野草の花図鑑70種!季節ごと色別に紹介。名前がわかります。

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山田智美

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野草の花を、早春、春、夏、秋の季節に分けて、色別に紹介します。身近なものからちょっと珍しい種類まで。花の写真付きなので、探していた野草の花の名前がわかるかもしれません。

目次

野草とは

野草とは

野草とは山林の中や野原など、人が管理していない土地に生えている植物、人為的に植えていない植物のことです。

人為的に植えていないという意味では雑草と同じですが、雑草とは主に公園や庭、畑など、人が管理している土地に植えていないのに生えてきた植物を指します。

野草も雑草も人が便宜上使用している言葉です。

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冬から早春(1月~3月)に咲く野草の花22種を色別に紹介

冬から早春(1月~3月)に咲くピンク色の野草の花2種

ヒメオドリコソウ

冬から早春(1月~3月)に咲くピンク色の野草の花ヒメオドリコソウ

  • 花期:2月~5月

ヒメオドリコソウは、草丈10 ~20cm程度のシソ科の越年草。淡いピンク色に薄紫を混ぜたような色の花を咲かせ、四角い茎に対生にスペード型の葉をつけます 。上の方の葉がうっすらと赤みを帯びているのが特徴です。

カタクリ

冬から早春(1月~3月)に咲くピンク色の野草の花カタクリ

  • 花期:3月~4月

カタクリは、ユリ科の多年草。早春に落ち葉の間から顔を出すように、可憐な花を咲かせます。春に花を咲かせて、夏には姿を消してしまいます。他に白花を咲かせるシロバナカタクリがあります。

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花6種

カスマグサ

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花カスマグサ

  • 花期:3月~4月

カスマグサは、マメ科の一年草。カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間くらいのサイズだから、「カ」と「ス」の間「マ」でカスマグサ。ふざけているようですが、正式名称です。薄紫色の楚々とした可憐な花を咲かせます。

スミレ

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花スミレ

  • 花期:3月~4月

スミレは、日本原産のスミレ科の多年草。山野や道端などの身近な場所で見かけます。濃い紫色が印象的な春を代表するような花です。

コスミレ

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花コスミレ

  • 花期:3月~4月

コスミレは、薄紫色の花を咲かせるスミレの仲間の多年草。山野の落葉樹の下など、明るい半日陰で見かけます。

タチツボスミレ

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花タチツボスミレ

  • 花期:3月~4月

タチツボスミレは、早春に他のスミレより一足早く咲き始めます。薄紫色の小さな花が可憐なスミレの仲間です。

ホトケノザ

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花ホトケノザ

  • 花期:3月~5月

ホトケノザは、その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来です。早いものは2月くらいから咲いています。

道端や田んぼの畦道、コンクリートの隙間など「こんなところにも?」って言いたくなるくらい、身近な場所で見かける野草です。

ツタバウンラン

冬から早春(1月~3月)に咲く紫色の野草の花ツタバウンラン

  • 花期:3月~10月

ツタバウンランは、淡い紫色の花を咲かせるオオバコ科の一年草もしくは多年草。ツタに似た葉と、ウンラン(リナリア)に似た花を咲かせるのが名前の由来です。山野や道端など、身近な場所で見かけます。

冬から早春(1月~3月)に咲く青色の野草の花2種

オオイヌノフグリ

冬から早春(1月~3月)に咲く青色の野草の花オオイヌノフグリ

  • 花期:2月~5月

オオイヌノフグリは、早春に水色の小さな花を咲かせる越年草。草丈低く群生する姿は水色のカーペットのようで見とれてしまう可愛らしさです。

フラサバソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く青色の野草の花フラサバソウ

  • 花期:2月~5月

フラサバソウは、オオイヌノフグリ似た水色の花を咲かせる越年草。花の直径は5mm程度と小さく、全体に軟毛が生えています。

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花8種

キクザキイチゲ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花キクザキイチゲ

  • 花期:3月~4月

キクザキイチゲは、山野に自生するキンポウゲ科の多年草。花の形状が菊に似ているというのが名前の由来だとされています。

ニリンソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花ニリンソウ

  • 花期:3月~4月

ニリンソウは、山野に自生するキンポウゲ科の多年草。葉と葉の間から2輪の花を咲かせることが名前の由来ですが、2輪以上の花を咲かせることもあります。森の中で群生する姿を見かけると小さく声を上げてしまうくらい可憐でかわいらしい花です。

ミスミソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花ミスミソウ

  • 花期:2月~4月

ミスミソウは、別名雪割草とも呼ばれるキンポウゲ科の多年草。小さく可憐な花を咲かせます。花色は白の他にピンクや青などがあります。

ユキワリイチゲ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花ユキワリイチゲ

  • 花期:2月~4月

ユキワリイチゲは、日本原産のキンポウゲ科の多年草。花色は薄っすらと青みがかった白で、草丈は15~30cm。まだ緑少ない森の中などで落ち葉の間でひっそりと花を咲かせています。

クサイチゴ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花クサイチゴ

  • 花期:3月~5月

クサイチゴは、初春から春にかけて山林や藪の中で白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。5月~6月には真赤なビーズ細工のような果実を実らせます。

オドリコソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花オドリコソウ

  • 花期:3月~5月

オドリコソウは、山野の明るい半日陰に自生するシソ科の多年草。花色は白の他に淡いピンクがあります。

ヒメウズ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花ヒメウズ

  • 花期:3月~4月

ヒメウズは、キンポウゲ科の多年草です。オダマキに似た白い花をうつむくように咲かせます。ヒメウズの花は直径5mm、草丈5~10cm程度ととても小さな草花です。

ミヤマエンレイソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く白色の野草の花ミヤマエンレイソウ

  • 花期:3月~4月

ミヤマエンレイソウは、山野に自生する多年草。三枚の葉の上に三枚の花びらのエンレイソウによく似た白い花を咲かせます。

冬から早春(1月~3月)に咲く黄色の野草の花1種

ミツバツチグリ

冬から早春(1月~3月)に咲く黄色の野草の花ミツバツチグリ

  • 花期:3月~5月

ミツバツチグリは、黄色い花を咲かせるバラ科キジムシロ属の多年草。小さな黄色の花は同じバラ科のヘビイチゴを思わせます。木漏れ日が良く当たるような明るい山野に自生します。

冬から早春(1月~3月)に咲く茶色の野草の花1種

エンレイソウ

冬から早春(1月~3月)に咲く茶色の野草の花エンレイソウ

  • 花期:3月~5月

エンレイソウは、山野に自生する多年草。三枚の大きな葉の上に小さな茶色ともえんじ色とも言えるような小さな花を咲かせます。

冬から早春(1月~3月)に咲く緑色の野草の花2種

バイモユリ

冬から早春(1月~3月)に咲く緑色の野草の花バイモユリ

  • 花期:3月~4月

バイモユリは、ユリ科の球根植物。淡いグリーンの花を俯くように咲かせる姿が可憐でファンも多い植物です。高温多湿に弱いので自宅で育てる際には、夏は風通しの良い半日陰に移動させましょう。

フキノトウ

冬から早春(1月~3月)に咲く緑色の野草の花フキノトウ

  • 花期:1月~3月

フキノトウはフキの花です。まだ寒い早春に落ち葉の間から顔を見せます。食用にするのは花が開ききる前。まだつぼみか、わずかに開き始めている状態を摘んで食べます。

 

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春(4月~5月)に咲く野草の花19種を色別に紹介

春(4月~5月)に咲くピンク色の野草の花2種

イカリソウ

春(4月~5月)に咲くピンク色の野草の花イカリソウ

  • 花期:4月~5月

イカリソウは、山野に自生するメギ科の多年草。花の形が特徴的で、船の錨(いかり)のように見えることが名前の由来です。花色はピンクの他に白や黄色があります。

クリンソウ

春(4月~5月)に咲くピンク色の野草の花クリンソウ

  • 花期: 4月~6月

クリンソウは、サクラソウ科の耐寒性多年草。日本原産の植物で、森や山の中でも水辺に近い明るい半日陰に自生しています。花茎に対して数輪の花を円状に、数段重なるように咲かせる様子が仏閣の屋根の九輪に似ているということでクリンソウの名前がつきました。

