黄色い花一覧。草花と花木を春・夏・秋・冬の季節ごとに紹介

LOVEGREEN編集部
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黄色い花を咲かせる植物の一覧です。春夏秋冬ごとに、草花と花木に分けて紹介します。
目次
春に咲く黄色い花
草花
オステオスペルマム
オステオスペルマムは、キク科の多年草。ディモルホセカとよく似ていますが、オステオスペルマムは多年草、ディモルホセカは一年草です。
花色は黄色の他、薄紫、ピンク、白、赤、オレンジ、アプリコット色、複色などがあります。
オステオスペルマム
- オステオスペルマムは、南アフリカ原産のキク科の多年草です。見た目はディモルホセカと似ていますが、分類的にはディモルフォセカは一年草、オステオスペルマムは多年草として分類されています。ただし、両者を交配して作られた種も最近はあります。 オステオスペルマムは、花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。最近は、開閉しない品種も出てきています。オステオスペルマムはとても豊富なカラーバリエーションで、花の咲き方も八重咲や花びらがスプーン状の品種もあります。多花性で斑入り品種もあり、葉っぱと花を両方楽しめる品種もあります。寄せ植えなどにも大活躍する育てやすい草花です。
ガーベラ
ガーベラは、キク科の一年草、または多年草。一輪でも絵になる大ぶりな花が人気です。
花色は黄色の他、赤、白、ピンク、オレンジ、紫、緑、複色などがあります。
キンセンカ(カレンデュラ)
キンセンカは、キク科の多年草。カレンデュラやポットマリーゴールドという別名もあります。
花色は黄色の他、黄、オレンジ、茶などがあります。
キンラン
キンランは、日本の本州から九州の山林に自生するラン科の多年草です。キンランの名前の由来は、黄色の花色を金色に見立てて付けられたものです。同じキンラン属にギンランという白花を咲かせる品種もあります。
キンラン(金蘭)
- キンランは日本の本州から九州の山林に自生するラン科の多年草です。金蘭(キンラン)の名前の由来は、黄色の花色を金色に見立てて付けられたものです。同じキンラン属に銀蘭(ギンラン)という白花を咲かせる品種もあります。 キンランは太陽の光がある程度入る山林で見かけます。強い陽射しが当たるような場所では見かけません。キンランの花は4~5月頃に開花します。茎の先に付いた数個の花を、晴れた日の日中に咲かせます。花びらが開ききらないのも特徴です。 キンランは土中の菌根菌やそれを取り巻く環境と共存していると言われています。かといって非常に気難しい植物というほどのことはなく、環境が合えば群生するように咲いている姿も見かけます。 キンランは現在絶滅危惧種とされています。山野で見かけても掘り起こして持ち帰ることのないようにしてください。
クリサンセマム・ムルチコーレ
クリサンセマム・ムルチコーレは、キク科の一年草。冬に明るい黄色の花を咲かせます。
宿根ネメシア
宿根ネメシアは、ゴマノハグサ科の多年草。ネメシアには他に一年草もあります。
花色は黄色の他、白、紫、ピンク、複色などがあります。
スイカズラ
スイカズラは、スイカズラ科の多年草。香りの良い花を咲かせます。花には甘い蜜があるのも特徴。咲き始めは白、咲き進むにしたがって黄色へと変化していく様子から金銀花という別名もあります。
スイカズラ(ハニーサックル)
- スイカズラ(ハニーサックル)は英名をHoneysuckle(ハニーサックル)とも言い、春に香りの良い花を咲かせる半落葉性つる植物です。 スイカズラ(ハニーサックル)の花は、咲き始めは白、次第に黄色と変化します。色が変化するので1本の株に白花と黄花が咲いているようにみえることから、「金銀花」という別名を持ちます。また、冬も緑の葉を絶やさないので「忍冬(ニントウ)」という別名もあります。 スイカズラ(ハニーサックル)は花の蜜を吸うと甘いことから「吸葛(すいかずら)」という名前が付きました。花の形が特徴的で、上下に大きく分かれた花びらの真ん中から雌しべと雄しべが飛び出すように付いています。日本原産の植物ですがヨーロッパで品種改良され、香りの良さから人気が出た植物です。非常に繁殖力が強いため、一部の国では害草として指定されています。 丸みを帯びた卵型の葉が茎に対し二枚両側に付き、葉の付け根から花が咲きます。花後2つの小さな実が付きます。夏の間は濃いグリーンをしていて、熟すと光沢のある黒に変化します。
たんぽぽ
たんぽぽは、キク科の多年草。春に黄色の花を咲かせます。希少種で白花種もあります。
チューリップ
チューリップは、ユリ科の球根植物。春を代表するような花です。
花色は黄色の他、赤、白、ピンク、紫、アプリコット、黒、複色などがあります。
チューリップ
