育てやすい花45種!お庭やプランターにおすすめの一年草、多年草、ハーブ

山田智美
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お庭やベランダ、プランターにおすすめの育てやすい花たち。ガーデニング初心者さんでも気軽に育てられるような花を、一年草、多年草、ハーブ、プランターで育てやすいものまで。季節ごとに45種類紹介します。
目次
- 育てやすい花ってどんな花?
- 春に咲く育てやすい花14種
- 夏に咲く育てやすい花12種
- 秋に咲く育てやすい花3種
- 冬に咲く育てやすい花3種
- ベランダやプランターで育てやすい花4種
- 育てやすい花が咲くハーブ7種
- 室内で育てやすい花2種
育てやすい花ってどんな花?
育てやすい花とは、枯れにくい丈夫な花、良く咲いてくれる花、虫の付きにくい花など、つまり手間をかけずに楽しめる花のことを言います。育てやすいとは言っても、水と日光は植物にとって絶対必要なもの。水やりは忘れないようにしましょう。
一年草の育てやすい花とは?
一年草とは発芽から開花、結実までを1年で行って、そのまま枯死していく植物のことです。春に芽吹き秋から冬に枯れていくサイクルのもの、秋に芽吹きそのまま冬を越して翌夏に枯死していく越年草などがあります。
一年草の育てやすい花とは、花付きが良く、病害虫の被害も少なく、手間のかからない種類のことを言います。
多年草の育てやすい花とは?
多年草は芽吹きから結実まで終わらせた後、冬や夏を地上部を枯らして過ごし翌年にまた芽吹くというサイクルの植物のことです。一年草のように枯れたら終わりではなく、何年も楽しめます。
多年草の育てやすい花とは、植えっぱなしで何年も咲き続けてくれる花、毎年開花してくれる花、病害虫の被害の少ない種類などです。
春に咲く育てやすい花14種
アリッサム
- 花期:10月~翌4月頃
- 分類:一年草
アリッサムは小花が毬のようにこんもりと咲く姿が可愛い花です。秋に植え付ければ翌春まで咲き続けます。
アリッサム(スイートアリッサム)
- アリッサムは地中海沿岸原産の多年草(一年草)です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。 アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えの引き立て役や花壇に植える花として人気があります。高温多湿には弱い植物ですが、乾燥に強く丈夫であるため、園芸初心者には最適の草花です。また、比較的多く出回り、安価で手に入れやすく、生育が良いことも人気の理由の一つです。 アリッサムはカスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸種も出回っています。 アリッサムは本来は多年草ですが、湿気に弱いため、日本では一年草扱いをされていることが多いようです。うまく環境にあえば、多年草化することもあります。
ガウラ
- 花期:5月~10月
- 分類:多年草
ガウラは春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくので長く楽しめる草花です。草丈が1m以上にもなるので、半分くらいまで切り詰めるとまた花を楽しめます。
ガウラ(ハクチョウソウ)
- ガウラは伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせます。ガウラの花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立ちます。これらの特徴から「ハクチョウソウ(白蝶草)」とも呼ばれています。また花色から「ヤマモモソウ」という別名もあります。花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。花数が減ってきたら、思い切って半分くらいまで切り戻すと、また開花するようになります。草丈は50~150㎝と背の高い花ですが、近年では品種改良により草丈が低めの品種もあります。耐寒性、耐暑性共に強く、日本全国で栽培可能な植物です。放任でも長い期間花を咲かせる宿根草です。
カロライナジャスミン
- 花期: 4月~6月
- 分類:常緑つる性植物
カロライナジャスミンは春に香りの良い黄色の花を咲かせるつる植物です。花付きが良く、手入れも楽な育てやすい花です。有毒なので間違って食べることのないようにしましょう。
カロライナジャスミン
