【春夏の家庭菜園】春から初夏に植える野菜おすすめ43選、栽培や収穫のコツ

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LOVEGREEN編集部

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気候が安定している春は、栽培できる野菜が一番多い季節。春から初夏に植えるおすすめ野菜の特徴や栽培のポイントをご紹介します。今年は家庭菜園にチャレンジしませんか。

目次

春に植える野菜とは?栽培のコツ

春に植える野菜の種類と特徴

春に植える野菜

気候が安定している春は、栽培できる野菜が多く、根菜や葉野菜のほか、トマトやナス、キュウリのように地上高くにぶら下がって実る果菜が多くなります。

春に植える野菜の栽培のコツ

春に植える野菜

例えば春夏野菜の中でも人気の野菜ミニトマト・キュウリ・ナス。この3種は、4月末~5月上旬が苗の植え付け適時。適した時期に植え付けると、気候が安定している5月の間にしっかりと根を張ることができ、その後の苗の状態や収穫できる量に影響します。

野菜は、種まきや植え付けに適した時期があります。種まき、植え付け前に確認して、良いタイミングで栽培をスタートさせましょう。

種から育てる?苗から植える?

種から育てるおすすめ野菜

家庭菜園 種まき 春 葉物野菜 カブ ダイコン コマツナ ホウレンソウ ビーツ ハツカダイコンシュンギク チンゲンサイ スイスチャード さんとうさい

ニンジン、ダイコン、コマツナなど、1粒の種から1つしか収穫できない野菜は、種から育てる方が安くたくさん収穫できます。

 

種まき 不織布

春の初めはまだ朝晩冷えることがあるので、直まきの場合、種まき後は不織布をかけて防寒します。不織布をかけると虫よけ対策にもなって葉が美しく育ちます。不織布をかけた上からたっぶり水やりをして、発芽するまでは特に水切れに注意しましょう。

ミニトマトなどを種から育てる場合は、種まきの適期が2月~3月頃なので、直まきではなく育苗トレーやポットに種をまいて、温室などの暖かい場所で発芽温度を保つ必要があります。

苗から植えるおすすめ野菜

ミニトマト 苗

ミニトマト、ナス、ピーマンなど、1本の苗からたくさんの実が収穫できる野菜は、苗から育てる方が簡単なのでおすすめです。

寒冷紗を上手に利用しよう

春に植える野菜 寒冷紗

夏野菜の栽培期間中は、害虫といわれる虫たちも活発に活動する時期。数日、目を離したすきに葉を丸ごと食害されたり、植え付けたばかりの苗が食べられたりする被害に悩まされることも。それを避けるために、植え付けた直後から寒冷紗などで苗を覆い、害虫の被害を防ぎましょう。

プランターで上手く育てるコツ

シソプランタ

今回紹介する野菜のほとんどは、プランターでも育てられます。ただ、ダイナミックに育つ畑栽培の野菜とくらべると、生長の姿はコンパクトです。

でも、野菜が生長する様子を毎日眺めているだけでも幸せな気持ちになったり、何より自宅の庭やベランダで気軽にスタートできるのもプランター栽培の良いところ。上手に育てるとしっかり収穫できるので、コツを覚えて挑戦しましょう!

プランター栽培を成功させるポイント

  • 野菜用の培養土など、野菜に適した土を使いましょう。
  • 日当たりを好むものは、日の当たる場所に置くなど、好みの環境に置くようにします。
  • 畑に比べて土が乾きやすいので、乾いたらたっぷり水やりしましょう。
  • 畑に比べて肥料切れしやすいので、肥料を好む野菜には追肥を忘れずに行いましょう。
  • 成熟が早く、早期に収穫できる早生(わせ)タイプや、通常サイズより少し小さめのミニタイプの種や苗を選ぶのもおすすめです。