- チューリップは春に花咲く球根植物です。チューリップの球根は直径3cmほどのものが多く、玉ねぎのような形をしています。この球根を地面に植え育てるのです。球根の先はとがっていて、その先端から花茎や葉を伸ばします。花茎の背丈は種類にもよりますが、15cmよりも下のものはありません。おおよそ15cm~60cmのものまでが主に出回っています。花びらの色は皆さんも良くご存知の様に赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などさまざま。咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどいろいろな咲き方があります。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。 チューリップの育て方で大切なことは 1.よい球根を選ぶこと 2.適切な場所に植えて、適量の水やりをすること 3.寒さに当てること です。
菜の花
菜の花は、アブラナ科の植物の花の総称。菜の花のつぼみは食用にもされます。
菜の花(菜花)
- 菜の花(菜花)は、つぼみや花茎、若葉の部分を食する、ほろ苦い味が特徴的なアブラナ科の野菜です。 菜の花は、「菜花」「花菜」と呼ばれることもあります。というのも、アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花といいますが、菜の花と呼ばれるもののなかには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用の菜の花などがあり、品種がそれぞれ異なります。 菜の花(菜花)は、開花する前のつぼみの状態で収穫するほうが苦味が少なく、柔らかいため美味しく食べることができますが、採り遅れて花が咲いてしまっても、黄色い菜の花(菜花)は観賞用としても十分楽しむことができます。 菜の花(菜花)は大変耐寒性に優れています。日当たりの良い環境で育てることで、冬も枯れずに生育します。
フリージア
フリージアは、アヤメ科の球根植物。香りの良い花を咲かせます。
花色は黄色の他、白、ピンク、紫、オレンジなどがあります。
フリージア
- フリージアは半耐寒性の球根植物です。アフリカ南部のケープ地方が原産と言われています。フリージアの花は香りが良いことで有名です。オランダで品種改良がすすみ、150以上の園芸品種が存在します。 スイセンのような細長い葉を10枚ほど出した後に、3~4月頃に6~12ほどの花を茎に連ねるように咲かせます。草丈は50cm~80cmほど、花色は黄色や白のほか、紫やピンク、濃いピンク色、ツートーンカラーなど多様です。八重咲きの品種も育成されています。 フリージアは切り花としても人気があります。春の訪れを報せてくれる香りの良い花としてお正月のアレンジメントにも使われることもあり、切花のフリージアは年末ごろから流通します。
ポテンティラ
ポテンティラは、バラ科の多年草。低くほふくするように伸びているのでグランドカバーとして人気です。
花色は黄色の他、白、オレンジ、ピンク、赤、アプリコットなどがあります。
ミヤコグサ
ミヤコグサは、マメ科の多年草。野原に這うように広がり、黄色い花を咲かせます。
ミヤコグサ(都草)
- ミヤコグサ(都草)は春から初夏にかけて黄色の可愛らしい花を咲かせるマメ科の多年草です。日本全国の海岸や山野などの日当たりの良い場所に自生しています。草丈が短く地面を這うように群生するので、明るい黄色の花を一面に咲かせる姿は、黄色の絨毯のようで可愛らしい光景です。花は小さく1~1.5cm程度、その形状はマメ科特有の形をしています。花期が長く、春に咲き始めてから花数を減らしながら初夏まで咲き続けます。ミヤコグサ(都草)の花は、一つの花茎に1~3輪くらい咲きます。花後は2cm程度のインゲン豆のような形状の果実を付けます。果実は真っ黒に熟すと鞘(さや)が弾け、種子が飛び散る仕組みです。 ミヤコグサ(都草)に良く似た植物でセイヨウミヤコグサという植物があります。草丈、花、共にミヤコグサ(都草)によく似ていますが、セイヨウミヤコグサは葉茎に毛があります。花の数も、一つの花茎に3~7輪とミヤコグサ(都草)より多いので見分けが付きます。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは、キンポウゲ科の球根植物。たっぷりとした花びらが特徴です。
花色は黄色の他、白、ピンク、赤、紫、オレンジ、アプリコット色、複色などがあります。
ラナンキュラス
- ラナンキュラスは早春から春にかけて開花の多年草の球根植物です。秋に球根を植えて開花時期は3月~4月、夏の高温期は休眠します。 ラナンキュラスの学名の由来は、葉っぱが「カエルの足」に似ていること、またラナンキュラス属の多くが湿地帯を好むことから、ラテン語の「rana (カエル)」 が語源となっていると言われています。ただし園芸用として流通しているラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は加湿を苦手とします。バターカップ(Buttercup)という英名は、原種のラナンキュラスが花びらが5枚の黄色い花を咲かせることに由来します。 最近のラナンキュラスは品種改良が進み、咲き方、色数がとても豊富。薄紙のように繊細な花びらが幾重にも重なった花が、光と温度に反応して開く姿がとても魅力的です。毎年新品種が作り出されるほど人気のある花です。
ルピナス
ルピナスは、マメ科の多年草。高温多湿に弱いため日本では一年草として扱われていますが、厳密には多年草です。
花色は黄色の他、青、白、赤、ピンク、オレンジ、紫、複色などがあります。