春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花4種

ナヨクサフジ

春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花ナヨクサフジ

  • 花期:4月~7月

ナヨクサフジは、紫色の花を咲かせるマメ科の越年草。空き地や河原、その他いろんな場所で野草として見かけます。群生する姿は、遠くから見ると紫色の波のようで見惚れてしまうほどの美しさです。

ニワゼキショウ

春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花ニワゼキショウ

  • 花期:4月~6月

ニワゼキショウはアヤメ科の多年草または一年草。中心が濃い紫、外側はうっすらと縞模様が入った淡い紫色をしています。花は一日花で、紫色の他に白花があります。

マツバウンラン

春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花マツバウンラン

  • 花期:4月~6月

マツバウンランは、ゴマノハグサ科の一年草。すっと伸びた茎に縦に連なるように、淡い紫色の小さな花を咲かせます。群生する姿が美しい草花です。

ムラサキケマン

春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花ムラサキケマン

  • 花期:4月~6月

ムラサキケマンは、春に紫色の花を咲かせるケシ科の越年草。山野や道端の明るい半日陰でよく見かけます。ホトケノザに似ていますが、ムラサキケマンは全草に毒があるので蜜を吸わないように気をつけてください。

春(4月~5月)に咲く青色の野草の花2種

キュウリグサ

春(4月~5月)に咲く青色の野草の花キュウリグサ

  • 花期:4月

キュウリグサは、小さな忘れな草のような水色の花を咲かせるムラサキ科の越年草。見逃してしまいそうなくらい小さな花ですが、群生する姿はかわいらしく目を惹きます。名前は葉をもむとキュウリのような香りがすることに由来します。

セリバヒエンソウ

春(4月~5月)に咲く青色の野草の花セリバヒエンソウ

  • 花期:4月~5月

セリバヒエンソウは、キンポウゲ科デルフィニウム属の一年草。デルフィニウム属の野草は珍しく、セリバヒエンソウは外来種が帰化したものだと言われています。春に水色のデルフィニウムのような花を咲かせます。

春(4月~5月)に咲く白色の野草の花4種

イカリソウ

春(4月~5月)に咲く白色の野草の花イカリソウ

  • 花期:4月~5月

イカリソウは、山野に自生するメギ科の多年草。花の形が特徴的で、船の錨(いかり)のように見えることが名前の由来です。花色は白の他にピンクや黄色があります。

ニワゼキショウ

春(4月~5月)に咲く白色の野草の花ニワゼキショウ

  • 花期:4月~6月

ニワゼキショウは、アヤメ科の多年草または一年草。中心が濃い紫、外側はうっすらと縞模様が入った淡い紫色をしています。花は一日花で、花色は白の他に紫色があります。

チゴユリ

春(4月~5月)に咲く白色の野草の花チゴユリ

  • 花期:4月~5月

チゴユリは、山野に自生するイヌサフラン科の多年草。以前はユリ科に分類されていました。白い花を俯くように咲かせます。

ホウチャクソウ

春(4月~5月)に咲く白色の野草の花ホウチャクソウ

  • 花期: 4月~5月

ホウチャクソウは、イヌサフラン科チゴユリ属の多年草で山野に自生しています。以前はユリ科に分類されていました。宝鐸(ほうちゃく)という寺社の飾りに似ているというのが名前の由来です。

春(4月~5月)に咲く黄色の野草の花4種

キケマン

春(4月~5月)に咲く黄色の野草の花キケマン

  • 花期:4月~5月

キケマンは、黄色の個性的な花を咲かせるケシ科の一年草または多年草。山野の日当たりの良い場所で見かけます。葉茎を傷つけると独特の臭いがします。筒状の花を縦に連ねるように咲かせる姿が美しい野草です。

キンラン

春(4月~5月)に咲く黄色の野草の花キンラン

  • 花期: 4月~5月

キンランは、日本の本州から九州の山林に自生するラン科の多年草。キンラン(金蘭)の名前の由来は、黄色の花色を金色に見立てて付けられたものです。同じキンラン属にギンラン(銀蘭)という白花を咲かせる品種もあります。

