4月が旬の魚、野菜、果物、花を42種。旬の食材と花で春を満喫

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山田智美

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4月ってどんな季節?暦や行事、事柄の他、4月に旬を迎える野菜、果物、魚、花を42種。4月に食べたいおすすめレシピも紹介します。

目次

4月ってどんな季節?行事や事柄

4月ってどんな季節?行事や事柄

  • 和名:卯月
  • 英名: April

4月は年度の始まりの月です。入学や入社、進級、引っ越しなど新しい生活をスタートさせる時期。

桜が咲き、街路樹の梢は新芽をほころばせ、花壇にも道端にも花が咲き誇ります。春本番という言葉がよく合うのが4月です。

4月に迎える二十四節気

24節気

二十四節気とは、昔に中国から渡ってきた暦。太陽の位置を基準にして、一年を15日前後の24の時期に分けたものです。

清明(せいめい)

清明は毎年4月5日頃です。年によって1日程度前後します。

空気は澄んで、陽の光は明るく万物を照らして、全てがはっきりと鮮やかに見える頃だと言われています。特に祝日ではありません。

▼二十四節気の清明について

穀雨(こくう)

穀雨は毎年4月20日頃です。年によって1日程度前後します。

穀雨とは、「穀物を運んでくれる春の雨」という意味です。農作業を始めるのに良い頃と言われています。特に祝日ではありません。

▼二十四節気の穀雨について

4月の行事や事柄

エイプリルフール

エイプリルフールは毎年4月1日です。「(罪のない)嘘をついてもよい日」、「ふざけたことをする日」とされています。

この日は罪のない冗談や嘘のために、みんなが一所懸命に知恵をしぼる楽しい日です。

花まつり(灌仏会 かんぶつえ)

花まつり、あるいは灌仏会(かんぶつえ)はお釈迦様の誕生を祝うお祭りです。日本では毎年4月8日頃に行われます。花で飾られた花御堂に設置された仏像に甘茶をかけて、お釈迦様の誕生を祝います。

鎮花祭(はなしずめのまつり)

鎮花祭は毎年4月18日頃。昔は、桜が散る頃に疫神が花びらとともに散っていき、疫病が蔓延すると考えられていました。鎮花祭は疫病を鎮めることを目的として神社で行われます。

イースター

イースターとは日本語で復活祭、イエス・キリストの復活を祝う日です。イースターに決まった日付はありません。春分の次の満月から数えて最初の日曜日がイースターとなります。

▼イースターについて詳しくはこちら

昭和の日

昭和の日は毎年4月29日。昭和天皇の誕生日であり、祝日です。ゴールデンウィークの始まりの日でもあります。

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4月が旬の野菜15種

タケノコ

4月が旬の野菜15種たけのこ

タケノコは竹の新芽。竹の地下茎から生長してきたものを大きくなる前に掘り上げて食用にします。独特の風味と食感を楽しめる春の野菜です。

サヤエンドウ(絹さや)

サヤエンドウ

サヤエンドウは、エンドウの未熟な莢(さや)を食用とする場合の呼び方です。エンドウのなかでも若い莢(さや)を食用とするのが「サヤエンドウ」です。

サヤエンドウ(絹さや)

  • サヤエンドウ(絹さや)は、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」があります。最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が色々とあり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ……など、地域によって様々な呼び方があります。 サヤエンドウ(絹さや)を大きく2つに分けると、草丈200cmほどのつるあり種、草丈40~100cmほどのつるなし種があります。支柱を立てるときの目安となるので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。

グリンピース

紫エンドウ

グリンピースは未熟な豆を利用する「実エンドウ」です。莢(さや)のなかのグリーンの実を食用にします。

ハナサンショウ

ハナサンショウとはサンショウの花を食用にすること。4月~5月の開花の時期だけの楽しみです。ハナサンショウは香りが良く、ピリッとしたサンショウ独特の風味が楽しめます。

山椒(サンショウ)

  • 山椒は落葉低木で、雄株と雌株の異なる株があります。 樹高は2m~5m、葉の付け根の対称の位置に鋭い棘があり、葉は長さが5~15㎝位です。小さな葉が奇数になり羽状の形をしていていて、5~13枚のギザギザの葉が対(つい)でついています。葉には特有の柑橘に似た爽やかな香りがあります。 山椒は葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があります。 山椒の花は4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると緑色の果実が雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く実ります。山椒は雄株には花は咲きますが果実は実りません。 雌株と雄株を別々に植えると実がならず、一緒に植えると果実を実らせます。  

こごみ

4月が旬の野菜15種こごみ

こごみはクサソテツというシダ類の新芽です。葉が開く前の状態を食用にします。フォルムが可愛らしい山菜です。

こごみ(クサソテツ)