毒のある植物を畑の近くに植えるのはやめよう

スイセン

例えばスイセン。開花時に間違うことはありませんが、葉がニラに似ているため、間違えて食べてしまって中毒症状を起こした事例が過去にあります。見た目がかわいい草花でも毒性がある花は意外に多いもの。野菜が植えられている畑の近くには、毒性のある草花を植えるのは避けましょう。

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春に植える野菜|ナス科

ミニトマト

ミニトマト

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~9月
  • プランター栽培:可能

ミニトマトの苗は4月に入るとたくさんの種類がお店に並びます。最近はプランター栽培向きの矮性で芽かきの必要がない品種もあります。

ミニトマトの苗を植え付けたら、根付くまでは土が乾いたら水をたっぷり与えます。その後は水やりを控えめにして土の中にしっかり根をはらせましょう。雨が続くと、実が肥大しすぎたり、病気が出やすくなります。プランターで栽培のミニトマトは、梅雨時は雨が当たらない軒下に移動するとよいでしょう。

早い段階から肥料を与えると、茎葉が茂って実つきが悪くなります。花が咲いたのを確認してから肥料を与えましょう。不要なわき芽を取り除き、実に栄養を充実させることで美味しいミニトマトができます。

ナス

ナス 花 育て方のポイント 特徴

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:6月~10月
  • プランター栽培:可能

ナスは水を好む性質があります。日頃から乾燥させないように管理しましょう。梅雨明けに乾燥してくるとハダニが発生しやすくなるため、葉や葉裏にも水をかけて予防します。また、とても肥料を好むため、植え付けた2週間後から追肥を始めしょう。

7月下旬から8月上旬頃、高温と乾燥によって実の質が落ちてきたら、良い秋ナスを収穫するために枝を1/3~1/2程切り詰める更新剪定を行います。更新剪定を行う際は、同時に根切りと追肥をして株の勢いを回復させましょう。

ピーマン

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:6月~10月
  • プランター栽培:可能

ピーマンは水を好みます。ピーマンの花は乾燥すると落花しやすい性質があるため、土が乾いたらたっぷり水やりしましょう。また、肥料も好む野菜です。植え付け2週間後から追肥を始めましょう。

茎が細くて弱いため、強風で茎が折れることがあります。支柱をしっかり立てて予防しましょう。茎が茂ってきたら、内側の茎を間引いて風通しと日当たりを良くします。

パプリカ

パプリカ

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:6月~10月
  • プランター栽培:可能

パプリカの育て方はピーマンに準じていますが、完熟して色づくまでには長い日数(開花から40~50日)が必要なため、ピーマンより栽培が難しいです。元肥を十分に与え、定期的に追肥をして肥料切れさせないことが大切です。大型果の品種は枝折れしやすいので、支柱をしっかり立てましょう。

へたの近くに小さな穴があいていたら、オオタバコガに食害されていると思って間違いないです。被害を防ぐために、台所用の排水溝ネットなどをパプリカにかぶせて防除する方法もあります。

トウガラシ

唐辛子

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:6月~10月
  • プランター栽培:可能

トウガラシは、根が繊細で低温や過湿に弱い性質があります。茎が細く風で倒れやすいので、実がたくさんつく前に支柱を立てましょう。

真っ赤に色づいた実から摘み取るか、全部が色づいてから株ごと抜き取って収穫します。軒下などにつるして乾燥させてから保存しましょう。

ジャガイモ

ジャガイモ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:3月~4月、8月~9月
  • 収穫時期:6月~7月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

種イモは料理に使うジャガイモと見た目が同じですが、病気に感染しないように薬剤処理されています。ジャガイモがウイルスに感染するとうまく育たず収穫量も減ってしまうため、種イモ用のジャガイモを使うのがおすすめです。大きすぎる場合は、芽の数を均等にして切り、種イモが腐らないように草木灰を切り口につけてから植え付けます。

 

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春に植える野菜|ウリ科

キュウリ

キュウリ 育て方 夏野菜 特徴

  • 種まき時期:3月~4月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~9月
  • プランター栽培:可能