- カロライナジャスミンは、北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びます。ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせます。日当たりの良いフェンスなどに向き、庭に植えて大きく伸ばすと株いっぱいに花をつけ見ごたえがあります。鉢植えのカロライナジャスミンは支柱を立てて育てます。耐寒性が強くマイナス10度まで耐えますが寒い地方では落葉します。葉は光沢のある濃い緑色で、気温が下がると赤褐色に紅葉します。カロライナジャスミンは、ジャスミンと名前がつきますが全草に毒があるのでハーブとしての利用はできません。
クレマチス
- 花期:3~5月、9~10月、四季咲き
- 分類:多年草
クレマチスは春から初夏に花を咲かせるつる植物です。冬咲き種もあります。つるにならない種類もありますが多くはつる性です。水切れに弱いので水やりを忘れないようにしましょう。
スカビオサ
- 花期:3月~5月、四季咲き
- 分類:多年草
春に薄紫色の可愛らしい花を咲かせるスカビオサは、淡い紫色の直径3~4㎝くらいの花を咲かせます。湿気や蒸れに弱いので、庭植えにするなら風通しの良い場所が向いています。
スミレ
- 花期:3月~5月
- 分類:多年草
スミレは直径2~3㎝の小さな紫色や薄紫色の花にそうっと顔を近づけると、ほのかに芳香がするのも魅力の一つです。
スミレ(すみれ・菫)
- スミレという名前は、スミレ科スミレ属の総称のように使われていますが、本来は「スミレ」と名付けられたViola mandshuricaのことを指します。mandshuricaとは中国を意味する言葉ですが、スミレは日本原産の植物です。日本の風土に馴染みやすく、非常に育てやすい植物です。 スミレの花は形が特徴的で、花の後部が突き出して細長い袋状となっており、ここが蜜を分泌する蜜房となっています。スミレという名前の語源は、その花の横から見た姿が大工が使う墨入れ(墨壺)に形が似ていることから付いたと言われていますが、諸説ありますので定かではありません。 スミレは日本に自生する多年草で、野山や森以外に街中でも見かけられます。典型的な虫媒花で、その花の蜜を求めてやってきた昆虫の体に付着した花粉が、次の花に移動して授粉するという仕組みです。けれど、実際にはこの方法で結実することは少ないと言えます。春の開花期を過ぎた夏から秋、環境がよければ冬でも、閉鎖花と言って蕾の段階で自家受精して結実します。スミレが花を咲かせていないのに、種を作っているのを見かけるのはこのためです。
チューリップ
- 花期:3月~5月
- 分類:多年草(球根植物)
春には欠かせない花、チューリップ。キャンディのようなポップなカラーバリエーションが魅力です。
チューリップ
- チューリップは春に花咲く球根植物です。チューリップの球根は直径3cmほどのものが多く、玉ねぎのような形をしています。この球根を地面に植え育てるのです。球根の先はとがっていて、その先端から花茎や葉を伸ばします。花茎の背丈は種類にもよりますが、15cmよりも下のものはありません。おおよそ15cm~60cmのものまでが主に出回っています。花びらの色は皆さんも良くご存知の様に赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などさまざま。咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどいろいろな咲き方があります。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。 チューリップの育て方で大切なことは 1.よい球根を選ぶこと 2.適切な場所に植えて、適量の水やりをすること 3.寒さに当てること です。
テイカカズラ
- 花期: 5月~6月
- 分類:常緑つる性植物
テイカカズラは初夏に甘い香りの花を咲かせるつる植物です。日本原産なので育てやすく、毎年花を咲かせてくれます。
- テイカカズラは、日本原産のつる性常緑低木です。テイカカズラの名前は、能楽「定家」が由来とされています。式子内親王と藤原定家の悲恋の物語です。式子内親王へ恋焦がれた藤原定家は彼女の死後、テイカカズラとなってその墓にまとわりつき墓石を覆ってしまったと言われています。 テイカカズラは初夏、5~6月頃、直径2cm程度の芳香のある花をたわわに咲かせます。全体がクリーム色で中心に近づくにつれて黄色が強くなる花は、プルメリアを小ぶりにしたようで南国を思わせる雰囲気があります。 葉は光沢のある明るいグリーンで、茎の途中からも気根を出して塀や他の樹木に張り付くように伸びていきます。仲間にハツユキカズラという、葉を観賞する目的で作られた園芸種もあります。 キョウチクトウ科は有毒物質を含むと言われていますので、口に入れることの無いように注意してください。また樹液で肌がかぶれることもあるので、触れるときは気を付けるようにしましょう。
ハゴロモジャスミン
- 花期: 4月~5月
- 分類:半常緑つる性植物
ハゴロモジャスミンは香りの良い白い花を咲かせるつる植物です。葉を楽しむ斑入り種もあります。強健で花付きも良く育てやすい花です。