ルピナス
- ルピナスは秋に種をまき、翌年または翌々年の春に花を楽しむ一、二年草です。ルピナスの花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、白など様々。冷涼で乾燥した気候を好むので、蒸し暑い日本ではほんとんどが一年草になりますが、原産地など気候があう場所では多年草とされています。日本でも冷涼な北海道ではルピナスの群生が観光名所となっているも場所もあります。 品種によっては1m以上に育つこともあり、空に向かって長く伸ばした花茎に鈴なりの花をつけます。ルピナスは、藤(ふじ)に似た花が上向きに咲くことから、「ノボリフジ(登り藤)」「サカサフジ(逆さ藤)」の別名もあります。また、葉の形がうちわに似ているので「ハウチワマメ(葉団扇豆)」と呼ばれることも。ルピナスはマメ科の植物なので、花の後は枝豆によく似たサヤが育ちます。同じくマメ科の植物特有の根粒菌を根に付着させているので土壌が肥沃になります。
花木
エニシダ
エニシダは、マメ科の落葉あるいは常緑低木。枝垂れた枝にたくさんの花を咲かせます。
花色は黄色の他、黄、白、複色などがあります。
エニシダ
- エニシダはヨーロッパ中西部原産の、落葉あるいは常緑低木です。生長しても2~3m程度と大きくなり過ぎず、乾燥にも強いので、庭植えで管理しやすい花木です。エニシダは枝を枝垂れさせるように広げる独特な樹形をしているので、花が咲いていない時期も存在感があります。 春に黄色や白のマメ科特有の蝶々のようなフォルムの花を咲かせます。枝垂れた枝にたわわに咲いた花が風に揺れる姿はうっとりするほど見事です。とても可愛らしいエニシダの木ですが、寿命が短く10年程度で枯れてしまいます。耐寒性はあまり強くないので、東北以北では鉢植えで管理し、冬は屋内で越冬させたほうが良い樹木です。 園芸品種に、矮性のヒメエニシダもあります。こちらは大きくなっても1m程度と小さめですので、庭植でも鉢植えでも管理しやすい品種です。花色が白や複色のエニシダもありますが、こちらは落葉です。
キングサリ
キングサリは、マメ科の落葉高木。黄色い花を枝から下垂させて咲かせます。咲き方からキバナフジという別名もあります。
- キングサリ(金鎖・キバナフジ)はヨーロッパ原産のマメ科キングサリ属の落葉樹で、枝から下に向かって黄色の花を咲かせます。花が咲く時期は5月頃で満開の時は圧巻の風景です。花の姿からキバナフジ(黄花藤)という別名を持っていますが、藤ではなく豆の仲間で有毒の植物です。 房状の黄色い花が鎖(chain)にみえることから、「golden chain tree」という英名で呼ばれるようになりました。その英名を訳して「金色の鎖の木」、訳して「金鎖」と言われるようになりました。 キングサリ(金鎖・キバナフジ)は種類によって樹高や花穂の長さが変わります。広く栽培されているものは花穂が20cmくらいのものですが、花穂が長いものだと、60~70cmにもなるものもあります。
カロライナジャスミン
カロライナジャスミンは、ゲルセミウム科の常緑つる植物。香りの良い花を咲かせます。ジャスミンと名につきますが、ジャスミンティーのジャスミンとは別種です。全草に毒があるので食用にはしないでください。
カロライナジャスミン
- カロライナジャスミンは、北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びます。ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせます。日当たりの良いフェンスなどに向き、庭に植えて大きく伸ばすと株いっぱいに花をつけ見ごたえがあります。鉢植えのカロライナジャスミンは支柱を立てて育てます。耐寒性が強くマイナス10度まで耐えますが寒い地方では落葉します。葉は光沢のある濃い緑色で、気温が下がると赤褐色に紅葉します。カロライナジャスミンは、ジャスミンと名前がつきますが全草に毒があるのでハーブとしての利用はできません。
バラ
バラは、バラ科の落葉低木。花の女王という異名を持ち、香りの良い花を咲かせます。
花色は黄色の他、赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫などがあります。
ヒュウガミズキ
ヒュウガミズキは、マンサク科の落葉低木。淡い黄色の花を咲かせます。花も葉も樹形も美しく、庭木として人気です。
マンサク
マンサクは、マンサク科の落葉低木。春に黄色い変わったフォルムの花を咲かせます。
花色は黄色の他、赤、オレンジ、茶色などがあります。
- マンサク(満作)は、まだ寒さが残る2月頃から、はっとするような黄色い花を咲かせ、いち早く春の訪れを教えてくれる日本原産の落葉低木。日本各地の山林にも自生していて、紅葉も美しい樹木です。 花びらは長さ約2㎝ほどの線形で、遠くまで良い香りが漂います。葉より先に花が咲くため、満開時は木一面を花が覆いつくします。派手さはありませんが、あたりの木々がまだ落葉している中での花はとても目立ちます。 マンサク(満作)は生長が遅く、狭い場所への植え付けにも向きます。耐寒性に優れ、病害虫の害も少なく育てやすいため、庭木のほか街路樹としても植栽されています。 マンサク(満作)の名は、春一番に咲く「まず咲く」という言葉が変化してつけられたと言われています。また、マンサク(満作)はたくさんの花をつけるので、作物の豊年満作を占う植物として古くから親しまれてきました。そのことから豊年満作を祈願して名前が付けられたとも言われています。