キュウリは水を好む性質があります。日頃から乾燥させないように管理しましょう。雨のはね返りによる病害虫を防いだり、夏の乾燥を防ぐために敷きわらを敷く方法があります。キュウリの実は急速に肥大するので、実がなり始めると肥料や水を多く必要とします。株が疲れてくると実が曲がったり変形したりするので、収穫を終えるまでは2週間に1回追肥を施します。

比較的乾燥気味で茎葉が茂りすぎると、うどんこ病が発生しやすくなります。梅雨時などの多湿時で、肥料切れや株の生育が衰えた時、べと病が多発します。密植を避け、肥料切れに注意して育てましょう。

ゴーヤ

ゴーヤ 育て方 特徴 花言葉

  • 種まき時期:3月~4月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~9月
  • プランター栽培:可能

ゴーヤは、収穫最盛期には水分を多く必要とするので、乾燥させることのないよう定期的に水やりします。特にプランター栽培のゴーヤは乾燥しやすいので、表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。

ゴーヤはキュウリと同様に、うどんこ病に注意が必要です。早期に見つけ、病気になった葉は早めに摘み取ります。

ズッキーニ

黄色ズッキーニ

  • 種まき時期:3月~4月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:6月~8月
  • プランター栽培:可能

ズッキーニは、水の与えすぎに注意して土が乾いてからしっかり与えます。収穫最盛期になると水分を必要とするため、乾燥させないように定期的に水やりを行いましょう。マルチや敷きわらを敷くことで、雨のはね返りによる病害虫や夏の乾燥を防ぐことができます。

うどんこ病になると、葉の表面に白いうどん粉状のカビが生じ、病気がさらに進むとカビは葉全体に広がります。病気になった葉は早めに切り取って処分し、風通し良く管理しましょう。

カボチャ

カボチャ 育て方ポイント 特徴

  • 種まき時期:3月~4月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~8月
  • プランター栽培:可能

果菜類の中では最も低温、高温に耐え、病気に強く、やせた土地でも栽培できる野菜です。ただ、多湿地では病気が発生しやすく、多肥の状態ではつるボケして実がつきにくくなります。排水を良くし、肥料の与え過ぎに注意して育てましょう。

カボチャの実を支える柄の部分である、果梗(かこう)が茶色に色づきコルクのようになったら収穫します。

スイカ

スイカ 育て方のポイント 特徴

  • 種まき時期:4月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~8月
  • プランター栽培:可能

スイカは多湿を嫌うため、地植えの際は降雨のみで十分育ちます。雨が多すぎると、急に実が肥大し割れてしまうことがあるので注意しましょう。追肥は、一番果が鶏卵大になってから与えます。果実の肥大期には株に大きな負担がかかるため、このタイミングで追肥をして草勢を保ちましょう。

一般的に大玉スイカは40~50日くらいで収穫ができるようになります。実がついている部分の巻きひげが枯れたら収穫と言われていますが、人工授粉した日にちをつけ、そこから40~50日後を目安に収穫する方が分かりやすいです。

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春に植える野菜|アオイ科

オクラ

オクラ 花言葉 由来 育て方 

  • 種まき時期:4月~5月(要保温)
  • 苗の植え付け時期:5月
  • 収穫時期:7月~10月
  • プランター栽培:可能

オクラの発芽地温は25~30℃と高いため、直まきする際は充分に地温も上がる5月以降に種をまきましょう。早めに種まきするときは、ポットにまいて保温して育てます。 オクラは硬実種子で皮が硬いため、一昼夜水につけてふやかしてから種をまくと発芽しやすくなります。

オクラの実は、大きくなるとすじが硬くなって食べられなくなります。小さくても早めに収穫することがおすすめです。収穫した実のすぐ下の葉は、すべて摘み取るとつるボケを防止でき、風通しも良くなります。