  • 「こごみ」「コゴミ」とは、クサソテツの新芽の別称です。山菜としての流通名でもあります。「こごみ(コゴミ)」という名前は、ワラビやゼンマイのように先端を巻き込むような形状をしており、これが屈んでいるように見えるというのが所以です。食用としては灰汁が少なくぬめりが少しあります。

タラの芽

4月が旬の野菜15種タラの芽

タラの芽はタラノキの新芽のことです。葉が大きく、開く前に摘んで食用にします。天ぷらの他、煮たり焼いたりして食べます。

たらの芽

  • たらの芽とは、タラノキの葉が開く前の新芽の部分をいいます。 タラノキの高さは2~4mほどの落葉低木で、北海道から九州まで広く分布している日本原産の樹木です。 日当たりの良い、平地から高山までの幅広い場所で繁殖しています。 自生しているタラノキにはとげのある品種が多くみられ、枝にバラのようなとげがビッシリついていることから、別名「オニノカナボウ」とも呼ばれています。このようにとげのあるタラノキを「オダラ」と呼んでいます。 自生するタラノキと違い、栽培するタラノキにはほとんどトゲのあるものはありません。とげのない種類のタラノキは主にメダラと呼ばれています。 ちなみに、乱獲により自生しているタラノキが減っていることが懸念されていますので、採取はご自身の土地にあるたらの芽だけにし、自生しているたらの芽の採取は控えましょう。 たらの芽の収穫の時期は、寒い冬が明けた春の時期です。天ぷらにして食べるとほのかな苦味がとても美味しいたらの芽は、山菜の王者と呼ばれるに相応しい春の食材です。

ウド

4月が旬の野菜15種ウド

ウドはウコギ科の多年草で、春が旬の山菜です。「ウドの大木」という表現がありますが、実際には多年草なので大木にはなりません。「ウドの皮は大名に剥かせろ」と言われるように、皮を厚く剥いて中の柔らかい部分を食べます。ウドは酢の物にしたり、皮をキンピラにして楽しみます。

ウルイ

4月が旬の野菜15種ウルイ

ウルイはオオバギボウシの新芽です。葉が開く前の筒のような形状のものを食用にします。加熱すると粘り気のあるシャキシャキとした食感を楽しめます。

ギボウシ(ホスタ)

  • ギボウシは世界の温帯地域で栽培されている多年草(宿根草)です。日本ではさまざまな野生種が分布し、その生育環境もさまざまです。古来より観賞用に植えられ、シーボルトがアメリカへ持ち帰って以来欧米で交配がなされ、多くの品種がつくりだされました。葉の色や形はもちろん葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30センチ以上の大型、20センチ前後の中型、10センチ前後の小型の3タイプに大別されます。初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を開花し葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめます。最近ではシェードガーデンの定番的存在です。ギボウシは冬は落葉して地上部がなくなります。

ノビル

4月が旬の野菜15種ノビル

ノビルは春の野原に自生しているユリ科ネギ属の山菜です。人があまり足を踏み入れていないような土の柔らかい場所に生えているものは、手ですぽっと抜けます。根は玉ねぎのような球形で、根の部分を食べます。ノビルは茹でて酢味噌をつけたり、おひたしなどにして食べます。

フキ

4月が旬の野菜15種フキ

フキはキク科の山菜です。食用にしているのは葉柄(ようへい)という茎の部分です。独特の香りとほろ苦さが特徴の野菜です。

ふき(蕗・フキ)

  • ふき(蕗・フキ)は数少ない日本原産の山菜で、日本全国の山野に自生しています。キク科フキ属の宿根草で、毎年同じ場所で収穫を楽しめる山菜です。 細長い地下茎を数本伸ばして、その先に大型の葉が発生します。私たちがいつも食べている部分はじつは茎ではなく、葉柄(ようへい)といって茎につながる柄(え)のような部分です。ふきの地下茎は有毒なため食さないように気を付けましょう。 早春の雪解けとともに葉よりも先に花茎が土から顔を出すフキノトウは、ふき(蕗・フキ)の花です。フキノトウは雌花と雄花に分かれています。雄花は黄色で、花が咲き終わると枯れていきますが、雌花は白い花を咲かせた後、茎が伸びタンポポの綿毛のような種子を飛ばします。 北海道の足寄町に自生するラワンブキは、高さ2~3mにも達する大きさが有名で、人気の観光スポットにもなっています。

アシタバ

アシタバ

明日葉(アシタバ)は日本原産のセリ科の植物です。新芽を摘んでも翌日には、また生えてくるくらい生命力が強いことから明日葉(アシタバ)と呼ばれます。炒めたり、おひたしにしたりして楽しめます。

明日葉(アシタバ)