ミツマタ
ミツマタは、ジンチョウゲ科の落葉低木。枝が必ず三つに分岐する特徴が名前の由来です。
花色は黄色の他、オレンジ、赤などがあります。
ミモザ
ミモザは、マメ科の常緑高木。細い枝の先にたわわに、金色の羽毛のような香りの良い花を咲かせます。
- 「ミモザ」はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉が特徴的な半落葉~常緑高木です。本来の「ミモザ(mimosa)」はオジギソウの学名ですが、黄色の房状の花が咲くアカシアの仲間の呼び名として使われています。 ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木です。ただしミモザ(アカシア)は庭植えにすると非常に大きくなるので、植える場所を考える他に毎年の剪定が必要になります。 3/8は国際女性デーといって、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定しています。この日はイタリアでは「女性の日」とされ、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣があります。日本でも「ミモザ(アカシア)の日」とされ、女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣が定着しつつあります。
モッコウバラ
モッコウバラは、バラ科の常緑低木。カスタードクリームのような淡い黄色の花を咲かせます。
花色は黄色の他、白があります。
モッコウバラ
- モッコウバラは中国原産の常緑低木、一季咲きのつるバラです。モッコウバラは非常に強健で、病害虫の被害の少ない育てやすいバラです。 モッコウバラの開花期は4~5月です。花色は白かカスタードクリームのような淡い黄色で、咲き方には一重と八重咲きがあります。直径2~3cm程度の小ぶりな花を、枝の先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせます。春に枝先が花の重みで弓なりにたわんで開花している姿は美しく、道行く人の目を捉えます。 モッコウバラは強健であると同時に生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。花が終わったら早めに剪定を行い樹形を整えることと、適宜誘引を行い枝が暴れないように管理する必要があります。
レンギョウ
レンギョウは、モクセイ科の落葉低木。枝いっぱいに明るい黄色の花を咲かせます。
夏に咲く黄色い花
草花
エキナセア
エキナセアは、キク科の多年草。大ぶりな花が魅力です。
花色は黄色の他、赤、ピンク、オレンジ、グリーン、白、複色などがあります。
オクラ
オクラは、アオイ科の多年草。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。淡い黄色の花は一日花で、夕方には萎れてしまいます。
キュウリ
キュウリは、ウリ科の一年草。初夏から夏にかけて黄色い花を咲かせます。花には雌雄があります。
キュウリ(胡瓜)
- キュウリはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると、6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため、採り遅れると巨大化してしまいます。 キュウリの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからキュウリを守るために自然にできた物質です。最近のキュウリの品種は、このブルームがあまりない、艶々のキュウリが市場に多く出回っています。 キュウリの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるキュウリも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。
クラスペディア
クラスペディアは、キク科の一年草。丸いボールのような黄色い花を咲かせます。
クラスペディア
- クラスペディアは、黄色い球状の花を初夏から秋に咲かせるキク科の一年草。原産地では多年草扱いですが、高温多湿の日本では、秋に種をまき、初夏に開花する一年草として扱われることが一般的です。 クラスペディアは切り花としての流通の方が圧倒的に多いですが、苗としての出回りもあります。球状の独特な形はドラムを叩くバチに例えられ、英名ではゴールドスティック、ドラムスティックと呼ばれています。 切り花としてのクラスペディアは、葉がない花茎のみで流通します。花持ちが大変良く、フラワーアレンジやドライフラワーの花材として親しまれています。出回りは通年あります。 園芸としてのクラスペディアは、ロゼット状のシルバーグリーン色の下葉も見ごたえがあり、他の植物と混植すると、草花の隙間から長い茎が飛び出して開花しているような見た目で、庭の植栽のアクセントになります。環境に合えば9月頃まで開花しますが、高温多湿に弱いため、暖地では主に真夏前までの花期になります。 クラスペディアの種類は、原産地ではいくつもありますが、苗として出回っているのはグロボーサ、Craspedia globosa(Pycnosorus globosa)がほとんどです。切り花としては、「ビリーボタン」と呼ばれるグラウカ種も出回っています。
