7月のガーデニング | 庭仕事とおすすめの庭木、宿根草、一年草
金子三保子
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7月は前半は梅雨、後半は梅雨明けと1ヶ月の中でガラリと気象が変わる月。強い日差しや高い気温で庭仕事が大変な時期ですが、夏ならではの素敵な植物の開花も次々と始まります。
7月のガーデニングにおすすめの花木、宿根草、一年草と7月の庭仕事をご紹介します。
目次
- 7月のガーデニング|アジサイの剪定
- 7月の家庭菜園
- 7月のガーデニングでおすすめの宿根草、一年草
- 7月の花
- 7月のガーデニング|夏の水やり
- 7月のガーデニング|雑草対策
- 7月のガーデニング|夏越し
- 7月のガーデニング|病害虫対策
7月のガーデニング|アジサイの剪定
梅雨の中、美しく咲き誇っていたアジサイもそろそろ終わり。
咲き始めの色より褪せたアンティークカラーになってきたら、来年のための剪定の時期です。
▼アジサイは花が散るということがない花。花の終わりの目安になる見方をご紹介します。
▼アジサイは種類が豊富。種類によって剪定の方法が違うので確認してみてください。
▼アジサイの剪定の位置や方法はこちらをどうぞ。
▼剪定したアジサイの枝を使って挿し木をしてみてはいかがでしょう。
7月以降も花を楽しめるアジサイの仲間
アナベルとノリウツギは7月以降も花を楽しめるアジサイです。剪定が簡単なので育ててみませんか?
アナベル
ノリウツギ
7月の家庭菜園
梅雨が明ける7月は夏野菜の収穫ラッシュ。育てて食べる喜びを味わえる最高の時期です。
トマト
▼7月の梅雨明け後によくみられるトマトの皮が割れる現象「裂果」。収穫前の大きなトマトの裂果(れっか)についてご紹介します。
▼家庭菜園の人気ナンバー1と言えばミニトマト。収穫したミニトマトで作るレシピをご紹介します。
7月に収穫を迎えるベリー
ブラックベリー
流通が少ないので、自分で育てないとなかなか手に入らないブラックベリー。生でも美味しいベリーです。
ブラックベリーの収穫のポイントは晴れた日に収穫すること。実が腐りやすいので雨の日の収穫は控えましょう。
▼ブラックベリーの詳しい育て方はこちら
ブルーベリー
落葉樹のシンボルツリーとしても人気のブルーベリー。7月から8月が収穫の時期のベリーです。たわわに実る実もかわいい上に、春の白い花や紅葉も素敵です。実つきをよくするためには同一系統、異品種のものを近くで育てるのがポイントです。
▼ブルーベリーの詳しい育て方はこちら
ハーブ(香草)
夏はハーブの収穫時期。どんどん収穫してアロマテラピー、料理やお茶、クラフトに活用しましょう。
暑いのが大好きなバジルやしそ。晴れた日の朝にどんどん収穫していきましょう。一苗あると、料理やサラダ、薬味に調味料と大活躍。一苗育ててみませんか。
簡単、手軽なスプラウト栽培!
いつでもできるスプラウト栽培。スプラウトとは、野菜や豆類などの種子を発芽させた、新芽の部分を食べる発芽野菜のことです。夏のサラダの彩にもなりますよ。
▼スプラウトの育て方
▼7月のエディブルガーデン
▼無農薬栽培におすすめ!