ヘビイチゴ

春(4月~5月)に咲く黄色の野草の花ヘビイチゴ

  • 花期:4月~6月

ヘビイチゴは、バラ科の多年草。森林、公園、空地、道端など、身近な場所で見かけます。ヘビイチゴは、桜が終わった頃に明るい黄色の可愛らしい花を咲かせます。花の後には、小さくて真赤な果実が実ります。ヘビイチゴの果実は食用にはできません。

ハハコグサ

春(4月~5月)に咲く黄色の野草の花ハハコグサ

  • 花期:4月~5月

ハハコグサは、身近な場所で見られるキク科の一年草または多年草。小さな黄色の花がかわいらしい野草です。

春(4月~5月)に咲くオレンジ色の野草の花1種

ナガミヒナゲシ

春(4月~5月)に咲くオレンジ色の野草の花ナガミヒナゲシ

  • 花期:4月~5月

ナガミヒナゲシは、春から秋まで咲き続けるケシ科の一年草。帰化植物として道端などで自生しています。繁殖力が強いので厄介な雑草と言われていますが、淡いオレンジ色の花が風にそよぐ様子は愛らしくあります。

春(4月~5月)に咲く茶色の野草の花1種

マムシグサ(テンナンショウ類)

春(4月~5月)に咲く茶色の野草の花マムシグサ

  • 花期:4月~5月

マムシグサは、サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、山野に自生します。独特フォルムは毒々しくもあり、目を惹きます。色は他にグリーンがあります。テンナンショウの仲間は交雑しやすいので品種を特定するのが難しいとも言われています。

春(4月~5月)に咲く緑色の野草の花1種

ムサシアブミ

春(4月~5月)に咲く緑色の野草の花ムサシアブミ

  • 花期:4月~5月

ムサシアブミは、サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、山野に自生します。仏炎苞(ぶつえんぼう)のなかにある肉穂花序(にくすいかじょ)が花です。テンナンショウの仲間は交雑しやすいので品種を特定するのが難しいとも言われています。

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夏(6月~8月)に咲く野草の花19種を色別に紹介

夏(6月~8月)に咲くピンク色の野草の花2種

ネジバナ

夏(6月~8月)に咲くピンク色の野草の花ネジバナ

  • 花期:5月~8月

ネジバナは、春から夏に芝生や歩道の脇、花壇の中などで咲いているのを見かけるラン科の多年草。日本に自生する原種のランです。らせん状に花を咲かせるからというのが名前の由来です。

ハゼラン

夏(6月~8月)に咲くピンク色の野草の花ハゼラン

  • 花期:8月~10月

ハゼランは、夏から秋にかけてピンクの小さな花を無数に咲かせる多年草または一年草。花の後の小さな粒々の実がはじけて種が飛び出すことから、爆蘭(ハゼラン)という名前がついています。

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花6種

ツルボ

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花ツルボ

  • 花期:8月~9月

ツルボは日本に自生するキジカクシ科の球根植物で、山野草の1つにも数えられます。淡い紫色のムスカリのような花がかわいい野草です。

ナンバンギセル

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花ナンバンギセル

  • 花期:8月~10月

ナンバンギセルは、ハマウツボ科の寄生植物。ススキなどの株元で咲いているのを見かけます。名前の由来は、煙草を吸う道具の煙管(きせる)に似ているから。晩夏から秋まで咲いています。

ホタルブクロ

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花ホタルブクロ

  • 花期: 6月~7月

ホタルブクロは、キキョウ科の多年草。釣鐘型の花を俯くように咲かせます。名前の由来は、この花の中に蛍が入ると考えられたからだそうです。花色は他に、白やピンクがあります。

レンゲショウマ

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花レンゲショウマ

  • 花期:7月~8月

レンゲショウマは、山野に自生するキンポウゲ科の多年草で、木漏れ日が当たるような湿地を好みます。淡い紫色の花を俯くように咲かせる姿が美しく愛好家もいるほどです。花色は他に白があります。