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春に植える野菜|アブラナ科

キャベツ

キャベツ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:2月~3月(要保温)、7月~8月
  • 苗の植え付け時期:3月~4月、8月~9月
  • 収穫時期:6月~8月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

アオムシ、コナガ、ヨトウムシなどがつきやすいので早く見つけて対処することが最も大切です。プランター栽培では、普通のキャベツより小さく収穫できるミニキャベツが気軽に育てやすいのでおすすめ。

ダイコン

ダイコン 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:4月、8月下旬~9月
  • 収穫時期:6月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

ダイコンは直根性なので、苗の販売ではなく種まきからの栽培です。間引きのときに、子葉の形が良いものを残すと形の良いダイコンに育つと言われています。プランターで栽培するときは、なるべく深さのある器を選び、土は粒子の細かいものを選びましょう。長さが短めに育つミニ大根だと育てやすいですね。

ブロッコリー

ブロッコリー 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:2月(要保温)、7月~8月
  • 苗の植え付け時期:3月、9月
  • 収穫時期:5月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

ブロッコリーは、湿度に弱い性質があるので水の与えすぎは禁物です。葉の大きさに比べて茎が少し細いので、追肥のタイミングで株元へ軽く土寄せすると倒れません。収穫するときは、真ん中の頂花蕾を包丁で切り取り、その後に育つ小さな側花蕾は手やハサミで摘み取ります。

スティックブロッコリー(茎ブロッコリー)

スティックブロッコリー(茎ブロッコリー)

  • 種まき時期:2月(要保温)、7月~8月
  • 苗の植え付け時期:3月、9月
  • 収穫時期:5月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

普通のブロッコリーは真ん中の頂花蕾を大きく育てますが、スティックブロッコリーは頂花蕾が5cmくらいになったら摘芯を兼ねて収穫し、脇から伸びる側花蕾を大きく育てます。いっぺんに収穫するのではなく、少しずつ収穫できるため、家庭菜園向きの野菜です。

カリフラワー

カリフラワー 育て方 特徴 初心者おすすめ

  • 種まき時期:2月(要保温)、7月~8月
  • 苗の植え付け時期:3月、9月
  • 収穫時期:5月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

カリフラワーは、ブロッコリーが突然変異で白化したものです。ブロッコリーと同じく湿度に弱い性質があるため、株元の排水をよくしましょう。花蕾が7~8cmになったら防寒や花蕾のよごれを防ぐため、外葉を束ねて紐でくくったり、葉を切って帽子のように覆います。最近は花蕾が紫色やオレンジ色、グリーンの品種も流通し、オシャレな野菜として人気上昇中です。

カブ

カブ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:3月~5月、9月~10月
  • 収穫時期:5月~7月、10月~11月
  • プランター栽培:可能

カブは直根性のため、種からの栽培になります。好光性種子のため、光が当たりやすいように覆土の量は少なめを心がけましょう。収穫が遅れると、「す」が入ったりひび割れをおこしたりするので早めに採ります。白のほか、カラフルなものや小カブもあるので好きな品種を選びましょう。

水菜、カラシナ

水菜カラシナ

  • 種まき時期:4月~5月、9月~10月
  • プランター栽培:可能

水菜やカラシナは、アブラナ科の葉物野菜です。長日条件でとう立ちすることから、栽培に適しているのはどちらかというと秋まきですが、春にまくことも可能です。プランターでも簡単に栽培することができ、ベビーリーフとして収穫するのなら小さめのプランターでも栽培できます。

ラディッシュ

二十日大根

  • 種まき時期:3月~5月、9月~10月
  • 収穫時期:4月~6月、10月~12月
  • プランター栽培:可能

ラディッシュは、種をまいてから20日くらいで収穫できることから、日本では「二十日大根(はつかだいこん)」と呼ばれています。実際には収穫までに春夏で1か月ほど、秋冬で1~2か月ほどかかることが多いようです。直根性のため、種からの栽培になります。