7月のガーデニングでおすすめの宿根草、一年草
気温が高い夏は長時間のガーデニングが難しい時期。植物選びもその分、長く咲く花、メンテナンスが楽な花を選ぶと庭仕事の軽減になります。
▼初夏から秋まで長く咲く花
青や紫の寒色系は、見た目が涼やかに見える色なので夏の植栽におすすめ。効果的に使ってみませんか。
▼花壇におすすめの青い花
7月の花
夏の花と聞いて思い浮かべるのは何の花でしょうか?7月、8月は、天気、気温、湿度とも変化が激しい時期。梅雨の中、しっとりと美しく咲く花や、夏の強い日差しや高い気温にも負けずに元気に咲く花まで、夏の花をご紹介します。
7月のガーデニング|夏の水やり
日ごとに気温が高くなっていく7月。鉢植えで育てている植物の土も乾きやすい時期です。夏場の水やりや管理で気をつけたいことをご紹介。
泊りがけで出かけることも多い7月。長期間家を空けるときの植物の水やりは、どうすればいいか困りますよね。留守中の水やりの方法を日数別にご紹介します。
7月のガーデニング|雑草対策
気温が高くなってくると、雑草の生長スピードがぐんとアップ!冬から春のガーデニングに比べて、夏のガーデニングは雑草対策に手を焼きます。雑草対策のマルチングとグランドカバーをご紹介します。
マルチング
マルチングとは、植物を植えた表面の土をビニールや小石、バークチップ、ワラなどで覆うことです。畑で作物の根元部分をビニールシートやワラ、腐葉土などで覆っているのを見たことある方も多いのではないかと思います。主に屋外で雑草防止や地面の乾燥を防ぐ役割で使われることが多い手法です。
グランドカバー
グランドカバーは庭や花壇、通路の土がむきだしになっているスペースを埋めてくれる植物。グランドカバーを上手に取り入れると、夏の雑草防止になったり見た目の植栽のレベルもぐんとアップします。
管理ができてかわいい花が咲く雑草は残して、手に負えない雑草を整理する際にお気に入りのグランドカバーを植え付けてみませんか。
7月のガーデニング|夏越し
年々気温が上昇して熱帯かと思うほどの日本の真夏。気温が30℃くらいまでなら問題なく夏越しできた植物も、35℃以上の日が続くと「夏バテ」を起こしてしまいます。そうならないための対策を梅雨が明けるまでに済ませておきましょう。
鉢の移動
日当たりが好きな草花も強すぎる日差しだと葉焼けを起こしたり、水切れを起こしてしまいます。育ててている鉢植えの植物の中で、強すぎる日差しが苦手な植物は、梅雨が明けたら午前中は日が当たり午後は明るめの日陰になるような場所に鉢を移動してやりましょう。
コンクリートは要注意!
真夏のコンクリートの気温は、高い日は50℃以上になるのだとか。コンクリートの上に直置きしている鉢は、日差しの照り返しで鉢の中が蒸れてしまいます。その対策として、レンガのような安定した鉢の重みに耐えられるものの上に鉢を置いて、コンクリートと鉢の間に隙間をあけてやるとよいでしょう。真夏が来るまでに対策をすませてみてくださいね。
グリーンカーテン
昔から夏には葦簀(よしず)や簾(すだれ)を設置して暑さを和らげる工夫がされてきました。その現代版ともいえるグリーンカーテンを作ってみませんか。
グリーンカーテンは室内に入ってくる直射日光を遮ることができるので、室内の温度を下げる効果があります。
部屋の中から見えるグリーンカーテンは気温だけでなく、気分的にも癒しの効果満点。それと同時に庭の美観がアップするので道行く人にも楽しんでもらえます。
切り戻し
春から初夏に植え付けた草花やハーブ。植物によっては、切り戻した方が秋まで長くたくさんの花を見ることができたり、収穫量が増えたりします。
6月のガーデニングでもご紹介した切り戻しの作業は済みましたか?
▼切り戻しについて詳しくご紹介しています。
▼切り戻しをした方がよい草花
▼切り戻しをした方がよいハーブ
7月のガーデニング|病害虫対策
夏のガーデニングで困るのが蚊の存在。手作りの蚊取り線香の作り方をご紹介します。
梅雨から夏は病害虫にも悩まされる時期ですね。病害虫対策のポイントは早期発見。毎日の水やりの時に、花だけでなく葉の状態などもチェックして、おかしいなと思ったらすぐに対策を取りましょう。
雨や高温で長時間のガーデニングが難しい7月ですが、植物があると涼し気に見えるだけでなく実際の気温も下がるのだとか。夏の作業が楽になるような庭仕事や植物を選んで、7月の庭やベランダも素敵にコーディネートしてみてくださいね。
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