グロリオサ
グロリオサは、イヌサフラン科の多年草。大きく個性的な花が印象的です。
花色は黄色の他、赤、オレンジ、ピンク、白、複色などがあります。
グロリオサ
- グロリオサはイヌサフラン科の多年草です。旧分類ではユリ科とされてきました。地下茎は球根になります。 グロリオサは葉の先端が巻きひげ状になり、他の植物やフェンスなどに絡み付いて生長する特性があります。グロリオサは支柱やフェンス、トレリスなど、絡ませてよいものの側で育てましょう。 グロリオサの花は、6枚の細長い花びらがすべて反り返ったように咲く、独特のフォルムをしています。グロリオサの花びらは厚みがあり、ちょっとした刺激で折れたり傷ついたりしやすいので、気を付けて扱うようにしてください。 花色は赤や黄色、オレンジやピンク、白、グリーンなどもあります。明治の末期に渡来したころは花形が独特なためかほとんど人気はありませんでしたが、近年ではクリスマスや正月を中心に通年切り花として人気があります。切り花用に品種改良がおこなわれ、特に高知県での生産が有名です。
ゴーヤ
ゴーヤは、ウリ科の一年草。ニガウリ、ツルレイシという別名でも有名な野菜です。黄色い花を咲かせます。
ゴーヤ
- ゴーヤの正式和名は「ツルレイシ」といいますが、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などと呼ばれており、本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。 テレビ番組をきっかけに全国的に普及し、ゴーヤという名前で親しまれるようになりました。独特な苦味のあるゴーヤは、暑い地域の夏バテ解消のメニューとしても全国的に有名です。 ゴーヤのグリーンカーテン 家庭菜園としてゴーヤを育てる以外にも、つる性植物の特性を利用して夏の緑のカーテンとしても人気のゴーヤです。 ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。
ジニア
ジニアは、キク科の多年草。長期間花が咲き続けるので百日草という別名もあります。
花色は黄色の他、赤、白、ピンク、オレンジ、アプリコット、アンティークカラー、複色などがあります。
ジニア(百日草)
- ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。 最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)や両者を交配したプロフュージョンなど最近開発された品種もあります。リネアリスやプロフュージョンは、ジニアに多いうどんこ病の発生がほとんどないため、公園の花壇の植栽などにも利用されています。 最近のジニアは、園芸だけでなく切り花としての人気も高くなり、今後ますます品種や色あいが多様になる花のひとつと思われます。
睡蓮(スイレン)
睡蓮は、スイレン科の多年草。花や葉を水面に出している水生植物です。
花色は黄色の他、白、赤、紫、ピンクなどがあります。
ダリア
ダリアは、キク科の多年草。華やかで印象的な花を咲かせます。
花色は黄色の他、赤、白、ピンク、オレンジ、アプリコット、紫、複色などがあります。
ナスタチウム
ナスタチウムは、ノウゼンハレン科の多年草。キンレンカという別名もあります。
花色は黄色の他、オレンジ、赤、アプリコットなどがあります。
蓮(ハス)
蓮は、ハス科の多年草。水生植物です。蓮の花は、朝開き、夕方には閉じるという特徴があります。
花色は黄色の他、白、ピンクなどがあります。
蓮(ハス)
- 蓮(ハス)は東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されています。 蓮(ハス)は早朝に開花し、昼には閉じる花が美しく、世界中で愛されている花です。特に仏教では、泥の中から出てきて美しい花を咲かせるところから汚れのない花とされています。その他の宗教でも象徴的な意味合いを持つ花として愛されています。 蓮(ハス)の葉は円形または楕円形で薄く、長い葉柄をもち水面上1.5m以上になります。光沢は無く水を弾く特性があります。蓮(ハス)は、葉よりさらに上まで花茎を伸ばして咲きます。花色は桃色、白、黄色などがあります。チャワンバスと呼ばれる小型種は鉢栽培で親しまれています。 蓮(ハス)の根茎は日本人にも馴染みの深い蓮根(レンコン)です。日本では蓮(ハス)の食用部分と言えば主に蓮根(レンコン)ですが、他国では葉から茎まで食用とされます。蓮(ハス)の花の雄しべを緑茶と合わせた蓮茶も有名です。 日本で有名な蓮(ハス)の一つに大賀蓮(ハス)があります。大賀蓮(ハス)は2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。2000年もの長い間発芽しなかった理由は蓮(ハス)のタネの外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからと言われています。