プランターの深さをあまり必要とせず、小さなスペースで栽培することができます。また、他の野菜と比べて短期間で収穫できることもあり、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜のひとつです。赤をはじめ、カラフルな品種があるので好きなものを選びましょう。

小松菜

小松菜(コマツナ) 花言葉 育て方 種類

  • 種まき時期:3月~10月
  • 収穫時期:5月~12月
  • プランター栽培:可能

小松菜は1年の3/4ほど種をまける期間があり、非常に育てやすい野菜のため、家庭菜園でも定番です。夏の暑さにも強いですが、生育適温が20℃位なので、秋に種をまいて育てたほうが大株に育ちます。種をまいてから収穫まで50日ほどで収穫できますが、小松菜は株ごと収穫するだけでなく、外葉からも順次収穫できるので、長い間収穫を楽しめる野菜です。

ルッコラ

ルッコラ 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

  • 種まき時期:4月~6月、9月~10月
  • 収穫時期:5月~8月、10月~12月
  • プランター栽培:可能

ルッコラは、ゴマのような風味と爽やかな辛味がある葉物野菜。発芽しやすく、生育も早く、短期間で収穫できるので育てやすいです。株ごと引き抜いて収穫するほか、外葉から収穫して新芽やわき芽を伸ばして長く楽しむ方法もあります。苗での販売もありますが、サラダなどに使うために少しずつ収穫したい場合は、種から育てるのがおすすめです。

コールラビ

コールラビ 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

  • 種まき時期:3月~4月、8月~9月
  • 苗の植え付け時期:5月、9月
  • 収穫時期:6月~7月、10月~12月
  • プランター栽培:可能

コールラビは、キャベツ、ブロッコリー、ケールなどと同じ仲間です。丸くコロンとした形が可愛らしく、育つ姿を見るとほっこりします。球の横から出た葉は2~3cm残して切り取り、球の肥大をうながしましょう。球径が7~8cmくらいになったら根元から引き抜いて収穫します。

チンゲンサイ

チンゲンサイ 育て方 特徴

  • 種まき時期:3月~10月
  • 収穫時期:5月~12月
  • プランター栽培:可能

1年のうち3/4以上の種まき期間があるチンゲンサイは、非常に育てやすい野菜のため家庭菜園でも定番の野菜です。夏の暑さにも強いですが、生育適温が20℃位なので秋に種をまいて育てたほうが大株に育ちます。

株ごと収穫するだけでなく、外葉からも順次収穫できるので、長い間収穫を楽しめる野菜です。花が咲くころには葉の筋が硬くなるため食味は落ちます。葉の柔らかいうちに収穫しましょう。

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春に植える野菜|セリ科

ニンジン

ニンジン 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:3月~4月上旬、7月~8月
  • 収穫時期:6月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

ニンジンは直根性のため、種からの栽培になります。ニンジンは好光性種子のため真っ暗な環境では発芽しません。でも、土をほとんどかぶせない状態では種が乾きやすくなって発芽に失敗します。0.5~1cmくらいの覆土を心がけましょう。芽が出るまでの約1週間は土が乾ききらないように水やりをします。オレンジ色のほか、紫、黄色などのカラフルニンジンをはじめ、プランター栽培向きのミニニンジン(ベビーキャロット)もあります。

三つ葉

三つ葉の育て方 特徴 花言葉

  • 種まき時期:3月~6月、9月~10月
  • 苗の植え付け時期:5月~7月、10月~11月
  • 収穫時期:5月、11月~12月
  • プランター栽培:可能

涼しい気候を好み、暑さと乾燥を嫌うため、半日陰で湿気が多い所での栽培が向いています。プランターに種を直にまいても簡単に育ちます。水栽培にも向いているので、リボベジ(再生野菜)やキッチンガーデンとしても取り入れやすい野菜です。

多年草で冬を越せば同じ株から春に芽吹きますが、株が古くなってくると葉や茎が固くなり香りも落ちるため、種まきで更新した方がよいかもしれません。こぼれ種でも発芽するほど繁殖力が強いため、雑草化することもあります。