  • 明日葉(アシタバ)は数少ない日本原産の植物で、房総、三浦、伊豆、紀伊半島や伊豆諸島に多く分布しています。 セリ科多年草の野菜の一つで、葉をいくら収穫しても、明日にはすぐに若葉が出るということから明日葉(アシタバ)という名前が付きました。 春先冬を越した2年目以降(株の大きさによるところが多い)の株から新芽が伸び、6~9月に花が咲き、秋に種ができ、種の状態で冬を越して、春に発芽する。そして、開花・結実した株は枯れていくというサイクルで生育します。 花を咲かせないように、上手に茎葉を摘むことにより、4~5年は収穫を続けられます。 明日葉(アシタバ)は、葉野菜として食べられるだけでなく、青汁などの加工品に多く使用されます。明日葉(アシタバ)の茎を切ると、黄色い汁が出てきます。この物質は「カルコン」と呼ばれ、ポリフェノールの一種ですが、近年その効能に注目が集まっています。

クレソン

クレソン 

クレソンは通年流通していますが、露地のものは葉茎が柔らかい春が旬です。花が咲く前の葉茎を摘み取って食用にします。生でサラダの他、おひたしにしてもおいしい野菜です。

クレソン

  • クレソンはヨーロッパからアジアの温帯にかけて広く分布する多年草の水生植物で、繁殖力が旺盛なため日本国内でも水辺でよく見られます。クレソンの和名はオランダガラシやオランダミズガラシと呼ばれています。 クレソンは横に這うように伸びて茎の途中から根を出しながら水深があるところでは水面に横たわるように浮いています。春には5~6ミリの小さな白い小花を茎の先に咲かせます。味はさわやかな苦みとピリッとする辛みが特徴です。水切れしないように注意をして土で栽培する事もでき、水耕栽培も容易です。冬場に5度を下回らないように管理すれば、真夏や真冬を除きほぼ1年中収穫できます。環境が合えばとにかくよく育ちます。

アスパラガス

アスパラガスの花言葉や種類、特徴をご紹介!アスパラガスは、筆のような形をした茎を食用にする植物。黄緑色の釣鐘型をした可愛らしい花を咲かせます。

アスパラガスは葉が開く前の若い茎を食用にする野菜。一年中流通していますが、春から初夏が旬です。

アスパラガス

  • アスパラガスは若茎を食用にする植物です。茎についている「はかま」と呼ばれる三角形のものが本当の葉です。この葉は退化しているので茎をのばしても葉が大きくなることはありません。葉のように見えるものは「偽葉(仮葉)」と呼ばれ、細かく分枝した枝になります。 和名はオランダキジカクシといい、語源はキジが隠れられるほどにアスパラガスの細かい茎が生い茂ることから名づけられました。緑色に育てた「グリーンアスパラガス」のほかに土寄せやフィルムなどで遮光することによって軟白栽培した「ホワイトアスパラガス」、アントシアニンを含むアスパラガス全体が紫色の「紫アスパラガス」などがあります。 種まきから本格的に収穫できるまで3年ほどかかりますが、それ以降はそれほど手入れが必要でなく、同じ場所で5年以上収穫できます。

新玉ねぎ

4月が旬の野菜15種新玉ねぎ

新玉ねぎとは収穫してすぐに出荷された玉ねぎのこと。乾燥保存された玉ねぎと違い、瑞々しく甘味が強いのが特徴です。流通時期は2月~5月くらいまでと短いので、春に積極的に食べたい野菜です。

タマネギ(玉ねぎ)

  • タマネギ(玉ねぎ)の起源は古く、中央アジアといわれていますが、野生種については未だ発見されていないため、原産地が特定できていません。 ピラミッド建設時代にはエジプトで栽培され、建設に従事する労働者に「にんにく」、「だいこん」と一緒に「タマネギ」が配給されていたという記録が残されています。 タマネギ(玉ねぎ)は日本へは江戸時代に南蛮船によって長崎に伝えられますが、観賞用にとどまり、あまり普及しませんでした。 本格的にタマネギ(玉ねぎ)の栽培が始まったのは明治時代で、コレラが流行した際に「タマネギ(玉ねぎ)を食べるとコレラにかからない」という噂が広まり、その後広く食べられるようになったと言われています。 ちなみに、日本で一番タマネギ(玉ねぎ)を生産されているのは北海道です。その中でも北見地域は半分近くを占めており、タマネギ(玉ねぎ)栽培地として有名です。全国の中でも日照時間が長く、降水量が少ないため、たくさんの太陽をあびて生長し、球のしまりがよく、熱を加えることでとても甘くなるという特長があるそうです。  

新じゃがいも

4月が旬の野菜15種新じゃがいも

新じゃがいもは採れたてで出荷されたじゃがいものことです。皮も薄く瑞々しいので、皮ごと調理して食べられます。

ジャガイモ(馬鈴薯)