ヒペリカム
ヒペリカムは、オトギリソウ科の常緑低木。黄色で花びらが5枚の梅に似た花を咲かせます。
ヒマワリ
ヒマワリは、キク科の一年草。草丈高く、大ぶりな花が印象的です。
花色は黄色の他、オレンジ、白、濃赤、茶などがあります。
フェンネル
フェンネルは、セリ科の多年草。よく似たディルは一年草です。全草に甘い香りがあります。
ヘリクリサム
ヘリクリサムは、キク科の多年草。ヘリクリサム属にはたくさんの種類があります。
花色は黄色の他、赤、ピンク、オレンジ、白などがあります。
ポーチュラカ
ポーチュラカは、スベリヒユ科の多年草。耐寒性が弱いため、日本では一年草として扱われています。
花色は黄色の他、ピンク、赤、橙、黄、白などがあります。
マツヨイグサ
マツヨイグサは、アカバナ科の一年草。日が暮れてから開花するのが名前の由来です。
マリーゴールド
マリーゴールドは、キク科の一年草。花びらがたくさんの花を咲かせます。
花色は黄色の他、オレンジ、白、赤、複色などがあります。
マリーゴールド
- マリーゴールドはキク科の非耐寒性一年草。暑さに強く寒さに弱い性質の、基本的に丈夫で育てやすい植物です。5月~11月頃、独特な香りがする花を咲かせます。花色は黄、オレンジ、白、赤、複色など様々で、花の大きさは小輪から大輪まであります。咲き方も一重咲き、八重咲き、クレスト咲きなど多様です。 大きく分けて、フレンチとアフリカンの系統に分けられます。その他には、メキシカンの系統もあります。 フレンチマリーゴールド 開花期は5月~7月、9月~11月。一重咲き、八重咲き、クレスト咲きがあります。花色は黄、オレンジ、赤、複色などで、草丈は20~30cmほど。 暑さには強いものの、猛暑にはあまり強くないため真夏に花が咲きにくくなります。 アフリカンマリーゴールド 開花期は5月~11月。ボール咲き・大輪のものが多いです。花色は黄、オレンジ、白などで、草丈は30~100cmほど。猛暑にはフレンチ系より強い特徴があります。 メキシカンマリーゴールド 開花期は5月~10月。一重咲きで小さな花をたくさんつけるものが多く見られます。花色は黄、オレンジなどで、葉は細く、たくさん茂ります。草丈は40cmほど。
ユリ
ユリは、ユリ科の球根植物。香りの良い大きな花を咲かせます。
花色は黄色の他、白、ピンク、オレンジ、赤、黒などがあります。
ルドベキア
ルドベキアは、キク科の一年草、または多年草。夏の間次々と花を咲かせます。
花色は黄色の他、茶、レンガ、アンティークカラー、グリーン、複色などがあります。
ルドベキア
- ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で草丈40~150cmになり、直径4~5センチの花を次々と咲かせます。ルドベキアの花期は6月ごろから始まって8~10月ごろに最盛期を迎えます。ルドベキアは別名マツカサギクと呼ばれ、花が終わると花芯が円柱状に伸びてまるで松かさのように見えることから名づけられました。近年、品種改良がおこなわれ、通常の一重咲きのほかに蛇の目咲きや二重咲き、八重咲きがあるほか花色も黄色だけでなく橙色や褐色などがあります。花壇ではヒルタ種が多く使われ、グラウンドカバーにはフルギダ種が使われることが多いです。いずれも丈夫で育てやすく花期も長いので群植すると見ごたえがあります。
花木
ハイビスカス
ハイビスカスは、アオイ科の非耐寒性常緑低木。花は一日花で夕方には萎れてしまいます。
花色は黄色の他、赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫、複色などがあります。
ハイビスカス
- ハイビスカスはアオイ科の非耐寒性常緑低木。世界の熱帯~亜熱帯地方で広く栽培され、暖かい地域では庭木としても利用されています。5月~10月頃に華やかな花が咲き、花色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫、複色などバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。ハイビスカスの花は、通常、朝開いて夜に閉じてしまう1日花です。最近は品種改良により、1つの花が2~3日咲くものも出てきています。 ハイビスカスは、在来系、大輪系、コーラル系の3つの系統に分けることができます。 ・在来系(オールド系)の花は、中大輪で花付きがとてもよいです。葉は大輪系より小さく、縁がギザギザしています。耐暑性は普通で、挿し木で増やすことが可能です。 ・大輪系(ハワイアン系)は、花は大輪ですが、花数は少なめ、葉は大きくて丸いものが多いです。耐暑性は弱く、挿し木で増やすことは難しいです。 ・コーラル系は、小中輪が垂れ下がって咲き、花付きがとてもよいです。葉は小さくて縁にギザギザがあります。耐暑性は強く挿し木で増やすことが可能です。 南国のイメージ感がたっぷりの花は、各地でアクセサリーなど様々なモチーフにも使用されてます。
ランタナ
ランタナは、クマツヅラ科の常緑低木。寒さに弱く、冬には葉を落とすこともあります。