ハゴロモジャスミン
- ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物です。花の外側はピンク、内側は白のコントラストが美しく、強い芳香を持ちます。葉を楽しむ斑入りのハゴロモジャスミンも流通しています。薄黄色の斑が入った葉が美しい観賞用のハゴロモジャスミンです。 ハゴロモジャスミンの他にもジャスミンと呼ばれる花は何種類もあります。ジャスミンティーに使用されているのは、マツリカ( Jasminum sambac) という別な植物です。 ハゴロモジャスミンは半常緑性なので、冬には多少葉を落としますが緑豊かな姿で越冬します。関東以西ではハゴロモジャスミンの半常緑である特性を活かして、フェンスやトレリスに絡ませる等、目隠しに用いることができます。鉢植えのハゴロモジャスミンは支柱を立てあんどん仕立てにしたり、そのまま近くのトレリスなどに絡ませても楽しめます。 ハゴロモジャスミンは秋には翌年の花芽を付け始めます。剪定は開花後から遅くても夏の終わりくらいまでに済ませましょう。
ハナニラ
- 花期:3月~4月
- 分類:多年草(球根植物)
ハナニラは星形の花が可愛い球根植物です。分球してよく増えます。日向から半日陰まで良く育ち、花付きも良いので庭木の下草としても人気の花です。
スイセン
- 開花期:1月~4月
- 分類:多年草(球根植物)
水仙(スイセン)はまだ寒い初春から春まで香りのよい花を咲かせる球根植物です。手間をかけなくても分球して毎年花を咲かせてくれます。
水仙(スイセン)
- 水仙(スイセン)は、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。水仙(スイセン)の園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富です。品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もあります。最近では八重咲種など、新品種の水仙(スイセン)が毎年のように登場します。水仙(スイセン)は、主に冬咲きと春咲きの品種が多いですが、中には秋に咲く品種もあります。 水仙(スイセン)は、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。球根をまとめて植え付けておくと、年々分球し、とても見事な空間となります。日本全国には、たくさんの水仙(スイセン)の群生スポットが存在します。
マリーゴールド
- 開花期:6月~10月
- 分類:一年草
マリーゴールドは夏の間、オレンジ色や黄色の明るい花で花壇を賑やかにしてくれる一年草です。花付きが良く、初秋まで長く楽しめます。
マリーゴールド
- マリーゴールドは草丈20~100cmの暑さには強く寒さには弱い一年草です。開花時期が長く初心者にも育てやすい花です山吹色、オレンジ色、クリーム色、黄色などの色があります。花の大きさは4~7cmくらいです。日当たりのよい場所であればよく育ちます。マリーゴールドには医療用と観賞用の二つの種類があります。医療用はカレンデュラ、観賞用はフレンチマリーゴールドと呼ばれています。カンデュラの語源はカレンダーの意味を持ちます。花が1か月もつことから月経のサイクルに例えられたともいわれています。 マリーゴールドは大きく分けて、フレンチマリーゴールドとアフリカンマリーゴールドに分けられます。 フレンチマリーゴールド 開花期5~7、9~11月で八重咲きと一重咲きがあります。色は赤・橙・黄で草丈は20~30センチ、 猛暑にはあまり強くない性質です。 アフリカンマリーゴールド 開花期5~11月でボール咲き・大輪のものが多いです。色は橙・黄・白で草丈は30~100cm、暑さにはフレンチ系より強いです。
ムスカリ
- 花期:3月~5月
- 分類:多年草(球根植物)
ムスカリの花は初春、梅が咲くころから咲き始めます。分球してよく増える球根植物です。草丈は10㎝程度と小さく派手な花ではありませんが、群生している姿は見ごたえがあります。
モッコウバラ
- 花期:4月~5月
- 分類:常緑つる性植物
モッコウバラは春にカスタードクリームのような柔らかい黄色の花を咲かせるつるバラです。バラの中では比較的病害虫の被害が少なく育てやすい花です。
モッコウバラ
- モッコウバラは中国原産の常緑低木、一季咲きのつるバラです。モッコウバラは非常に強健で、病害虫の被害の少ない育てやすいバラです。 モッコウバラの開花期は4~5月です。花色は白かカスタードクリームのような淡い黄色で、咲き方には一重と八重咲きがあります。直径2~3cm程度の小ぶりな花を、枝の先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせます。春に枝先が花の重みで弓なりにたわんで開花している姿は美しく、道行く人の目を捉えます。 モッコウバラは強健であると同時に生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。花が終わったら早めに剪定を行い樹形を整えることと、適宜誘引を行い枝が暴れないように管理する必要があります。