  • 主な春夏野菜の栽培の植え付けのトップバッターといえば「ジャガイモ」です。 ジャガイモはサツマイモに比べて先端が丸く、表面もツルツルとしています。サツマイモのような根の部分とは違い、ジャガイモは地下茎の先端が肥大したものです。その証拠に、ジャガイモが日に当たると緑色に変色します。緑色に変色したものや小ぶりなものは毒性が強いので食べないようにしましょう。 ジャガイモの芽にはソラニンという毒性の成分があるため、調理前に取り除く必要があります。包丁の角でえぐるように取ると簡単に取れます。 ジャガイモの栄養価はカリウムや、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンCなどでビタミンがでんぷんによって調理の熱から守られているため、効果的に栄養を体内に取り入れることができます。比較的乾燥した地域でも生育し、一年中栽培されるため世界中で好まれて食されています。 見た目がふっくらとしてしわがなく重量感があるものがおいしいとされています。新じゃがはみずみずしく皮が薄いのが特徴です。春、秋、冬作と一年中収穫されており、収穫したあと乾燥させて保存すれば長く保存できます。

 

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4月が旬の果物(フルーツ)2種

イチゴ

イチゴはバラ科のフルーツ。厳密には野菜の仲間ですが、フルーツとして扱われています。イチゴは年末から初春にかけて多く流通しますが、これらはハウス栽培のものになります。露地栽培での収穫期は4月の後半から6月です。

イチゴ(苺)

  • 甘くて美味しいフルーツとして人気のあるイチゴですが、じつは野菜の仲間です。「野菜とは草本性の植物」という意味で、イチゴはスイカやメロンと同様に苗を植えて一年で収穫することから一般的な野菜と同じ草本性として分類されています。 ハウス栽培が盛んで、夏の一時期を除いてほぼ一年中出回っていますが、春から初夏にかけてが本来のイチゴの旬です。 イチゴは、軸に近い部分より先端の方が糖度が高く、果肉の中心よりも表面の方が甘いとされています。ビタミンCや葉酸が多く含まれます。 イチゴの実と思って食べている部分は、花托(かたく)又は花床(かしょう)といって花の付け根の部分が発達して食用部となったものです。 イチゴの本当の実の部分はイチゴの「粒々(実)部分」です。ちなみに、イチゴを縦に切って、断面図を見てみるとこの粒々(実)部分に1本1本の筋が水分や栄養を送っているのが分かります。この粒々の中に種がありますので、種をまくときはこの粒々部分を土にまきます。 イチゴは、親株からランナーを伸ばし、子株、孫株と株を増やし、越冬して実を付ける多年草です。この親株から伸びたランナーの向きと反対方向にイチゴの花房が出るので、苗を購入して植え付けるときは、ランナーを北側に向けると花や実によく日が当たります。また、ランナーを通路側とは反対方向に向けて植え付けると、イチゴが収穫しやすいように工夫することができます。 イチゴの苗は、通常植え付けてから実がなるまで半年ほどの長い期間を必要とします。最近では、春と秋や、春、夏、秋の長い期間収穫できる二季なりや四季なり品種も流通しています。また、花色も白だけでなく、赤いミニバラのような花を楽しめる品種も出てきました。 現在食べられているイチゴは、近年の品種改良によるものですが、野生のイチゴは、はるか昔から世界的に食べられていました。 野イチゴの種類も豊富で、クサイチゴ、クマイチゴ、バライチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴなど。同じバラ科ですが、これらの野イチゴは全てキイチゴ属です。私たちが現在食べているイチゴは、オランダイチゴ属といいます。野生のイチゴとは違い、栽培された大粒のイチゴが江戸時代にオランダより持ち込まれました。

甘夏ミカン

4月が旬の果物(フルーツ)2種甘夏ミカン

甘夏ミカンは、甘夏とも呼ばれるミカン科の果物です。夏ミカンと呼ばれるものより甘味があるのが特徴です。

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4月が旬の魚(魚介)5種

アサリ

アサリは身近な二枚貝の1種。春の産卵期のものが大きく、身もふっくらとしておいしいと言われています。

アオヤギ

アオヤギは明るいオレンジ色の身がきれいな二枚貝です。寿司ネタとして人気があります。他にも酢味噌で和えるなどして楽しめます。

ホタルイカ

ホタルイカ

ホタルイカは身の部分が5cmに満たないくらいの小さなイカです。鮮度の問題から、流通しているもののほとんどは釜茹でされたものです。春野菜と一緒にぬた合えにしたり、刺身にして食べます。

サワラ

鰆

魚に春と書いてサワラ。サワラは冬から初春に脂がのって味が良くなると言われています。サワラは西京焼きが有名です。塩焼きにしても楽しめます。

メバル

メバル

メバルは大きく張り出したような目が特徴の魚です。春に旬を迎えます。刺身の他、煮付けや唐揚げにして楽しめます。

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4月が旬の花20種

スミレ

4月が旬の花20種スミレ

スミレは春の訪れを知らせてくれるスプリングエフェメラルの一つ。スミレの花が咲くのは3月~5月。新緑が生い茂る前の木陰でひっそりと小さな花を咲かせます。

スミレ(すみれ・菫)

