウムはたくさんの品種があり、品種によって花丈や花の大きさも違います。切り花として出回るのも開花の時期と同じ初夏のころです。

つぼみの時点ではゴルフボールより少し大きいくらいのサイズが、開花すると花のサイズはつぼみの3~5倍のサイズになります。広い空間に植えると、とても効果的な球根の花です。

 

4.ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ(姫檜扇)

開花期4月~5月

ヒメヒオウギは、4月~5月に赤やピンクのカラフルな花が咲くアヤメ科の多年草(球根花)。花の色は、明るい朱赤、ピンク、白などがあります。6枚の花弁の下3枚に斑点がある種類をよく見かけます。球根の植え付けは秋ですが、苗としても開花株が春に出回ります。性質はとても丈夫。球根花で分球でも増えますが、こぼれ種でも増えるほどです。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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