花色は黄色の他、白、赤、ピンク、オレンジ、黄、複色などがあります。
ランタナ
- ランタナはクマツヅラ科の常緑低木。本来は常緑ですが冬の寒さや霜に弱く枯れてしまう事があるので一年草扱いされる場合もあります。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。茎葉には細かいトゲがあり触るとチクチクします。葉っぱも触り心地は表面がざらついています。熱帯地方原産の花で、日本では小笠原諸島など暖かい地方に分布をしてます。鉢花や挿し木の苗が多く流通し、園芸用に楽しまれています。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって成長していきます。花は1mm四方の小さな花が一か所にいくつもひしめき合って徐々に花が咲ます。咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。ランタナは常緑低木なため、背丈もそんなに高くなく20cm程。高くても100cmに満たないです。また横幅も30cm前後なのでコンパクトに咲く花としても知られています。
秋に咲く黄色い花
草花
オミナエシ
オミナエシは、スイカズラ科の多年草。クセのある香りのする花を咲かせます。
オミナエシ(女郎花)
- オミナエシ(女郎花)は、秋の七草の1つとして古くから愛されてきた多年草です。日当たりの良い草地に群生し、小さな黄色の花が夏から秋にかけて開花します。 オミナエシ(女郎花)の名前は、「女」という意味の「オミナ」と、古語の 「圧(へし)」が変化した「エシ」が合わさってつけられたと言われています。女性の美しさが負けてしまうほど美しい花(女性を圧倒するほど美しい花)という意味が込められています。 また、オミナエシ(女郎花)の黄色い小さな花が集まって咲いている様子が穀物の粟に似ていることから、「粟花」や「粟米花」とも呼ばれることもあります。昔は、男性は白い飯を食べ、女性は黄色い粟の飯を食べていたため、粟飯が女飯(オミナメシ)と呼ばれていたこともあり、黄色い粟飯(オミナメシ)の見た目にオミナエシの花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と言われるようになったという説もあります。 オミナエシ(女郎花)の根を乾燥させて煎じたものは生薬となり、生薬名は「敗醤(ハイショウ)」と言う名で呼ばれています。
キク
キクは、キク科の多年草。昔から日本で愛されてきた花で、多くの園芸品種があります。
花色は黄色の他、白、ピンク、オレンジ、赤、紫などがあります。
キク(菊)
- キクは皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。中国から奈良時代に伝わり、江戸時代に入ってから盛んに品種改良されるようになりました。こうしたキクを「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」など地名を冠してカテゴリー分けされています。スプレーギク、ピンポンマムなど、イギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるキクは「洋菊」と呼ばれています。花弁の形状は様々。伝統的な白、黄色にはじまり赤、ピンク、オレンジ、複数の色を合わせたものなど数多くの品種があります。古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特長。品評会を目指すもよし、色とりどりの寄せ植えにしてもよし、様々な楽しみ方ができます。
キバナコスモス
キバナコスモスは、キク科の多年草。コスモスより草丈が低く、開花時期もコスモスより早いのが特徴。
花色は黄色の他、オレンジ、黄、赤などがあります。
ケイトウ
ケイトウは、ヒユ科の一年草。鶏のトサカに見立てたのが名前の由来です。
花色は黄色の他、赤、オレンジ、ピンク、グリーンなどがあります。
ケイトウ(鶏頭)
- ケイトウ(鶏頭)は、ニワトリのトサカに似た赤い花を咲かせることからその名が付けられた一年草です。原産地では多年草ですが、日本の気候では花後に枯れてしまうので一年草として扱われています。 トサカケイトウや久留米ケイトウのようにうねうねとした形状の花はケイトウ(鶏頭)ならではで、本来は一か所しかない花の生長点が帯状にひろがったことで生まれた形だと言われています。これは「石化(せっか)」と呼ばれる突然変異によるものだそうです。ケイトウ(鶏頭)はこの石化が珍重され、遺伝的に固定されるようになりました。現代も石化を強調した品種改良が盛んに行われており、細かいひだの入った20cm以上にもなる大輪のケイトウ(鶏頭)などが生み出されています。 他にも筆を逆さにしたような形状の花穂を持つ羽毛ケイトウ(フサゲイトウ)や、花穂がキャンドルのように咲くノゲイトウ(野鶏頭)などの種類があります。
コスモス
コスモスは、キク科の一年草。風に揺れるような優しい花が人気です。
花色は黄色の他、ピンク、白、赤、アプリコットカラー、複色などがあります。
セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウは、キク科の多年草。名前の通り草丈が高く、大きなものになると3mを超すものもあります。
セイタカアワダチソウ
- セイタカアワダチソウはキク科の多年草です。花期は晩夏から秋の9月から11月頃です。黄色の小花の集合体を円錐形に開花させます。北アメリカ原産の外来種ですが、繁殖慮が強く、日本国内の河原や空き地、公園の隅など、あらゆる場所で見かけます。 喘息やアレルギーの原因として嫌悪されてきましたが、セイタカアワダチソウは花粉を飛ばして繁殖する風媒花ではありません。同じ時期に開花するブタクサと誤解されているようです。セイタカアワダチソウは虫媒花で、昆虫に授粉を助けてもらって種子を作ります。さらに地下茎でも増えるため、よく繁茂します。セイタカアワダチソウは名前の通り草丈が高く、大きなものになると3mを超すものもあります。
冬に咲く黄色い花
草花
シンビジウム
シンビジウムは、ラン科の常緑植物。半着生のランです。
花色は黄色の他、グリーン、白、ピンク、オレンジなどがあります。
スイセン
スイセンは、ヒガンバナ科の球根植物。冬から春にかけて香りの良い花を咲かせます。
花色は黄色の他、白、緑などがあります。
水仙(スイセン)
- 水仙(スイセン)は、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。水仙(スイセン)の園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富です。品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もあります。最近では八重咲種など、新品種の水仙(スイセン)が毎年のように登場します。水仙(スイセン)は、主に冬咲きと春咲きの品種が多いですが、中には秋に咲く品種もあります。 水仙(スイセン)は、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。球根をまとめて植え付けておくと、年々分球し、とても見事な空間となります。日本全国には、たくさんの水仙(スイセン)の群生スポットが存在します。
ツワブキ
ツワブキは、キク科の常緑多年草。フキに似た常緑の葉とキクに似た花が特徴です。
花色は黄色の他、白、クリーム色、オレンジなどがあります。
ツワブキ(石蕗)
- ツワブキ(石蕗)は、関東以南の海岸部や山林に自生するキク科の多年草です。岩の上など厳しい環境でもたくましく育つことから、「石蕗」と表記されます。日本原産だけに育てやすく、塩害や日陰にも強い丈夫さが特長です。九州を中心に山菜として広く食用になっており、宮崎県・日南市では市の花に指定されています。 管理が楽で日陰でも育ち、秋になるとキクに似た黄色い花を咲かせます。開花期間が長いため、個人宅をはじめ公園などにも植えられています。 ツワブキ(石蕗)は古典園芸植物のひとつで「葉芸」と表現される葉の形や形状、大きさ、斑などの柄にこだわった園芸品種がたくさん作出されています。葉芸は一年を通して固定されているものと季節によって斑などの出具合が変わるものがあります。最近は葉だけでなく、花も八重咲きや黄色以外の品種もあります。 盆栽として愛でられている他、樹木の下草やグランドカバーとしても使われます。 花の時期以外も葉の美しさが庭を彩ってくれる存在です。花のあとにタンポポのような綿毛をつけた種子が風に飛んでいくさまも風情があります。
パンジー
パンジーは、スミレ科の一年草。秋から春まで咲き続けるので、冬の寂しくなった花壇の強い味方です。
花色は黄色の他、紫、白、ピンク、オレンジ、アプリコット、黒、茶、赤、複色などがあります。
ビオラ
ビオラは、スミレ科の一年草。パンジーより小さな花が特徴です。開花期が長いのも人気の理由です。
花色は黄色の他、紫、白、ピンク、オレンジ、アプリコット、黒、茶、赤、複色などがあります。
福寿草
福寿草は、キンポウゲ科の多年草。明るい黄色の花を咲かせます。縁起物としても好まれます。
フクジュソウ(福寿草)
- フクジュソウ(福寿草)は、北海道から九州までの照葉樹林の林床に自生している草丈15~30cmほどの宿根草です。根茎が短く、やや太い根を持ちます。早春に芽を出して開花しその後、葉をのばしますが、晩春になると葉が枯れて秋まで休眠します。 フクジュソウ(福寿草)の花色は黄色ですが江戸時代から花の美しさが着目され園芸品種が多数選抜育成され、白、黄褐色、紫褐色、橙紅色などがあり花形も一重~八重、万八重と変化に富みます。鉢植えで栽培されるほか日本庭園の石組に添えられています。 フクジュソウ(福寿草)の別名はガンジツソウやガンタンソウといい、正月用に本来の花期よりも促成栽培されて出荷されています。花言葉や花の名前から、お正月の寄せ植えなどに縁起の良い植物としても使用されています。
ユリオプスデージー
ユリオプスデージーは、キク科の常緑低木。シルバーグリーンの葉が美しい花木です。明るい黄色の花を咲かせます。
花木
ロウバイ(蝋梅)
ロウバイは、ロウバイ科の落葉低木。花の中が赤みを帯びているものはロウバイ、中まで黄色のものがソシンロウバイです。
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