  • スミレという名前は、スミレ科スミレ属の総称のように使われていますが、本来は「スミレ」と名付けられたViola mandshuricaのことを指します。mandshuricaとは中国を意味する言葉ですが、スミレは日本原産の植物です。日本の風土に馴染みやすく、非常に育てやすい植物です。 スミレの花は形が特徴的で、花の後部が突き出して細長い袋状となっており、ここが蜜を分泌する蜜房となっています。スミレという名前の語源は、その花の横から見た姿が大工が使う墨入れ(墨壺)に形が似ていることから付いたと言われていますが、諸説ありますので定かではありません。 スミレは日本に自生する多年草で、野山や森以外に街中でも見かけられます。典型的な虫媒花で、その花の蜜を求めてやってきた昆虫の体に付着した花粉が、次の花に移動して授粉するという仕組みです。けれど、実際にはこの方法で結実することは少ないと言えます。春の開花期を過ぎた夏から秋、環境がよければ冬でも、閉鎖花と言って蕾の段階で自家受精して結実します。スミレが花を咲かせていないのに、種を作っているのを見かけるのはこのためです。

チューリップ

4月の花 チューリップ

チューリップは春を代表する球根の一つ。花は一重から八重咲き、花色も青以外はほとんどが揃うほどのバリエーションです。

チューリップ

  • チューリップは春に花咲く球根植物です。チューリップの球根は直径3cmほどのものが多く、玉ねぎのような形をしています。この球根を地面に植え育てるのです。球根の先はとがっていて、その先端から花茎や葉を伸ばします。花茎の背丈は種類にもよりますが、15cmよりも下のものはありません。おおよそ15cm~60cmのものまでが主に出回っています。花びらの色は皆さんも良くご存知の様に赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などさまざま。咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどいろいろな咲き方があります。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。 チューリップの育て方で大切なことは 1.よい球根を選ぶこと 2.適切な場所に植えて、適量の水やりをすること 3.寒さに当てること です。

忘れな草

4月が旬の花20種忘れな草

忘れな草はブルーの小花がかわいいムラサキ科の一年草。「私を忘れないで」という花言葉はあまりに有名です。

勿忘草(忘れな草・ワスレナグサ)

  • 勿忘草(ワスレナグサ)はムラサキ科の一年草、こぼれ種でどんどん増える繁殖力の強い植物です。勿忘草(ワスレナグサ)は、原産地では多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として分類されています。 勿忘草(ワスレナグサ)のひとつひとつの花は米粒サイズの小さな花ですが、4月~6月、無数にブルーの小花が開花している光景はとても美しい光景です。 最近はブルーの他、ピンクや白の勿忘草(ワスレナグサ)もあります。また、花丈も高性のものが出てきて、切り花としても出回りがあります。

アイリス

4月が旬の花20種アイリス

アイリスはアヤメアヤメ属の総称。湿地に咲く種類から、一般的なお庭で育てられる種類など様々です。

アイリス

  • アイリスはアヤメ科アヤメ属の総称です。アイリスの仲間は世界に約170種あり、その中の何種かは日本にも自生しています。アイリスは地下に球茎を作るという特徴があり、球根植物として扱われる多年草です。 通常アイリス(アヤメ)というと春から初夏にかけて湿地に咲く花というイメージですが、一概に湿地に咲くものばかりではありません。日本に自生するアイリスの中でも有名なアヤメ(Iris sanguinea)や、ジャーマンアイリス(Iris germanica Hybrid)などは、やや乾燥した草地を好みます。アヤメとよく似たカキツバタ(Iris laevigata)は浅い水辺を好みます。 アイリスというと、アヤメ(Iris sanguinea)、カキツバタ(Iris laevigata)、ジャーマンアイリス(Iris germanica Hybrid)など、様々な種類があり、その性質や特徴も多様です。    

セリンセ・マヨール

4月が旬の花20種セリンセ・マヨール

セリンセ・マヨールは深い紫色の花を俯くように咲かせるムラサキ科の一年草です。青味を帯びたグリーンの葉と紫色の花の組み合わせが美しい植物です。

セリンセ・マヨール

  • セリンセ・マヨールは、シックな雰囲気のする人気の一年草です。最近は切り花としても流通しています。基本種は花が黄色の種ですが、苗としては紫色の花の方が流通量が多いようです。春になると茎を伸ばし、茎先に筒型の小さな花を下向きに咲かせます。 和名ではキバナルリソウと呼ばれ、紫色の花の品種もつけ根の苞に覆われている花の根元は黄色い色をしています。   花茎を無数に伸ばし、春から初夏にかけてたくさんの花が開花します。環境にあうと横幅40~50cm程度になり、目立つ存在になりますが、小さな花のため、隣を圧迫するようなことはなく、色々な植物と組み合わせがしやすい草花です。葉には白い斑点が入るのは病気ではなく、セリンセ・マヨールの葉の特徴です。