パセリ

パセリ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:3月~5月、9月~10月
  • 収穫時期:通年
  • プランター栽培:可能

パセリは冷涼な気候を好みます。日当りの良い場所~半日陰程度の場所で栽培できます。日当たりが良い方が葉の色が濃くなりますが、光が強すぎると葉が固くなるので、真夏より春や秋の方が葉がみずみずしく美味しく育ちます。収穫は下の方の葉から順に行い、新しい葉の生長をうながすようにするのがポイントです。種まきは春か秋ですが、苗でも出回ります。通年収穫できる野菜で、プランター栽培にも適しているので手軽に育てられます。

イタリアンパセリ

イタリアンパセリ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

  • 種まき時期:4月~5月、9月~10月
  • 収穫時期:通年
  • プランター栽培:可能

イタリアンパセリは、葉が縮れていない平葉種のパセリ。見た目はミツバに似ていますが、パセリ特有のすっきりした味がします。日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。夏の高温と乾燥で葉色が悪くなるので、春や秋のやさしい光で育てた方が柔らかくてみずみずしい葉に育ちます。種まきは春か秋ですが、苗でも出回ります。通年収穫できる野菜で、プランター栽培にも適しているので手軽に育てられます。

パクチー(コリアンダー)

パクチー 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

  • 種まき時期:3月~4月、9月~10月
  • 収穫時期:3月~5月、9月~11月
  • プランター栽培:可能

パクチーは、エスニック料理に使うハーブ。葉はもちろん、実も食用にでき、掘りあげた根も刻んでスープに加えたり、全草を使えます。日当たりを好みますが、少し日陰でも育ちます。水を好むので、土をあまり乾燥させないようにしましょう。夏の日差しを浴びすぎると花が咲き、葉が硬くなるので、秋のやさしい日差しの中で育てるのもおすすめです。苗も出回り、プランター栽培にも適しているので手軽に育てられる野菜です。

ディル

ディル

  • 種まき時期:3月~5月、9月~10月
  • 苗の植え付け時期:4月~6月、10月~11月
  • プランター栽培:可能

ディルは独特の風味で、魚料理やハーブビネガーなどに使われ、種や花も利用できます。一株あると料理の幅が広がるハーブのひとつです。

種からでも苗からでも育てることができますが、一回の料理で大量に使うハーブではないため、一株でも十分に楽しめることから苗での購入の方が一般的です。

草丈が20~30cm以上になったら収穫可能です。セリ科のハーブは、内側に新芽ができるので、外側の葉から収穫していきましょう。葉を利用したい場合は、花芽を摘んで花を咲かせないようにすると長期間、葉が収穫できます。

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春に植える野菜|ヒガンバナ科

ネギ

ネギ 育て方 特徴

  • 種まき時期:3月~4月、9月~11月
  • 収穫時期:種類による
  • プランター栽培:可能(種類による)

ネギにはたくさんの種類があり、大きく分けると長ネギと葉ネギに分けられます。畑ではすじまきにし、1cmの深さの溝を掘り、0.5~1cm間隔で種をまき、土をかけます。発芽まで乾かさないように水やりに注意しましょう。

品種により様々ですが、ポット苗、干しネギの苗が販売されています。一般的に干しネギの方が生育旺盛で収穫量も増えるため育てやすいようです。

苗で植え付けた場合も植え付け後1週間くらいは、土が乾燥しないように充分水を与えましょう。

    ニラ

    ニラ 育て方 特徴 花言葉

    • 種まき時期:3月~4月、9月~10月
    • 収穫時期:4月~10月
    • プランター栽培:可能

    ニラは多年草で、種まき初年度は収穫しませんが、一度植え付けると同じ株から数年収穫することができ、数年経過した後は株分けをするとさらに長く収穫することができます。畑だけでなくプランター栽培もできるので、家庭菜園向きの野菜のひとつです。

