夏の花特集!6月、7月、8月に咲く夏の花35選

金子三保子
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ジニア
開花時期 5月~11月
初夏から晩秋まで花期がとても長い一年草のジニア。高性から矮性まで花丈も様々、ポップで元気な色合いから、アンティークカラー、複色カラーと色合いがとても豊富な草花で、夏の花壇や寄せ植えに大活躍です。最近では切り花としての流通も年々増えてきています。
ジニア
- ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草です。ジニアが和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。 最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き・・・などとても多様です。 ジニアの最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、プロフュージョンなど最近開発された品種もあります。 最近のジニアは園芸だけでなく切り花としても流通してきたことから、今後ますます品種や色あいが多様になり人気が出てくる花のひとつと思われます。
ルドベキア
開花時期 6月~10月
ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で、最近はとても品種が豊富になってきました。性質がとても丈夫で、夏の暑さにも負けずたくさん咲くので夏のガーデニングにおすすめの素材です。
ルドベキア
- ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で草丈40~150cmになり、直径4~5センチの花を次々と咲かせます。ルドベキアの花期は6月ごろから始まって8~10月ごろに最盛期を迎えます。ルドベキアは別名マツカサギクと呼ばれ、花が終わると花芯が円柱状に伸びてまるで松かさのように見えることから名づけられました。近年、品種改良がおこなわれ、通常の一重咲きのほかに蛇の目咲きや二重咲き、八重咲きがあるほか花色も黄色だけでなく橙色や褐色などがあります。花壇ではヒルタ種が多く使われ、グラウンドカバーにはフルギダ種が使われることが多いです。いずれも丈夫で育てやすく花期も長いので群植すると見ごたえがあります。
ケイトウ
開花時期 7月~11月
ケイトウは丈が高くなるものから矮性まで品種豊富な夏から秋の花です。品種によってケイトウという名前で出まわっているものと、セロシアという名前で出まわっているものがありますが、すべてケイトウの仲間です。
ケイトウ(鶏頭)
- ケイトウ(鶏頭)はニワトリのトサカに似た赤い花をつけるところからケイトウ(鶏頭)と呼ばれるようになった一年草です。原産地では多年草ですが、日本の気候では花後に枯れてしまうので一年草として扱います。 クルメゲイトウ(久留米鶏頭)のうねうねとした形状の花はケイトウ(鶏頭)ならではです。本来は一か所しかない花の成長点が帯状にひろがったことで生まれた形です。これは「石化(せっか)」と呼ばれる突然変異になります。ケイトウ(鶏頭)はこの石化が珍重され、遺伝的に固定されるようになりました。現代も石化を強調した品種改良が盛んに行われており、20cm以上にもなる細かいひだの入った大輪のケイトウ(鶏頭)などが生み出されています。 他にも筆を逆さにしたような形状の花穂を持つケイトウ(鶏頭)や、ピンク色の花穂がキャンドルのように咲くノゲイトウ(野鶏頭)などの種類があります。
クレマチス
開花時期 品種による
クレマチスは品種によって花の開花時期がまったく違います。6月の初夏に咲くのは、ヴィオルナ系、テキセンシス系をはじめとした中輪~小輪のクレマチス。夏に咲くのはタングチカ系、フラミュラ系、ビダルバ(ヴィタルバ)系などは、夏の暑い時期が開花のクレマチスです。同じ花でこれだけ開花時期、花の形、生長の姿が違うのもクレマチスの特徴のひとつです。春咲き、夏咲き、四季咲き、冬咲き種を上手に植栽すると、一年中花が楽しめる植物です。
ポーチュラカ
開花時期 5~11月
カラフルな色合いで這性のポーチュラカ。華やかで元気な色合いでカラフルです。暑さにも乾燥にも強いので真夏でも休みなく花が開花します。ポーチュラカは本来は多年草ですが、日本だと一年草として扱われることが多い草花です。最近は葉っぱが斑入りのポーチュラカもできて、花だけでなく葉ものとしても楽しめる存在です。
ご紹介したのは夏の花のほんの一部。夏の強い光にも負けず元気な夏の花がたくさんあります。いつもより少し意識して、夏の花を探しに出かけてみませんか?
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