夏に咲く育てやすい花12種
アナベル
- 花期:6月~7月
- 分類:落葉低木
アナベルの花は咲き始めはグリーン、咲き進むに従って真白な大きな毬のようになります。11月くらいまでに剪定すれば翌年もたくさんの花を咲かせます。
アスチルベ
- 花期:5月~9月
- 分類:多年草
アスチルベは半日陰でも良く育つ多年草です。綿菓子のような可愛い花を咲かせます。水切れに弱いので水やりを忘れないようにしましょう。
アスチルベ
- アスチルベは日本の山野にも自生する多年草です。円錐形の花茎を伸ばし、ふわりとした小さな白やピンクの花をいっぱいに咲かせます。花壇でたくさんの花穂が風にゆれる姿はとても可憐です。 梅雨の時期から咲き始めますが、雨に当たっても花が傷みません。多湿に強いのはアスチルベの大きな特長。根腐れに気をつかう園芸品種が多い中、日本の気候にぴったり合ったアスチルベは育てやすさ抜群です。 寒さにも強く、多少日当たりのよくない場所でも花を咲かせてくれる丈夫な植物です。 耐陰性があるので、シェードガーデンに彩りを添えてくれる他、花が終わった後も冬まで葉をよく茂らせてくれるので、グランドカバーとしても使えます。
アンゲロニア
- 花期: 5月~10月
- 分類:一年草
アンゲロニアは初夏から秋まで次々と花を咲かせる、とても花期の長い花です。花色は白や紫、ピンクなどがあります。夏の暑い盛りに庭を賑やかにしてくれる花です。
アンゲロニア
- アンゲロニアは、初夏から秋に小さな花(花径1cmほど)を次々と咲かせます。茎は直立して生長し、茎の先端や葉の付け根に穂状の花をつけます。花色は紫色やピンク、白、二色混ざったタイプなどがあります。くせが無い爽やかな花なのでどんな花とも合わせやすく、寄せ植えやハンギングバスケット、花壇植えによく用いられます。草丈は品種によって30cm~100cmまであります。寄せ植えやハンギングバスケット、花壇の縁取りには背の低い品種、花壇の背景的な場所には背の高い品種など、植える場所によって品種を選びましょう。 アンゲロニアの名は、天使をラテン語で表した「Angelos(アンゲロス)」が由来と言われています。別名では「エンジェルラベンダー」とも呼ばれることもあります。またそれとは対照的に、花の形が口を開けている骸骨に似ていると言われることもあるそうです。 アンゲロニアは夏の高温に強く、半日陰でも花を咲かせるなど、丈夫で育てやすい多年草です。寒さに弱いので日本では一年草として扱われることが多いですが、冬に室内に取り込んで管理すれば翌年も咲かせることができます。また、乾燥に弱いところがあるので乾燥させないように注意し、肥料を切らさないようにすると美しい花を長期間楽しめます。 アンゲロニアには種類がいくつかあります。アングスティフォリア系は、アンゲロニアの中では耐寒性があり暖地では屋外でも冬越しできると言われています。サリカリフォリア系は耐寒性が弱い種類です。それらの交雑種もありますが、店頭ではあまり区別がされていないようです。
エキナセア
- 開花期:6月~10月
- 分類:多年草
エキナセアは咲き進むにつれ花芯が大きく盛り上がってくる、キク科の多年草です。草丈は1m以上になるものもあり、花壇の中で存在感を放ちます。
ソケイ
- 花期:6月~7月
- 分類:常緑または落葉つる性植物
ソケイは夏に香りの良い花を咲かせるつる植物です。ソケイの仲間は多く、つるにならない種類もあります。庭植えで毎年花を咲かせてくれる花です。
ジニア
- 花期:5月~11月
- 分類:一年草
ジニアは夏の間たくさんの花を咲かせる一年草です。強健で色の種類も豊富なので、夏の庭の強い味方です。
ジニア
- ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。 最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。 ジニアの最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、プロフュージョンなど最近開発された品種もあります。 最近のジニアは園芸だけでなく切り花としても流通してきたことから、今後ますます品種や色あいが多様になり人気が出てくる花のひとつと思われます。
ストケシア
- 花期:6月~10月
- 分類:多年草
ストケシアは初夏から秋まで花を咲かせる多年草です。夏の暑い盛りに白や紫色の涼し気な花を咲かせます。日当たりの良い場所を好みます。
ダリア