タイツリソウ(ケマンソウ)

4月が旬の花20種ケマンソウ

タイツリソウ(ケマンソウ)はピンク色のハート型の花がかわいいコマクサ科の多年草。その草姿が鯛を釣っているように見えることが名前の由来だと言われています。一度にこんなにたくさんの鯛が釣れたら釣り人が狂喜乱舞しそうです。

タイツリソウ(ケマンソウ)

  • タイツリソウ(ケマンソウ)は、春にユニークな形の花を咲かせるケシ科の耐寒性多年草。草丈は40~60cmほどで、枝垂れた茎にハートの形をした花を連ねて咲かせます。その花姿は、釣りざおに多数の鯛がぶら下がっているように見えることから鯛釣り草(タイツリソウ)という名が付きました。花色はピンクや白があります。 別名でケマンソウと呼ばれるようになったのは、仏堂の装飾具として使われる「華鬘(けまん)」が語源となっています。華鬘とは華やかな草花で作った髪飾りのことで、仏像の前に吊り下げて顔を隠すように使われます。華鬘がこの花の形に似ているため、ケマンソウ(華鬘草)という名が付いたと言われています。 タイツリソウ(ケマンソウ)は、森林などの湿った場所に自生している植物なので、直射日光や西日が当たらず、木漏れ日が差すくらいの明るい日陰や半日陰のような場所を好みます。茎葉が柔らかく全体的に華奢でしっとりした植物です。葉がボタンの葉の形に似ていることから、フジボタンやケマンボタンなどと呼ばれることもあります。寒くなると休眠して地上部が枯れますが、水が切れなければ根が生きているので春にまた芽吹きます。 タイツリソウ(ケマンソウ)は、全草に毒性があるので、誤って食べないように注意が必要です。

レンゲ(蓮華)

4月が旬の花20種レンゲ

レンゲ(蓮華)は春になると、野原をピンクの絨毯に染め上げる可愛らしい草花です。蓮華(れんげ)の花は小さなマメの花の集合体で、複数の小花を放射状に広げるように咲かせます。

レンゲソウ(蓮華草)

  • レンゲソウ(蓮華草)とは春にピンク色の花を咲かせる、マメ科の越年草です。マメ科の植物は根に根粒菌を持つものが多く、土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にする性質があります。マメ科であるレンゲソウ(蓮華草)もその力が高いため、休耕中の田畑を肥沃にする目的で植えられていました。花後はそのまま田畑に漉き込んで緑肥としても使用されていました。化成肥料が使用されるようになった最近では、春に一面ピンクの絨毯のようなレンゲソウ(蓮華草)畑も見かけなくなりました。 レンゲソウ(蓮華草)から作られるレンゲ蜂蜜も有名です。春の田畑一面にレンゲソウ(蓮華草)が植えられていた頃は、レンゲソウ(蓮華草)は大切な蜜源でした。クセがなく、食べやすいレンゲ蜂蜜は今でも人気のある蜂蜜の一つです。

シロツメクサ(クローバー

4月が旬の花20種シロツメクサ

シロツメクサ(クローバー)はウサギのしっぽのような白い花を咲かせるマメ科の多年草です。春になるとクローバーの中にぽんぽんと白い花を咲かせる姿がかわいらしい草花です。

クローバー(シロツメクサ・白詰草)

  • クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。 トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。

セリバヒエンソウ

4月が旬の花20種セリバヒエンソウ

セリバヒエンソウはキンポウゲ科デルフィニウム属の一年草です。淡いブルーの花がかわいい野草です。野草とは思えないほどの可憐な姿をしているので、見かけるとついつい見入ってしまいます。

セリバヒエンソウ

  • セリバヒエンソウはキンポウゲ科デルフィニウム属の一年草です。デルフィニウム属の野草は珍しく、セリバヒエンソウは中国からやってきた帰化植物です。帰化植物というと繁殖力が高く害草とされているものが多いのですが、このセリバヒエンソウはそこまで繁殖している姿は見かけません。 花姿が可憐で可愛らしく、そこら中に繁茂するほど逞しい野草でもないので、ファンが多い野草でもあります。一年草でこぼれ種で増えます。 森の中の落葉樹の下など、少し湿った明るい日陰を好みます。少し薄暗い森や人の手があまり入らない公園などで群生している姿を見かけます。 葉は明るく黄色味の強くないグリーンで、セリの葉のように細かく切れ込みが入っています。花はラベンダー色とも言えるような淡い青味がかった紫色で、サイズは2㎝程度、スミレの花のような小さな花を咲かせます。草丈はスミレよりも高く20~30㎝程度となります。森の中で淡い紫色の花が地面から少し浮く感じで群生していたら、スミレではなくセリバヒエンソウかもしれません。近くに行って確認してみましょう。 キンポウゲ科の植物の中には毒性のあるもの多く存在するのですが、このセリバヒエンソウも有毒植物と言われています。間違って口に入れることのないように気を付けてください。