    チャイブ

    チャイブ 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

    • 種まき時期:3月~5月
    • 植え付け時期:4月~9月
    • プランター栽培:可能

    チャイブは、日本のアサツキの仲間です。葉が繊細で香りがマイルドなので、生ネギが苦手な方でも味わいやすくおすすめです。冬は地上部の生長が止まったようになりますが、春になると再び芽吹きます。春になると再び芽吹きます。収穫は葉が出ているうちならいつでも可能です。株元から2~3センチのところで剪定して追肥しておくと、しばらくすると新しい葉が出てきて、年に何度か収穫できます。5月~7月頃に可愛い花を咲かせるのですが、葉の柔らかさを重視するならば、花は早めに摘み取ったほうがよいです。

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    春に植える野菜|シソ科

        シソ(大葉)

        シソ 大葉

        • 種まき時期:4月~6月
        • 苗の植え付け時期:5月~6月
        • 収穫時期:6月~9月
        • プランター栽培:可能

        シソ(大葉)は育てやすく様々な料理に合うため、夏の家庭菜園でも定番的な存在。プランターでも育てることができます。

        苗で流通している時点では草丈15~20cmくらいのものが多いですが、庭や畑に植えると70~80cmくらい、時には1m近くまで育つこともあります。一度栽培すれば、翌年からはこぼれ種が発芽するほど繁殖力は旺盛です。

        プランター栽培は、大きめ(8号=24cm)以上のプランターで育てることをおすすめします。2~3苗を育てるなら65cm幅の横長プランターに2~3株が適量です。

        バジル

        バジル

        • 種まき時期:4月~6月
        • 苗の植え付け時期:4月~6月
        • 収穫時期:6月~9月
        • プランター栽培:可能

        爽やかな香りが食欲をそそり、肉や魚料理の風味付け、サラダ、パスタ、ピザの彩り、バジルを使ったソース、ジェノベーゼソースなど様々な料理に活用されるバジル。

        たくさんの種類があり、新品種も続々と登場しています。最近は3月頃から苗が流通しているのを見かけますが、寒さに弱いため定植は5月以降にし、4月いっぱいは夜間は室内で管理することをおすすめします。

         

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        春に植える野菜|キク科

        リーフレタス

        リーフレタス 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

        • 種まき時期:2月(要保温)~4月、8月~9月
        • 苗の植え付け時期:3月~5月、9月~10月
        • 収穫時期:5月~6月、11月~12月
        • プランター栽培:可能

        種も比較的よく発芽し、育ちが早く、玉レタスと比べると育てやすいです。葉色もグリーン、レッド、ブロンズ系など鮮やかで畑の彩にもなります。株元から切り取っていっぺんに収穫することもできますが、外側の葉から順番にかき取って収穫すると長い期間楽しめます。

        春菊

        シュンギク 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

        • 種まき時期:4月~5月、9月~10月
        • 苗の植え付け時期:5月、10月
        • 収穫時期:5月~7月、11月~12月
        • プランター栽培:可能

        葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。中葉種がもっとも多く栽培されていますが、その中でもあまり分枝せず茎が伸びやすい品種と、株元からよく分枝する品種に分かれます。収穫方法は、株ごと引き抜く方法と地際から4~5cm残してハサミで切り、その後はわき芽を育てて長く楽しむ摘み取り収穫があります。

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        春に植える野菜|アカザ科

        ホウレンソウ

        ホウレンソウ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

        • 種まき時期:3月~5月、7月~10月
        • 収穫時期:4月~7月、9月~12月
        • プランター栽培:可能

        ホウレンソウは、酸性土壌で育てると生育が悪くなります。土の酸度が酸性に傾いている場合は、石灰を施すなど、酸度調整をしっかり行いましょう。また、暖かくなって昼間の時間が長くなるととう立ちして花が咲きます。春まきでは、とう立ちしにくい晩抽性品種を選ぶとよいです。街灯などの光にも反応し、昼間と勘違いして花茎を伸ばす性質があります。夜も明るい場所での栽培は避けましょう。