- 開花期:7月~10月
- 分類:多年草(球根植物)
ダリアは夏から秋まで開花するキク科の球根植物です。夏に一度剪定をすると秋にまた花を楽しめます。
ブットレア
- 花期:7月~10月
- 分類:落葉低木
ブットレアは穂のような花を咲かせる花木です。夏の間次々と開花します。花色は紫や白、ピンク。丈夫で育てやすいので人気の花木です。
ブッドレア
- ブッドレアは、初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の花を咲かせる落葉低木です。香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。 ブッドレアは、生長すると花穂の長さが30cm以上になることもあるので、庭に植栽するととても見栄えがします。小さな花の集合体なので圧迫感がないのも人気のひとつです。 園芸種として流通しているブッドレアの花の色は、紫色、白、ピンクなどの他、最近では品種改良が進み、複色のもあります。花丈も矮性種が登場しています。 ポット苗で購入しても1年で1mを超えるほど生長のスピードは速く、花がらをこまめに刈り取れば、初夏から秋まで長く開花し、ナチュラルガーデンが流行っている昨今、庭に植え付ける夏の花木として人気があります。
モナルダ
- 花期:6月~9月
- 分類:多年草
モナルダは真夏に色鮮やかな花を咲かせるシソ科のハーブで、花や葉などに芳香があります。暑さ、寒さに強く、花丈も高い見栄えのする育てやすい花です。
モナルダ
- モナルダは、夏の開花期間の長い宿根草のハーブです。和名が「タイマツバナ」と言われるのは、もともとの種が赤い花でタイマツのような形に見えることからきています。最近は、品種改良が進み、赤の他、白、ピンク、パープル(紫)など、たくさんの品種があります。 暑さ、寒さに強く、花丈も高い宿根草なので、夏の花壇の後方に植栽すると見栄えがします。性質が強く、植えっぱなしでどんどん大株になります。 モナルダは、ミカン科の柑橘のベルガモットと香りが似ていることから、ベルガモットとも呼ばれます。アロマオイルのベルガモットは柑橘のベルガモットで、モナルダとは別になります。 花は切り花としても出回っていて、生花の他、ドライフラワーにすることもできます。
ルドベキア
- 開花期:6月~10月
- 分類:一年草、多年草
ルドベキアは咲き進むに従い、花の中心部が大きく盛り上がる特性があります。一年草の品種と多年草の品種があります。
ルドベキア
- ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で草丈40~150cmになり、直径4~5センチの花を次々と咲かせます。ルドベキアの花期は6月ごろから始まって8~10月ごろに最盛期を迎えます。ルドベキアは別名マツカサギクと呼ばれ、花が終わると花芯が円柱状に伸びてまるで松かさのように見えることから名づけられました。近年、品種改良がおこなわれ、通常の一重咲きのほかに蛇の目咲きや二重咲き、八重咲きがあるほか花色も黄色だけでなく橙色や褐色などがあります。花壇ではヒルタ種が多く使われ、グラウンドカバーにはフルギダ種が使われることが多いです。いずれも丈夫で育てやすく花期も長いので群植すると見ごたえがあります。
秋に咲く育てやすい花3種
シュウメイギク
- 花期:9月~11月
- 分類:多年草
シュウメイギク(秋明菊)の花が咲くのは9月~11月。まだ夏の名残を感じるような暑さの頃から咲き始め、コートを羽織りたくなるくらい寒くなるまで咲き続ける長く楽しめる花です。
シュウメイギク(秋明菊)
- シュウメイギクは漢字で書くと「秋明菊」となり、菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。キンポウゲ科の植物で、花の形はアネモネに似ています。 シュウメイギクは「貴船菊」、「秋牡丹」などの別名でも呼ばれ、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。英名や学名も日本の植物のように表記されていますが、実は中国が原産となる帰化植物で、野山に多く自生しています。 シュウメイギク(秋明菊)は一枝でも見栄えが大変良いため、華道の素材としてや秋の茶花としても大変喜ばれます。シュウメイギク(秋明菊)の花はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。最近では八重咲のものや矮性のシュウメイギク(秋明菊)もあります。
コスモス
- 花期:9月~10月
- 分類:一年草
コスモスはメキシコ原産の一年草です。コスモスは草丈1~2mでその華奢な茎の先に直径6~10㎝程度の花を咲かせます。種からでも育てやすい花です。
アメジストセージ
- 花期:9月~11月
- 分類:多年草