ヘビイチゴ

4月が旬の花20種ヘビイチゴ

ヘビイチゴは、バラ科の多年草です。桜が終わった頃に明るい黄色の花を咲かせます。花の後には、小さくて真赤な果実が実ります。

ハゴロモジャスミン

4月が旬の花20種ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物です。花の外側はピンク、内側は白のコントラストが美しく、強い芳香を持ちます。

ハゴロモジャスミン

  • ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物です。花の外側はピンク、内側は白のコントラストが美しく、強い芳香を持ちます。葉を楽しむ斑入りのハゴロモジャスミンも流通しています。薄黄色の斑が入った葉が美しい観賞用のハゴロモジャスミンです。 ハゴロモジャスミンの他にもジャスミンと呼ばれる花は何種類もあります。ジャスミンティーに使用されているのは、マツリカ( Jasminum sambac) という別な植物です。 ハゴロモジャスミンは半常緑性なので、冬には多少葉を落としますが緑豊かな姿で越冬します。関東以西ではハゴロモジャスミンの半常緑である特性を活かして、フェンスやトレリスに絡ませる等、目隠しに用いることができます。鉢植えのハゴロモジャスミンは支柱を立てあんどん仕立てにしたり、そのまま近くのトレリスなどに絡ませても楽しめます。 ハゴロモジャスミンは秋には翌年の花芽を付け始めます。剪定は開花後から遅くても夏の終わりくらいまでに済ませましょう。

カロライナジャスミン

月が旬の花20種カロライナジャスミン

カロライナジャスミンはゲルセミウム科のつる性植物。黄色の花には甘い芳香があります。

カロライナジャスミン

  • カロライナジャスミンは、北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びます。ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせます。日当たりの良いフェンスなどに向き、庭に植えて大きく伸ばすと株いっぱいに花をつけ見ごたえがあります。鉢植えのカロライナジャスミンは支柱を立てて育てます。耐寒性が強くマイナス10度まで耐えますが寒い地方では落葉します。葉は光沢のある濃い緑色で、気温が下がると赤褐色に紅葉します。カロライナジャスミンは、ジャスミンと名前がつきますが全草に毒があるのでハーブとしての利用はできません。

藤(フジ

月が旬の花20種フジ(藤)

藤(フジ)はマメ科の落葉性のつる植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。4月の半ばから後半頃に花の見頃を迎えます。香りが良いのも魅力です。

フジ(藤)

  • フジ(藤)はマメ科の落葉性のつる植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。庭園や公園で目にする藤棚のイメージが強く、自宅での育て方は難しいように言われていますが、実は鉢植えでも楽しめます。根の生長が制限されることから、むしろ鉢植えの方が花付きがよくなるほどです。 フジ(藤)には大きく分けて2種類あり、ノダフジ(野田藤) Wisteria floribunda はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)Wisteria brachybotrysは左巻きという特徴があります。 「ノダフジ(野田藤)」の由来となった大阪市福島区の野田はフジ(藤)の名所として有名。毎年4月には「のだふじめぐり(ふじ祭り)」が開催されます。樹齢1200年を越え、天然記念物に指定されている埼玉県春日部市の「牛島の藤」もよく知られています。

レンギョウ

月が旬の花20種レンギョウ

レンギョウは、明るい黄色の花を咲かせるモクセイ科の落葉低木。枝いっぱいに花を咲かせるので、遠くから見ると黄色の塊が視界に飛び込んでくるような印象の花木です。

レンギョウ(連翹)

  • レンギョウは、春の訪れを黄金色の花で華やかに告げる落葉低木。地際から多くの枝を出し、2~3mの高さで株立ちする性質から、刈り込んで生垣に仕立てられることもあります。長く伸びた枝先は垂れさがり、地面に付くとそこから根をおろす性質があります。早春に萌芽するより先に、前年枝に黄金色の花を咲かせ、花冠は直径2.5cmほどで4つに深く裂けるように分かれます。花が終わるころから葉が展開します。 同じレンギョウ属に類似種が多数ありますが、枝が空洞なことから区別が出来ます。中国やヨーロッパ各地でもレンギョウ属は多く植栽され、春の訪れを感じる花として人気があります。

ツツジ

月が旬の花20種ツツジ

ツツジ科ツツジ属の植物。花のピンク色がとても鮮やかで印象的な植物です。学校の生垣などとしても使われています。花の奥には甘い蜜があります。

ツツジ(躑躅・つつじ)

  • ツツジ科ツツジ属の植物。花のピンク色がとても鮮やかで印象的な植物です。学校の生垣などとしても使われています。花の奥には甘い蜜があり、蜜を吸った思い出がある方も多いのではないでしょうか。種によって違いますが、毒があるので注意。