クズ

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花クズ

  • 花期:7月~9月

クズは、日本の山野及び街中の公園や空き地などで見かけるつる性の多年草。秋の七草の一つとしても有名。赤紫色の藤を逆さにしたような花を咲かせます。薬用や食用に利用される傍ら、繁殖力が強く駆除が困難な雑草としても扱われています。

コバノカモメヅル

夏(6月~8月)に咲く紫色の野草の花コバノカモメヅル

  • 花期:7月~9月

コバノカモメヅルは、湿地や草原に自生するキョウチクトウ科のつる性多年草。花は直径7~15mm程度と小さく、えんじ色に近いくらい紫色をしています。とても小さな花なので注意して探さないと見逃してしまいます。

夏(6月~8月)に咲く青色の野草の花1種

ツユクサ

夏(6月~8月)に咲く青色の野草の花ツユクサ

  • 花期:6月~9月

ツユクサは、山野、道端など身近な場所で見かけるツユクサ科の一年草。夏の暑い盛りに涼しげな青い花を咲かせます。ツユクサの花は朝咲いて昼過ぎには萎れてしまうので、午前中にしか会えない花です。

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花7種

カラスウリ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花カラスウリ

  • 花期:7月~9月

カラスウリは、山野に自生するウリ科の多年草。周囲の木につるを絡ませて生長します。夏にレースを広げたようなフォルムの白い花を咲かせます。カラスウリの花は夜に咲くので、花を見たければ日が暮れてから探しに行くようにしてください。

ドクダミ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花ドクダミ

  • 花期:5~7月

ドクダミは、全草に独特の臭いを持った多年草。スペード形の濃いグリーンの葉を持ち、真白で可愛らしい花を咲かせます。

ハンゲショウ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花ハンゲショウ

  • 花期:6月~7月

半夏生は、水辺や湿地に自生するドクダミ科の多年草。初夏に白い花穂をつけます。名前の由来は、花の下の葉が半分くらい白くなるから半化粧だと言われています。

ビナンカズラ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花ビナンカズラ

  • 花期:7月~8月

ビナンカズラは、別名サネカズラともいう、常緑つる性木本。夏に白い花を咲かせ、秋に赤い果実を実らせます。

ヘクソカズラ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花ヘクソカズラ

  • 花期:7月~8月

ヘクソカズラは、山野や公園など身近な場所で見かけるアカネ科のつる植物。夏に中心部が紫色で周囲が白の花を咲かせ、秋には黄金色の果実を実らせます。全草に独特の臭いがあるのが名前の由来です。

マツカゼソウ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花マツカゼソウ

  • 花期:8月~10月

マツカゼソウは、山野に自生するミカン科の多年草。丸みを帯びた葉も、小さな白い花もかわいらしい野草です。

センニンソウ

夏(6月~8月)に咲く白色の野草の花センニンソウ

  • 花期:7月~9月

センニンソウは、山野に自生するキンポウゲ科のつる植物。日本に自生する原種のクレマチスです。周囲の木に絡みつきながら大きく生長し、真白な花をたくさん咲かせます。

夏(6月~8月)に咲く黄色の野草の花1種

マツヨイグサ

夏(6月~8月)に咲く黄色の野草の花マツヨイグサ

  • 花期:6月~9月

マツヨイグサは、河原、海辺、公園や道端など、身近な場所で見かけるアカバナ科の越年草または一年草。日が落ちてから咲き始め、明け方には萎れてしまうのでマツヨイグサ(待宵草)というのが名前の由来です。

夏(6月~8月)に咲くオレンジ色の野草の花1種

ハルシャギク

夏(6月~8月)に咲くオレンジ色の野草の花ハルシャギク

  • 花期:6月~7月

ハルシャギクはキク科の一年草。コスモスのような花を咲かせます。草丈は1m程度まで生長します。

夏(6月~8月)に咲く緑色の野草の花1種

ヨウシュヤマゴボウ

夏(6月~8月)に咲く緑色の野草の花ヨウシュヤマゴボウ

  • 花期:5月~9月

ヨウシュヤマゴボウは、秋にブドウのような黒い実を実らせるヤマゴボウ科の多年草。夏にあまり目立たないグリーンの小さな花を咲かせます。

 