アメジストセージは秋に紫色の花を咲かせる多年草です。ベルベットのような質感のつぼみが美しい花です。草丈高くなりますが、花後に剪定すればコンパクトに仕立てられます。
アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)
- アメジストセージはメキシコから中米原産の多年草です。庭植えでも鉢植えでも育てられます。 学名はSalvia leucantha(サルビア・レウカンサ)ですが、アメジストセージの名前で流通しています。薬効のあるセージではないので、主に観賞目的で植えられます。シルバーグリーンの葉と晩夏から秋にかけて咲く紫色の花が美しい植物です。正しくは、ベルベットのような質感の部分は花ではなくガクで、花はガクから突き出すように咲きます。花色は白や紫、ピンクがあります。すっと長く伸びた花茎の先に縦に連なるように紫色の花穂を付けます。鮮やかな紫色の花が風に揺れるように咲く姿は美しく、目を奪われます。 アメジストセージは草丈高く生長し、伸びすぎると株元の方が木化します。あまり大きくしないために剪定の必要があります。アメジストセージは真直ぐ上には伸びないという特徴があります。株元に近い部分から地表を這うように斜め上に伸びていきます。強風で倒れてしまうこともあるので、必要に応じて支柱を立てましょう。
冬に咲く育てやすい花3種
クリスマスローズ
- 花期:12月~4月
- 分類:多年草
クリスマスローズは花が少なくなる冬に柔らかな色の花を咲かせてくれる多年草です。夏の直射日光が苦手なので、夏は半日陰になるような場所を好みます。
クリスマスローズ
- クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。クリスマスローズは、冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。 日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。 他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。 クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。 クリスマスローズ・ニゲル
ビオラ
- 花期:10~4月
- 分類:一年草
パンジー、ビオラは秋から春まで咲き続ける一年草。花の少ない季節に庭先を明るく彩ってくれる、冬の庭の強い味方です。
ガーデンシクラメン
- 開花期:10月~4月
- 分類:多年草(球根植物)
ガーデンシクラメンは秋から春まで冬の間も休まず花を咲かせる球根植物です。夏の暑さが苦手ですが、上手に夏越しすれば何年も楽しめます。
ガーデンシクラメン
- ガーデンシクラメンとは名前からもわかるように、シクラメンを品種改良した品種です。シクラメンは冬に室内で楽しむ鉢花の代表ですが、ガーデンシクラメンは、耐寒性があり寒い冬も屋外で楽しむことができます。寄せ植えなどに使う冬のガーデニング植物の定番としてよく用いられます。 寒さに弱いシクラメンのウィークポイントを克服するため、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強い系統を選抜し、冬に屋外でも育てられるように改良されたものがガーデンシクラメンです。冬から春にかけて次々に花を咲かせ、花の少ない時期のお庭を明るく盛り上げてくれます。花の色はシクラメンとほぼ変わらず赤や白、ピンク、紫などがあります。花形もバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみが広がっています。
ベランダやプランターで育てやすい花4種
スイカズラ
- 花期:4月~5月
- 分類:半常緑つる性木本
スイカズラは甘い香りの花を咲かせるつる植物です。英名はハニーサックルと言い、香料の原料にもなります。大した手間をかけなくても毎年花を咲かせる育てやすい花です。
スイカズラ(ハニーサックル)
- スイカズラ(ハニーサックル)は英名をHoneysuckle(ハニーサックル)とも言い、春に香りの良い花を咲かせる半落葉性つる植物です。 スイカズラ(ハニーサックル)の花は、咲き始めは白、次第に黄色と変化します。色が変化するので1本の株に白花と黄花が咲いているようにみえることから、「金銀花」という別名を持ちます。また、冬も緑の葉を絶やさないので「忍冬(ニントウ)」という別名もあります。 スイカズラ(ハニーサックル)は花の蜜を吸うと甘いことから「吸葛(すいかずら)」という名前が付きました。花の形が特徴的で、上下に大きく分かれた花びらの真ん中から雌しべと雄しべが飛び出すように付いています。日本原産の植物ですがヨーロッパで品種改良され、香りの良さから人気が出た植物です。非常に繁殖力が強いため、一部の国では害草として指定されています。 丸みを帯びた卵型の葉が茎に対し二枚両側に付き、葉の付け根から花が咲きます。花後2つの小さな実が付きます。夏の間は濃いグリーンをしていて、熟すと光沢のある黒に変化します。