        スイスチャード

        スイスチャード 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

        • 種まき時期:4月~10月
        • 収穫時期:通年
        • プランター栽培:可能

        スイスチャードは、葉柄や葉脈が赤やピンク、オレンジ、黄色、黄緑、白などさまざまな色をしていて、寄せ植えや花壇に植えるカラーリーフとしても用いられるほど美しい野菜です。真冬には生育は鈍りますが、ほぼ1年を通して収穫できます。暑さ寒さに強いスイスチャードは、とても育てやすい野菜です。大きく立派に育てると、畑の彩りとしては華やかでよいですが葉茎が固くなります。間引き菜はベビーリーフとしてサラダなどでそのまま食べ、育ってきたらさっと下茹でしてから調理すると美味しいです。

        ビーツ

        ビーツ 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

        • 種まき時期:3月~4月、9月
        • 収穫時期:6月~7月、11月~12月
        • プランター栽培:可能

        ビーツはロシアの家庭料理で有名な赤いシチュー「ボルシチ」に欠かせない野菜。スイスチャードの仲間ですが、根がカブのように肥大します。間引きした柔らかい葉は、生食のサラダなどで食し、ある程度育った葉は下茹でしてから調理しましょう。根の部分は、あまり大きいものよりも、径7~8cmくらいで丸型、表面のでこぼこが少ないものが美味しいと言われます。

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        その他の春に植える野菜

        ベビーリーフ

        ベビーリーフ 育て方 特徴 秋冬 おすすめ

        • 種まき時期:3月~6月、9月~10月
        • 収穫時期:4月~11月
        • プランター栽培:可能

        ベビーリーフは、普通の収穫時のサイズよりも小さな状態で収穫する葉のこと。レタス類やミズナ、ホウレンソウ、スイスチャードなどを単体で栽培して葉を若どりしたり、数種類の野菜の種を混ぜてカラフルに育てることもできます。草丈10cm~15cmくらいになったら、ハサミで全体をカットして収穫し、追肥して水やりを続けると再び収穫できます。または、ほどよく間引きと追肥を繰り返し、間引き菜はサラダなどに使い、徐々に1つ1つの株を大きく育てていくと、本来の大きさも楽しむことができて面白いです。

        シカクマメ

        シカクマメ

        • 種まき時期:5月
        • 植え付け時期:5月~6月
        • プランター栽培:可能

        四角豆(シカクマメ)は熱帯アジアが原産のマメ科の野菜で、サヤの断面が四角形をしていることが名前の由来です。夏にスイートピーに似た、美しい淡い青~紫色の花が開花し、その後サヤが10~15cmくらいが収穫の目安です。サヤを食べるのが一般的ですが、花や葉、塊根、豆も食べることができます。明るい緑色の葉のつるは2~4mほど伸びるので、最近は観賞目的のグリーンカーテン素材として使われることもあります。栽培には、つるを這わせる支柱やネットが必要です。

        トウモロコシ

        トウモロコシ 花 育て方ポイント 特徴

        • 種まき時期:4月~5月
        • 苗の植え付け時期:5月~6月
        • 収穫時期:7月~8月

        トウモロコシの発芽地温は25~30℃と高めです。1か所に3~4粒ずつまき、発芽まではたっぷりと水を与えます。鳥の被害からトウモロコシの種を守るために育苗するか、畝に不織布をべたがけして発芽を待ちましょう。

        トウモロコシの開花期がずれると不稔粒といって実が充実しないことがあるので、畝に2列以上種をまくことで同じ品種の他の花粉で受粉することができます。また、違う品種を至近距離で育てると交雑してしまい、上手に受粉できません。同じ畑で育てる場合は、花粉が飛ばないよう十分距離をとって育てましょう。

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