ミツバツツジ

月が旬の花20種ミツバツツジ

ミツバツツジは紫色がきれいなツツジの仲間です。葉が出るよりも先に花が咲くので、紫色の花が宙に浮いているかのような幻想的な姿を楽しめます。

ドウダンツツジ

4月が旬の花20種ドウダンツツジ

ドウダンツツジは春に白いスズランのような小花を咲かせます。春の花、夏のグリーンの葉、秋の紅葉まで一年を通して美しい姿を楽しめる庭木です。

ドウダンツツジ(灯台躑躅)

  • ドウダンツツジは、春にすずらんに似た白いつぼ型の小さな花を咲かせる落葉低木です。自然樹形の他、刈り込みに堪えるので生垣などにもよく利用されています。また、洋風にも和風にも合うので利用範囲が広く、切り花の枝ものとしても流通しています。

モッコウバラ

4月が旬の花20種モッコウバラ

モッコウバラは中国原産の常緑低木、一季咲きのつるバラです。白かカスタードクリームのような淡い黄色の小ぶりな花を、枝の先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせます。

モッコウバラ

  • モッコウバラは中国原産の常緑低木、一季咲きのつるバラです。モッコウバラは非常に強健で、病害虫の被害の少ない育てやすいバラです。 モッコウバラの開花期は4~5月です。花色は白かカスタードクリームのような淡い黄色で、咲き方には一重と八重咲きがあります。直径2~3cm程度の小ぶりな花を、枝の先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせます。春に枝先が花の重みで弓なりにたわんで開花している姿は美しく、道行く人の目を捉えます。 モッコウバラは強健であると同時に生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。花が終わったら早めに剪定を行い樹形を整えることと、適宜誘引を行い枝が暴れないように管理する必要があります。

バラ

4月が旬の花20種バラ

バラはその豪華な美しさと芳香で花の女王ともいわれ、紀元前の昔から人々を魅了してきました。一重咲き種や八重咲き種、咲き方、花色、樹形も豊富です。4月~5月に香りの良い花を咲かせます。

バラ(ブッシュ・ローズ)

  • バラはその豪華な美しさと芳香で花の女王ともいわれ、紀元前の昔から人々を魅了してきました。愛と美の象徴ともいわれ神話や宗教、芸術や文学にも数多く登場し、いつの時代にも文化の中心に咲き続けています。バラ科・バラ属の落葉性の低木・花木で、その多くは葉や茎にトゲを持ちます。樹形からブッシュローズ(木立ち性)、シュラブローズ(半つる性)、クライミング・ローズ(つる性、つるバラ)の3タイプに分けられています。ブッシュローズは株立ち性の枝幹がまっすぐ伸びて花が上向きに咲くタイプで、「ハイブリットティー」「フロリパンダ」「ミニュチュア」「パティオ」「ポリアンサ」が含まれます。

ヤマブキ

4月が旬の花20種ヤマブキ

山吹(ヤマブキ)は春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を枝いっぱいに咲かせる落葉低木です。山吹色という色の名前はこの山吹(ヤマブキ)の花の色が由来です。

山吹(ヤマブキ)

  • 山吹(ヤマブキ)は、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木です。北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前はこの山吹(ヤマブキ)の花の色が由来です。春に山吹色の花を枝一面に咲かせる姿はとても美しく見事です。株元から伸びたそれぞれの枝は、自然に弓なりになり、枝一面に花をつけます。花は一重の他、八重もあります。また白い花が咲く白花山吹もあります。 とても強健で育てやすい植物です。植え付け後は乾燥さえ気を付ければ、ほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て大株に生長します。放っておくと大きな茂みになるので、剪定や株分けで整理します。

 

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4月が旬の食材レシピ

4月が旬の食材レシピたけのこ(筍)のおかか煮

たけのこ(筍)のおかか煮

材料

  • アク抜き済みのたけのこ(筍) 500g程度
  • みりん 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ3
  • 鰹節(削り節) 10g程度

作り方

  • たけのこ(筍)は穂先はくし型、根元の方は1cm程度の半月型に切る
  • 鍋に切ったたけのこ(筍)、ひたひたの水、半分の量の鰹節(削り節)を入れて煮立てる
  • 煮立ったらみりんを加えて5分程度煮る
  • しょうゆを入れ、落し蓋をして水分が半分以下になるくらいまで煮詰める
  • 火を止めて器に盛り、残りの鰹節(削り節)をかけたら出来上がり

鰹節とたけのこ(筍)を一緒に煮るだけでこんなにおいしい煮物ができるなんて!と感動してしまいます。ほっとする味の和食らしい和食です。

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4月は始まりの季節。太陽は高く上り、風は暖かく、外出が楽しい季節です。春を身体中で感じて、心地の良い新しい生活をスタートさせましょう。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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