ハーデンベルギア
- 花期:3月~5月
- 分類:常緑つる性植物
ハーデンベルギアは春に鮮やかな紫色の花を咲かせるつる植物です。関東より暖冬な地域であれば常緑です。庭植えにすると年々大きくなり、たくさんの花を咲かせます。
ルピナス
- 分類:一、二年草
- 花期:4月~6月
ルピナスは春から初夏にかけて開花します。草丈1mくらいのものから、30~40㎝程度まで種類も豊富です。
ルピナス
- ルピナスは秋に種をまき、翌年または翌々年の春に花を楽しむ一、二年草です。ルピナスの花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、白など様々。冷涼で乾燥した気候を好むので、蒸し暑い日本ではほんとんどが一年草になりますが、原産地など気候があう場所では多年草とされています。日本でも冷涼な北海道ではルピナスの群生が観光名所となっているも場所もあります。 品種によっては1m以上に育つこともあり、空に向かって長く伸ばした花茎に鈴なりの花をつけます。ルピナスは、藤(ふじ)に似た花が上向きに咲くことから、「ノボリフジ(登り藤)」「サカサフジ(逆さ藤)」の別名もあります。また、葉の形がうちわに似ているので「ハウチワマメ(葉団扇豆)」と呼ばれることも。ルピナスはマメ科の植物なので、花の後は枝豆によく似たサヤが育ちます。同じくマメ科の植物特有の根粒菌を根に付着させているので土壌が肥沃になります。
ペチュニア
- 花期: 3月~11月
- 分類:一年草
ペチュニアは夏に色鮮やかな花をたくさん咲かせる一年草の花です。花が小ぶりなものや八重咲き種まであります。水やりさえしっかり行っていればたくさんの花を楽しめる育てやすい花です。
ペチュニア
- ペチュニアは、夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。 ペチュニアは色幅も豊富で多花性。一重や八重咲きなど咲き方も様々あり、花の大きさも大輪から小輪と様々です。品種数も数百品種以上あり、毎年新品種が発売されています。 ペチュニアは開花期間がとても長いので、初心者にもおすすめの素材です。ペチュニアは現地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。 ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。
育てやすい花が咲くハーブ7種
ウエストリンギア
- 花期:四季咲き
- 分類:常緑低木
ウェストリンギアはオーストラリアンローズマリーとも呼ばれるハーブの1種です。ローズマリーに似ていますが食用にはできません。自然樹形でこんもりと整うので手間がかからず育てやすい花です。
チェリーセージ
- 花期:5月~7月、9月~11月
- 分類:多年草
チェリーセージは白や赤の花が可愛らしいセージの仲間です。株で大きくなり、毎年良く花を咲かせます。花後剪定を行えば大きくなり過ぎず、翌年もまた楽しめます。
チェリーセージ
- チェリーセージの葉はさくらんぼに似ていて、なんと匂いまでもさくらんぼのような香りがします。背丈は40cm~1.5mくらいまで伸びます。花びらの色が赤、ピンクや白のものや赤と白が混じっている品種もあります。庭に地植えにすると自然に増えて育ち、挿し木で増やすことができます。殺菌作用や解熱の効果があるハーブティーとしても知られており、お菓子のシロップやサラダにも利用されています。花に香りがあるので部屋に切り花として刺したり、押し花アートやドライフラワーなどのインテリアとしても活用することができます。 チェリーセージは、いくつかの品種の総称で、とても長い期間(5月~11月)開花する多年草(宿根草)です。普通のセージは、ブルー・紫系の花が多いですが、チェリーセージの特徴は豊富な花色。毎年新しい色の新品種が創り出されています。
キャットミント
- 花期: 4月~10月
- 分類:多年草
キャットミントは淡い紫色の花が可愛い多年草です。こんもりと茂るように花を咲かせます。触れると香りが良いのが特徴です。
ラベンダー
- 花期:5月~7月
- 分類:多年草
ラベンダーは甘い香りが有名なハーブです。ラベンダー色という色の名前があるように、青味がかった薄紫色の花を咲かせます。庭植えにすると茂みのように大きくなるので、存在感があります。
ラベンダー