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秋(9月~11月)に咲く野草の花10種を色別に紹介

秋(9月~11月)に咲くピンク色の野草の花3種

シュウカイドウ

秋(9月~11月)に咲くピンク色の野草の花シュウカイドウ

  • 花期:8月~10月

シュウカイドウは、山野に自生するシュウカイドウ科の多年草。シュウカイドウの葉は左右非対称のハート型。この葉の形から「片思い」という花言葉がつけられたと言われています。

ガガイモ

秋(9月~11月)に咲くピンク色の野草の花ガガイモ

  • 花期:8月~9月

ガガイモは、野原に自生するキョウチクトウ科のつる性多年草。薄紫がかった淡いピンクの星型の花を固まって咲かせます。花に軟毛があるのが特徴です。

ミゾソバ

秋(9月~11月)に咲くピンク色の野草の花ミゾソバ

  • 花期:7月~10月

ミゾソバは、湿地や河原などに自生するタデ科イヌタデ属の一年草。ソバによく似た花を咲かせます。淡いピンク色の小さな花が可愛らしい野草です。

秋(9月~11月)に咲く紫色の野草の花3種

ツルマメ

秋(9月~11月)に咲く紫色の野草の花ツルマメ

  • 花期:8月〜9月

ツルマメは、日当たりの良い野原などに自生するマメ科の一年草。晩夏から秋にかけて直径5mm程度の小さな淡い紫色の花を咲かせます。

ノコンギク

秋(9月~11月)に咲く紫色の野草の花ノコンギク

  • 花期:8月~10月

ノコンギクは、野原に自生するキク科の多年草。白に近い淡い紫色の花を咲かせます。ヨメナやシオンなどと同じく野菊の一つです。

ヌスビトハギ

秋(9月~11月)に咲く紫色の野草の花ヌスビトハギ

  • 花期:9月~10月

ヌスビトハギは、山野や野原に自生するマメ科の多年草。淡い紫色からピンク色の小さな花を咲かせます。花は直径3~4mmで、マメ科特有の蝶形花をしています。

秋(9月~11月)に咲く白色の野草の花1種

シャクチリソバ

秋(9月~11月)に咲く白色の野草の花シャクチリソバ

  • 花期:7月~10月

シャクチリソバは、野原や河原などに自生するタデ科ソバ属の多年草。薬用として日本に渡ってきたものが帰化したものです。秋に小さな白い花を咲かせます。

秋(9月~11月)に咲く赤色の野草の花2種

ヒガンバナ

秋(9月~11月)に咲く赤色の野草の花ヒガンバナ

  • 花期:9月~10月

ヒガンバナは、秋の彼岸の頃に真赤な花を咲かせるヒガンバナ科の球根植物。花が咲き終わった後に葉が出てきます。花色は他に白があります

ミズヒキ

秋(9月~11月)に咲く赤色の野草の花ミズヒキ

  • 花期:8月~10月

水引(ミズヒキ)は、夏から秋にかけて、糸のような細い花茎に小さな花を咲かせる多年草。お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったと言われています。他にギンミズヒキと呼ばれる白花種もあります。

秋(9月~11月)に咲く茶色の野草の花1種

ワレモコウ

秋(9月~11月)に咲く茶色の野草の花ワレモコウ

  • 花期:8月~10月

吾亦紅(ワレモコウ)は、バラ科の多年草。晩夏から秋にかけて日当たりの良い野原や川辺に咲く山野草です。その華奢で風にそよぐ草姿は風情があり、茶花にも使われています。花色は他に白もあります。

 

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気になる野草の花は見つかりましたか。野草と一口に言っても、身近なものから珍しいものまでいろいろあります。山へ行ったとき、お散歩中、気になる花があったら調べてみてください。植物の名前がわかると、道を歩くのが楽しくなります。日々の生活の中に小さな幸せを見いだせるようになります。豊かな日常を送ってみませんか。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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