- ラベンダーは地中海沿岸原産の常緑低木。ハーブの女王とも呼ばれ、癒しのフローラル系の香りが人気のハーブです。ヨーロッパでは古くから栽培され、お風呂や衣類の香りづけなど日常の暮らしの中で利用されてきました。花の色は薄紫や濃い紫、白があり、葉には芳香があります。ハーブとして蒸留して得られたオイルは香水などの成分となり、花を乾燥させたものはポプリやハーブティーとして利用できます。 ラベンダーの語源は、lavareという「洗う」を意味するラテン語だと言われています。その精油はリラックスや精神安定にも使われており、とても人気があります。「万能の精油」ともいわれ、アロマテラピーでもっとも広く利用される精油です。ラベンダーにはイングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーなど種類がたくさんあり、種類ごとに精油が作られているため、ラベンダーと名のつく精油はたくさんあります。 ラベンダーは地中海沿岸が原産地のため、高温多湿を嫌う性質です。風通し良く、蒸れないように世話をすれば次第に大株になり、良い香りのする花を毎年咲かせて楽しませてくれます。
ローズマリー
- 花期:四季咲き
- 分類:常緑低木
ローズマリーは枝葉の爽やかな芳香が特徴の常緑低木のハーブです。ローズマリーには上に枝を伸ばす木立性と、地面を這うように伸ばすほふく性があります。
ローズマリー
- ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。
カモミール
- 花期:5月~9月(真夏は休む)
- 分類:多年草、一年草
カモミールは大きく分けて2種類あります。ジャーマンカモミールは一年草、ローマンカモミールは多年草です。お茶として飲むのはジャーマンカモミールです。
カモミール(カミツレ)
- カモミールは、地中海沿岸原産のハーブの一種です。現在では世界中に帰化しています。花や葉を乾燥させお茶にしたり、薬用としても使われています。育て方は苗からと種からがありますが、比較的育てやすいため種から育てるのもおすすめです。 カモミールの種類には一年草の「ジャーマンカモミール」と、多年草の「ローマンカモミール」の他に、花が咲かない「ノンフラワーカモミール」や黄色い花を咲かせる「ダイヤーズカモミール」があります。 ハーブティーにする場合は、飲みやすいジャーマン種をおすすめします。香りは青りんごにたとえられることもあるように、甘く芳醇です。ジャーマンカモミール、ローマンカモミール共にデイジーのような白い小花を咲かせます。 カモミールは地植えでも鉢植えでも育てる事ができます。地植えにするとこぼれ種で増えていくので群生するカモミールの美しい光景が見られます。
マロウ
- 花期:4~7月
- 分類:多年草
マロウはアオイ科の多年草です。マロウティーは鮮やかな青色のお茶ですが、レモンを入れるとピンクに変化します。草丈高く生長するので、お庭の中で見映えがする花です。
室内で育てやすい花2種
ヒヤシンス
- 花期:3月~4月
- 分類:多年草(球根植物)
ヒヤシンスは香りがよいことでも有名な春を代表する球根花。庭植えでも鉢植えでも水耕栽培でもよく育ちます。水耕栽培で室内で育てると露地のものより少し早く開花します。
ヒヤシンス
- ヒヤシンスは秋植え春咲きの球根植物です。ヒヤシンスは小さな花を花茎に連なるように咲かせます。ヒヤシンスにはダッチ系とローマン系があり、ダッチ系は花数も多く豪華です。私たちが日頃見ているヒヤシンスの多くはダッチ系ヒヤシンスです。ヒヤシンスの一番の魅力は、花色のバリエーションの豊富さと強く甘い香りでしょう。 ヒヤシンスは庭植えや鉢植えなど土壌で育てることも、土を使わずに水耕栽培(水栽培)でも育てる事も出来ます。球根は通常、一球から一つの花を咲かせますが、最近は品種改良が進み一球から数本の花芽を出し咲かせる品種もあります。球根の表皮は花色によって違い、表皮の色でおおよその花の色が分かります。 庭植えのヒヤシンスは数年植えっぱなしでも花を咲かせます。但し、球根に蓄えられている養分が減って行くにつれて花も小さくなっていきます。毎年ヒヤシンスの花を楽しみたければ、花後、葉を残して花茎を付け根から切り戻します。その後緩効性肥料を与え、残った葉が茶色く枯れたようになるまで光合成をさせます。こうすることで球根に養分が蓄えられ、翌年も花を楽しめるようになります。葉が茶色くなった頃に球根を掘り上げて次の秋の植え付けまで休ませることで、球根を良い状態で保存しておけます。
セントポーリア
- 花期:環境が合えば四季咲き
- 分類:多年草
セントポーリアは南アフリカ原産の多年草です。寒さに弱いので室内で育てます。環境が合えばスミレのような花を一年中楽しめます。
育てやすい花を紹介しました。比較的手入れが楽で水やりをしっかり行っていれば花を楽しめるようなものばかり。お庭、ベランダ、プランターで育てやすい花にチャレンジしてみませんか。花のある暮らしを楽しんでください。
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